【イベント・レポート】Cream(クリーム)4月号(メディアックス)発売記念 篠見星奈さん握手会(秋葉原)
はじめに
去る3月7日(金)、東京・秋葉原の書泉ブックタワーさんにて、「Cream(クリーム)4月号(メディアックス)発売記念 篠見星奈さん握手会」が行われました。
当日の東京は、前日までパラついていた雨が夜のうちに上がり、朝から春の訪れが近いことを感じさせる優しい陽射しと穏やかな青い空が広がって、まさに絶好のイベント日和。
きっとファンの皆さんの想いが天に通じたのでしょう。
篠見星奈(しのみ・せいな)さんは、グラビア・アイドルを中心に結成された6人組アイドル・グループ「あまいものつめあわせ(略称:あまつめ)」のメンバー(メンバーカラー:青色)で、北海道出身の25歳。
165センチの高身長。
しなやかで健やかなボディから伸びる白くたおやかな四肢。
ひときわ目を引く、はち切れんばかりに主張する豊かなお胸とくびれたウエスト。
少し面長のお姉さんっぽい輪郭に、シャープで現代的なあごのライン。
そのつぶらな瞳で見つめられれば、どんな男も一瞬で恋に落ちてしまいそうな、大人びた雰囲気を漂わせる完璧なルックスの美人さんです。
「可愛い」アイドルさんはたくさんいますが、ここまで非の打ちどころがないほど「美しい」方は滅多にいらっしゃいません。
ご本人は「背が高いのがコンプレックスでした」とおっしゃいますが、いえいえ、モデルさんみたいで素敵じゃないですか。
僕は背の高い女性が大好きです!(お前の趣味は聞いていない。)
でも、こんなに美人さんなのに、大変気さくで親しみ易く、誰に対してもフレンドリーに接して下さるので、初対面の方でも緊張することなく、すぐに打ち解けることができるでしょう。
「話すのが好きなんです。私に緊張感を抱いたり、壁を作ったりして欲しくないので、どんどんしゃべります。事務所の中でも年上の立ち位置なんですけど、後輩に対して、なるべく親しみやすい存在でいたいので。人を笑わせるのも好きで、自分から笑いを取りに行きます。グループ(あまつめ)の中にいても、メンバーによく笑われるんですよ。最近は『星奈さん、おもしろいですよ!』とか『ぶっ飛んでる!』とか、よく言われます。」
皆さんの予想通り、星奈さんは小さい頃から、とにかく元気で明るく、活発な女の子だったそうです。
「昔はアウトドア派だったんですよ。学校が終わると、まっすぐ公園に行っちゃうような。だから、いつも日焼けで真っ黒になっていました。」
ところが、中学生くらいの時から「インドア派」に変わってしまいます。
「ちょっと身体を弱くしちゃって。隙さえあれば、家にいるようになりました。と言うか、家にいなきゃいけなかったんですけど。それで、おうちが好きになっちゃったんです。今でも、東京の人混みに疲れちゃったときなんか、おうちに帰ると落ち着くんです。私の家、居心地がいいんで。」
それは羨ましいですね。
星奈さんとアイドル
星奈さんは元々、2次元のアイドルがお好きで、特に「ラブライブ」には中学2年くらいから丸10年も「ドハマリ」しているそうです。
イベントにも行くし、アクスタ(=アクリルスタンド)などのグッズも「どこに置こうか」と悩むくらい、家中にいっぱいあるのだとか。
けれども、自分が(3次元の)アイドルになりたいと思ったことはありませんでした。
ただ、歌やダンスは好きで、特にダンスは4歳~14歳までの10年間、近所のスタジオに週3~4回も通い、ジャズダンスをメインとして本格的に習いました。
幼稚園の時はお遊戯程度でしたが、小学生になると上級生(6年生)と同じクラスに入り、厳しくなったレッスンを泣きながら続けたのです。
「将来は、このスタジオでジャズダンスの先生になるんだ!」と思うほど、本気で打ち込みました。
高校生になり、そろそろ進路を決めなければいけなくなると、「ダンスを10年もやったのだから、人前に立つ仕事がしたいなあ」と漠然と考え始めます。
そんな折、偶然にも地元・札幌で現在の事務所さん(SPJ Entertainment)のオーディションが開催されたのです。
何となく受けてみると、審査を通過してしまい、東京で行われる最終審査に進むことになりました。
上京した星奈さんは、ふと天をあおいで、「東京の空は狭いなあ」と思ったそうです。
北海道は高い建物が少ないので、空が広く見えますが、東京は高層ビルがいっぱいあるから「空が狭い」のだと。
なるほど、いい表現ですね!
そして、星奈さんは最終審査に合格します。
それまで特に具体的な目標があったわけではないので、受かってから「自分は何がしたいんだろう?」と考えました。
そこに舞い込んで来たのは、「アイドルにならないか」というオファーでした。
2018年6月、星奈さんは、アイドル・グループ「Nicedice(ナイスダイス)」に加入します。
高校卒業後、2週間で上京し、2か月後にはデビューしたのです。
Nicediceは2017年12月、グラビア・アイドルの西永彩奈さん!(現・本誌副編集長)をリーダー(!)として結成。
当初のメンバーは3人でしたが、半年後、星奈さんらを加えて5人組になりました。
僕は、Nicediceが結成された頃のことをよく覚えています。
『クリーム2018年2月号』の「クリーム情報局」には、西永さんの項目にNicediceのことも書かれていて、「今後が注目だ☆」とコメントが。
さらに、2018年8月号の「クリーム情報局」には、「5人体制になりました!」として、星奈さんも含めた5人のアー写と共に、1stワンマンライブ開催の情報が紹介されています。
2018年12月号の「クリーム情報局」には、その1stワンマンライブのレポートが控えめに掲載。
やはり、西永さんがリーダーのアイドル・グループということで、僕のところにも情報が細切れで入って来たものです。
星奈さんが当時を振り返ります。
「今思うと、元々がグラビア系の事務所なので、アイドル・グループは『とりあえずやってみた』という感じでした。コンセプトも決まっていなくて、ファンの方がアイドルを好きになるには理由があると思うんですけど、それが見つけにくかった。でも、アイドル活動自体は楽しかったですよ。1年くらいやったのかな。」
結局、Nicediceは2019年春頃から活動が途絶えてしまいます。
しかし、その時の反省点は、確実に現在の「あまいものつめあわせ」の活動に活かされているのだと。
「今は、あのころとは比べ物にならないくらい規模が大きくなりました。事務所がアイドルに本気で力を入れているのがわかります。事務所とメンバーとファンの方が一体になって作り上げている感じ。ファンの方の声を聞きながら、メンバーが事務所に色々提案しています。とてもいい環境だと思います。」
転んでもタダでは起きなかったということですね。
さて、星奈さんはNicediceの活動が途絶えた後、いったん所属事務所を退所し、2年ほどの間、撮影会モデルとして活動されていました。
「あのころは本当に撮影会ばっかりでしたね。」
そんな星奈さんに、退所した事務所さんから再び声が掛かり、最初の転機が訪れます。
星奈さんとグラビア(その1)
2021年8月、星奈さんは「第4回ミス週刊実話WJガールオーディション」で特別賞を受賞して、一気にグラビア界の注目を集めたのです。
「事務所の社長から『グラビアに挑戦してみないか』って声を掛けられたんです。札幌から上京させたので、責任があると思ったんでしょうか。私もがんばりたいと思ったんですけど、そんなときにちょうど賞レースがあるというので、受けてみることにしました。オーディション自体は、この年の5月くらいから始まったんですけど、賞をいただいてからは、撮影会をやりながら面接を受けて、みたいな感じで、DVDの発売が決まりました。」
星奈さんは、最初のうちはDVDの面接になかなか通らなかったそうです。
「ビジュアルを良くするために、ダイエットをがんばりました。やせたら受かりました。」
このときの気持ちを、星奈さんはSNSに次のように綴っています。
「この度、篠見星奈 1stDVD のリリースが決定しました~!
DVD リリースを目標に活動をしてきたので本当に本当に嬉しいです
こうやって活動できるのも応援してくれるみんなのおかげ!ありがとうございます」
そして、この年の最後のSNSには、次のようにあります。
「2021 年ありがとうございました!
今年は私にとって人生が変わった年でした!
勇気を出して行動したことが多く
今までで1番成長できた年だと思います」
芸能の世界は厳しくて、努力したからと言って必ず報われるとは限りません。
しかし、成功をつかみ取っている方は、間違いなく見えないところで壮絶な努力を積み重ねています。
「本当に、がんばって良かったと思いました。でも、ここからがスタートだとも。」
初めてのDVDは沖縄で三日間かけて撮影されました。
「スタッフさんがベテランの方ばかりで、たくさん助けていただき、色んなことをいっぱい吸収することができました。」
こうして、2022年4月、1st DVD『少女の祈り』(竹書房)が発売されます。
透き通るような白い肌と素晴らしいスタイルの、純朴さも感じられる美しい新人グラビアアイドルの鮮烈なイメージ映像は話題に話題を呼び、Amazon売れ筋ランキング(DVD)女性アイドル部門で1位を獲得。
「びっくりしました。1位のすごさは今ならわかりますけど、このときはまだよくわかってなくて、何か1位になっちゃったよ~、みたいな。」
翌月には、ソフマップAKIBAパソコン・デジタル館でリリースイベント(=リリイベ)が行われます。
「ちょうどコロナ禍の真っ最中で、イベントの規制があって、お客さんはマスク、チェキを撮るのもパーティーション越し、握手もナシだったので、なかなか実感がわかなかったんですけど。」
それでも、星奈さんにとって初めてのリリイベは大盛況に終わったのでした。
同年8月には「第13回ミスヤングチャンピオン2022」の準グランプリを獲得します。
「コロナ禍で、もう一発がんばろうって感じでオーディションを受けました。これも3ヵ月くらい前から始まっていたんですけど、結果を聞いたのは、ちょうど北海道に帰省している時でした。正直、グランプリを狙っていたので、悔しい気持ちもあったんですけど、本気で取り組んだから、いい経験になりました。そのときにファンになって、今でもライブに来てくださる方もいらっしゃいます。」
そして年末には、その年に最もショップに貢献したアイドルを選ぶアワード「グラビア・オブ・ザ・イヤー2022」で新人賞に輝きました。
2022年も、星奈さんにとって、さらなる飛躍の年だったと言えるでしょう。
星奈さんとグラビア(その2)
2023年3月、星奈さんは『週刊実話』の表紙に選ばれます。
星奈さんにとって初の、撮り下ろしでの雑誌の表紙でした。
「いやあ、びっくりしました。ミス週刊実話のオーディションからはかなり時間が経っているので、個人でいただいたお仕事でした。友だちから『コンビニにいたよ』って連絡があったりしました。コンビニや本屋さんに私の顔が並んでいて、現実なのかって。でも、またがんばろうって思いました。」
2024年1月には、TSE(台湾写真博覧会)に参加。
初めての海外遠征です。
「最初は、誰が来るんだろうって思いました。台湾に私のこと知ってる人なんていないし。それに、初めての海外でのお仕事で、不安で不安で。でも、現地に行くと、私のこと『スキ』って言ってくれる方がたくさんいらっしゃったんです。私の画像を編集してオリジナルのフォトカードを作って渡してくれた方とか。知らない土地でも愛されるのは幸せなだなって思って、海外にも視野が向きました。」
同年12月には、早くも2回目の台湾遠征が。
「台湾の良さを知って、『また行きたいな、来年あたり行けたらいいな』と思ってたら、ギリギリ年内、1年も経たないうちにもう一度、行くことができました。前回は行けなかったって方も来てくださって、三日目の最終日には、前回の倍以上の方が参加してくださいました。忙しくてご飯を食べるヒマもなくて、5分でお米をかき込んだり、8時間も立ちっぱなしで疲労がピークだったりしたんですけど、ファンの方の優しさと温かさが身に染みて、本当に嬉しかったです。」
2024年11月には、11枚目となるDVD『主従関係?』(エスデジタル)を発表。
「私はDVDとか撮影会のお仕事はコンスタントにいただいてますけど、雑誌にはなかなか載らないですし、賞レースでもグランプリにはなかなかなれなかったりして、悩んでた時期があったんです。それに、今はインフルエンサーが注目されているので、グラビアアイドルのハードルが上がっていて、難しいなって。でも、ファーストDVDで注目していただいて、一発屋にならずに11枚目までコンスタントにリリースできているのは、やっぱりファンの皆さんのおかげだなって思います。だから、DVDも続けて出せるように頑張りたいです。」
ファンの方への感謝の気持ちを何度も何度も繰り返す星奈さん。
「もちろん、雑誌の撮り下ろし掲載もハードルが高いですけど、頑張って行きたいですし、やっぱりアイドルだけじゃなく、グラビアでも頑張って、あまつめの名も広めたいです。これからもエンジン全開で走り続けます!」
大きな瞳をさらに大きく見開いて、まっすぐに前を向きながら、きっぱりとそう言い切る星奈さんに、悲壮な雰囲気は全く感じられません。
虫たちを冬の眠りから目覚めさせる優しい春の太陽のような暖かさでファンの方を包みながら、これからも星奈さんはグラビアアイドルの頂点への道を突き進んでゆかれることでしょう。
星奈さんと「あまいものつめあわせ」
DVDを年間3~4枚のハイペースで発表し、そのリリースイベントを行い、雑誌に掲載されたり、撮影会に出たりと、順調にグラビア活動を進めていた星奈さんに、2023年、また新たな局面が訪れます。
事務所さんから、「アイドル・グループを結成するので、そのメンバーにならないか」という打診があったのです。
そのグループこそが、今やライブ・アイドル界の台風の目となった「あまいものつめあわせ(略称:あまつめ)」でした。
「実は、あまつめができる1年半くらい前から事務所でアイドル・グループを作ろうという話しは3回くらいあって、私にも毎回、声はかかっていたんですけど、実現しませんでした。そのころ、生身のアイドルを好きになって、私はダンスが好きなのかアイドルをやりたいのか、どっちだろうと思っていたら、ちょうど『あまつめ』の話しが来ました。」
あまつめは2023年9月、星奈さんを含む4人でプレデビュー。
翌2024年1月に、追加メンバーを加えて本デビューを果たします。
メンバーは現在、星奈さんと、ちとせよしのさん、中川心(なかがわ・こころ)さん、高橋桃子(たかはし・ももこ)さん、三葉(みつば)ゆあさん(※今年4月卒業予定)、西緒(にしお)りりさんの6人。
皆さん、グラビアなどで活躍されていて、『クリーム』でもおなじみの方ばかりです。
星奈さんのメンバーカラーは青色。
上述のように、ダンスを10年間も習っていたので、グループ内でいちばんダンスが得意です。
「でも、アイドルのダンスは私がやっていたジャズダンスとは見せ方が違います。」
現在は、グラビア撮影の合間を縫って、レッスンに勤しむ日々。
しかし、苦労の甲斐あって、あまつめさんは各地のライブで驚異的な人気です。
ソフマップのイベントご担当者さんは、「あまつめ、動員スゴイよ!」と感嘆されていました。
「集客もそうなんですけど、ファンの方の団結力が想像以上なんです!」と星奈さん。
そして、2024年8月、あまつめさんは結成1年目にして早くも、世界最大のアイドル・イベントである「TIF(東京アイドル・フェスティバル)」に出場されました。
「事務所もメンバーも、まさかこんなに早くTIFに出られることになるとは思っていなかったので、びっくりしました。TIFの名前はもちろん知ってたんですけど、そんな大きなフェスにデビュー1年未満で出られるなんて衝撃でした。」
さらに、あまつめさんは事前に行われた「メインステージ争奪LIVE前哨戦」を勝ち抜き、何と決勝戦まで進出することに。
「初日のSMILE GARDEN(スマイル・ガーデン)は本当に大きなステージでした。広かった。」
メインステージ争奪戦の結果は、惜しくも2位でしたが。
「TIFの三日間を通じて、夏の苦手な私が『夏っていいな』と思えました。ファンの皆さんの熱い想いをむき出しにした一体感が、とても心地良かったです。これからも頑張って、また、この大きなステージに出たいです。」
同年12月、あまつめさんはタイに遠征。
星奈さんにとって、アイドルとしては初めての海外遠征でした。
「よしの(ちとせさん)が別仕事でいなくて、最初から5人で行ったんですけど、三日目になって、心(中川さん)とゆあ(三葉さん)の声が出なくなって、6人の楽曲を3人でカバーしたんです。『あまつめ』の中では私とよしのがお姉さん的存在なんですけど、よしのがいないから私一人で、何とか立て直さなきゃって、すごいプレッシャーでした。みんな普段は甘えん坊なので。最終日は3人で歌割りを考えて、桃子(高橋さん)とりり(西緒さん)が『やります!』って言ってくれて。すごく印象的でした。ああ、二人とも成長したなって。グループとしても、絆が強まったと思います。」
今年1月、あまつめさんはデビュー1周年を記念して、初のワンマンライブを開催しました。
「これまでメンバーごとの生誕祭はやって来たんですけど、あまつめとしてのワンマンは初めてです。あまつめは自分たちの持ち曲がまだそんなに多くないんですけど、素敵なセットリストができました。それから、新衣装をお披露目しました。私たち、プレデビューの時からずっと同じ衣装だったんで、結構ボロボロになっていて、待望の新衣装でテンション上がりまくって、いっぱいアドリブしました。ライブの良さと言うか、生(なま)感が最高潮に出たかなと思います。」
グラビアの時とはまた違う生き生きとした表情で「あまつめ」のことを語る星奈さん。
このグループに賭ける意気込みがにじみ出るかのように、頬がうっすらと赤みを帯びて来ました。
「あまつめは、今はもう自分の一部です。最初は、どういうグループになるんだという不安もありましたが、メンバーがみんな向上心の塊(かたまり)で、お互いのことを考えられるので、とても居心地がいいんです。このメンバーでもっと高みを目指して行きたいと思える、大切な存在です。」
以前、『BUBKA(ブブカ)2024年6月号』(白夜書房)のインタビューで、星奈さんは「あまつめ」のことを「第二の青春」とおっしゃっていました。
「ほんとに仲良くって、楽屋でもずっとしゃべっていて、女子校みたいだなって思います。友だちとはまた違うんですけど、何て言えばいいかわからない、でも『唯一無二』だと思います。」
星奈さんにとって、アイドルとしての目標は何ですか?
「10年ダンスを習ってたんで、ダンスのスキルを活かしてグループに貢献して、『あの青のダンスの上手い子、誰だ?』って言われるようになりたいです!」
そんな風に笑顔で力強く語る星奈さんの今後の活動から、ますます目が離せません。
星奈さんと『クリーム』
星奈さんの『クリーム』初登場は2022年8月号。
その撮影は、ちょうど星奈さんのファーストDVDが発売された頃でした。
「『クリーム』の撮影が決まった時は、素直にうれしかったです。それまで雑誌の撮り下ろしはほぼなかったので、撮影の時はとても緊張しました。」
衣装は、白地に紺の襟と袖の半袖セーラー服、それと鮮烈な真紅のブルマー(!)でした。
この号の「クリーム情報局」には、トップページに大きく星奈さんが掲載され、「グラビア界に衝撃が走る! 黒髪美少女大降臨!」「1st DVDは今も好セールスを続け、7月には2nd DVDも! 2022年は彼女から目を離しては絶対ダメ」と解説されています。
同号では、書泉ブックタワーさんで星奈さんの「お渡し会」も開催しました(※その時の模様は下のイベント・レポートをご覧下さい)。
『クリーム2022年8月号』篠見星奈さんお渡し会イベント・レポート
僕はその時、初めて星奈さんとお会いしましたが、印象は今と全く変わりません。
上のレポートには、「プロフィールだけ見ると、あまりにもハイスペックで近寄り難い方なのかなと思ってしまいますが、実際にお会いすると、サバサバとして『男前』で、とても親しみやすい雰囲気を持っていらっしゃいます」と書いてあります。
続いて、2022年10月号、2024年6月号に掲載。
2024年6月号では、約2年ぶりに発売記念イベントを行いました(※下のイベント・レポートをご覧下さい)。
『クリーム2024年6月号』篠見星奈さん握手会イベント・レポート
今回はそれ以来、約10か月ぶり、4回目の『クリーム』掲載にして、初の表紙・巻頭です。
「表紙だっていう連絡をもらって、『まさか!』という気持ちでした。グループ(あまつめ)の中ではお姉さん的な立ち位置にいるので、かわいい系の雑誌の表紙になるなんて思ってませんでした。ファンの方もびっくりして、喜んでくださって、それがいちばん嬉しいです。」
星奈さんは美人でスタイルが良くて華もあるし、表紙にふさわしいんじゃないかって、僕はずっとプッシュしていましたよ。
それに、編集長から企画書が送られて来た時、私立のお嬢様学校のような珍しい制服を着て三つ編みで微笑む星奈さんの写真を見て、「これは絵になるな」と思いました。
「制服がお気に入りなんです。形はセーラー服なんだけど、オシャレな感じでかわいくて。あと、競泳水着をきることがあまりなかったので。片手で足りるくらいかな。ファンの方にも見てみたいと言われていたので、これもお気に入りです。実は、あんまり泳げないんですけど。」
確かに、星奈さんはビキニでお胸を強調されているイメージが強いですね。
でも、競泳水着も手足の長さが際立って、とてもお似合いだと思います。
水色の光沢のある生地もスタイリッシュで、新鮮な感じです。
「ファンの皆さんには、見捨てずにずっとついて来て下さって、ありがとうございます!という気持ちです。『クリーム』さんでまた表紙になりたいのはもちろんですけど、色んな制服を着てみたいです。あと、あまつめのメンバー全員で出てみたいですね。メンバーがそれぞれ違う制服を着るのも、おもしろいと思います。」
今回のイベントは、星奈さんの『クリーム』初表紙・巻頭を記念したものです。
初表紙記念ということで、事前にご本人のSNSなどで大変熱心に告知して下さいました。
その甲斐あって、限定2名のプレミアムな10冊券と、同じく限定3名の7冊券は発券開始するや、たちまち完売!
「完売早くてびっくりしたよ~」と星奈さんはコメントされています。
さらに、限定5名の5冊券もほどなくして完売!
当日も多くのファンの方が駆けつけ、大盛況のイベントとなったのでした。
ありがとうございます!
これも、星奈さんが普段からファンの方との交流を大切にされているからこそでしょう。
星奈さんはイベント当日、「今日はよろしくおねがいします!」と、はつらつとしたご挨拶と共に会場入り。
それから、長テーブルの上に山と積まれた『クリーム』に一冊一冊、心を込めてサインを入れて下さいました。
筆記体の「Seina」と綴った文字を組み合わせた、オシャレで凝ったサインです。
「前は一文字ずつきっちり書いていたんですけど、サインを入れる量がだんだん増えて来て、『もうムリ!』ってなってます。」
見ると、文字が一筆書きみたいにつながっていますが、このほうが芸能人っぽくてカッコいいんじゃないでしょうか。
館内放送
今回は、星奈さんの表紙記念イベントのため、事前に書泉さんのご担当者さんと相談して、ある「サプライズ」を用意していました。
星奈さんご本人による「館内放送」です。
舞台などでは、演者さんが「まもなく開演です!」と館内放送をされることはよくありますね。
『クリーム』では、昨年(2024年)8月号の一色春凛さん以来、椿野ゆうこさん、ちとせよしのさん、入間ゆいさんと毎号、表紙の方の発売記念イベントのたびに行い、いずれもファンの皆さんに大好評を博しました。
これまでは必ず、事前にご本人のSNSで「○時頃に店内にいると、何かいいことがあるかも」などと匂わせる告知をしていたのですが、今回は告知一切ナシの完全なサプライズです。
星奈さんはサイン入れ、メイク、お着替えを済まされた後、放送設備のある10Fのバックヤードへ。
18時になると同時に、我々関係者が見守る中、原稿を手にマイクを握られます。
「本日は書泉ブックタワーにご来店下さいまして、誠にありがとうございます。
イベントのご案内を申し上げます。
まもなく、18時30分より、9Fイベントホールにおきまして、【Cream(クリーム)4月号発売記念 篠見星奈さん握手会】を開催致します。
当日券は、2冊券・3冊券の2種類のみ、4Fレジカウンターにて発券中でございます。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。
篠見星奈でした!!!」
さすが、星奈さんはラジオのMCなども務めていらっしゃるだけあって、初見の原稿を全く詰まることなく、プロのアナウンサーのように完璧に読み上げられました。
最後にご自分のお名前を名乗るところだけは、いつもの星奈さんでしたが。
18時20分になると、2回目の館内放送です。
今度は、既に正体を明らかにしているので、1回目よりはくだけた感じで、星奈さんらしくアレンジして原稿を読んでいただきました。
「書泉ブックタワーにお越しの皆さん、こんばんは!
あまいものつめあわせの篠見星奈です!
みんな、今日は調子いいですか?
星奈は超ハッピー・ラッキー・元気です!
もうすぐ、18時30分から、9Fイベントホールで、私の初めての『クリーム』表紙記念のお渡し会があります!
やったあ!
まさか自分が表紙になるなんて思ってもいなかったので、本当に嬉しいです!
直接感謝の気持ちを伝えさせてください!
当日券は、2冊券・3冊券のみ、4Fレジカウンターで発券中です!
みんな、後で会えるの楽しみにしてるよ~!
篠見星奈でした~!!!」
星奈さんのSNSには、ファンの方から「『篠見星奈でした~♡」でかわいくて倒れそうになった」「エッ となりました」などとリプライがあり、サプライズは大成功!
いやあ、素晴らしい!
星奈さんはイベント会場の9Fへと駆け下り、撮影や追加サインなど、必要な準備を慌ただしくこなされ、ついにイベント開始時間を迎えたのでした。
いよいよイベント開始(その1)
さて、いよいよイベントの始まり。
星奈さんは、『クリーム4月号』の表紙で着ているのと同じ、王道の白ビキニ姿でご登場。
北海道の大地を思わせるようなピュアなホワイトの水着が、星奈さんの優美でありながらメリハリの利いたスタイルと気品のあるお顔立ちを、よりいっそう際立たせています。
今回のイベントは、撮影&握手会。
購入冊数に応じて、特典が異なります。
すべての券種で、事前サイン本のお渡しと、お客様のカメラまたはスマホでの撮影、2ショット・チェキの撮影が可能。
さらに、3冊券以上ではチェキへのサイン入れ、5冊券以上では特製マウスパッドのお渡しと私物サイン、7冊券では、それに加えて、特製マグカップのプレゼント、10冊券では、『クリーム4月号』の表紙ポスターを差し上げます。
何という豪華な特典でしょうか。
会場に「あまつめ」のポップでコミカルな楽曲がランダムに流れる中、ファンの方が順番にブース内へ。
星奈さんは、常連のファンの方の顔と名前を完璧に把握していらっしゃいます。
ファンの方の近況も、SNSなどで確認して、詳細までご存じです。
最初は、2冊券の方です。
「えー、ありがとー! うれしー! またトップバッターだね。」
「表紙おめでとう!」
ファンの方から祝福の声が送られました。
続いては「初めまして」の方。
「はじめまして~!」
「初めまして、○○です。」
「来た時に、そうだと思った。」
「いつから知ってるの、せな(=星奈さん)のこと?」
「1年くらい前から。ライブとかDVDイベントとか、また来ます。」
SNSで交流のあるファンの方は、初対面でもすぐにわかってしまう星奈さんなのでした。
次の方、どうぞ。
「ありがとー! ライブでも会えるし、イベントも来てくれて、うれしー!」
星奈さんは、常にファンの方への感謝の気持ちを忘れません。
今度の方は…。
「ありがとー! はじめて?」
「初めましてなんですけど、1年前に汐留に行って。」
「あのフリーライブ?」
「その時は、西緒りりさんに挨拶したんですけど…。」
「うれしー! 2回目なんだ!」
こんな明るい星奈さんですから、一度会ったら、みんなファンになってしまいます。
続いては、常連の方です。
「○○!」ファンの方のお名前を呼ぶ星奈さん。
「バレたか?」
「バレてるよ。びっくりした~。」
「そう、いるのですよ。この前、来られなかったので。」
「うれしい、来てくれて!」
ファンの方も律儀ですね。
次の方は、星奈さんのメンバーカラーである青い色の服を着ていらっしゃいます。
「ありがとー! あれ?」
「あ、初めてです。」
「服が青だし。」
「おー! 水着がすごい!」
「ありがとー、感動してくれて。え、お名前は?」
「○○と言います。」
「また会おうよ!」
「初めまして」のファンの方のことを一生懸命、覚えようとする星奈さんです。
今度は仕事帰りの方。
「あー、ありがとー! うれしー! お仕事おつかれさまでした!」
星奈さんに会えれば、仕事の疲れも一瞬で吹き飛びますね。
続いては…。
「あー、○○ちゃん! ありがとー! え、うれしー!」
「表紙おめでとうございます!」
「ありがとー! 緊張する? 今日もオシャレだね。グラビアのイベントは初だよね?」
「はい。2冊だけなんです。」
「え、ぜんぜん! 2冊【も】だよ。ありがとね!」
冊数に関わらず、来て下さった方への感謝の気持ちを忘れない星奈さんなのでした。
次は「お久しぶり」の方です。
「あ、あ、ありがとー! おひさしぶりだ~!」
「よしのちゃんの生誕祭(1月19日)以来かな?」
「結構たってる。2か月ぶりくらい? ありがとう、来てくれて! うれしい!」
「今日はちょうど仕事終わりで、来られそうだったんで、当日券で。」
「あ、そうなの? 当日券は2冊と3冊しかないから。」
「ほんとは5冊券買おうかなと思ったんだけど、売り切れちゃってたんで。」
いえいえ、お忙しい中、ありがとうございます!
お仕事終わりの方が次々と駆けつけて来られましたよ。
「あ、こんにちは!」
「前に、よしのさんの生誕祭で」と言いながら、スマホに保存してある画像を星奈さんに見せるファンの方。
「あー、前も見せてくれた! ありがとー、来てくれて! うれしい! お仕事おつかれさま!」
こうして、星奈さんのファンの方がどんどん増えてゆくのですね。
今度は、台湾からお越しの方です。
「わー、謝謝(シェシェ)~!」
この方は、タブレットで日本語に翻訳されたメッセージを星奈さんにお見せになりました。
「Hello! Two days? OK! 謝謝! I was born in Sapporo, Hokkaido. I remember you! OK? ありがとー! ナイスナイス!」
星奈さんは、英語と中国語と日本語のちゃんぽんで一生懸命、この異国のファンの方とコミュニケーションを取ろうとされます。
昨年(2024年)の台湾遠征の時に初めて会われた方なのだそうです。
アイドルさんもインターナショナルな時代ですね。
星奈さんは「韓国語ならK-POPが好きなんで少しは話せるんですけど、中国語は謝謝(ありがとう)くらいしかわからないですし、英語は言葉が全然出て来ない」とおっしゃっていましたが、そんなことありませんよ。
星奈さんのお気持ちは十二分に相手の方にも伝わっていると思います。
大事なのは【ハート】ですよ。
いよいよイベント開始(その2)
続いては3冊券の方。
最初は女性の方です。
「○○~! ○○~! ありがとー! かわいい~! うれしい~! 髪型かわった? かわいいよね!」嬉しそうにファンの方に語り掛ける星奈さん。
もう、どちらがファンなのか、わかりません。
「推してるよ。ありがとね」ファンの方が応えます。
「こちらこそ、ありがとう!」
同性にも愛されるのは本物のアイドルさんの証ですね。
次の方は…。
「あー、ありがとー! 髪切った?」
「うん、切った。」
「やっぱり!」
「さすが!」
星奈さんは、ファンの方のことを本当によくご覧になっています。
「水着で会うの、はじめてじゃない?」
「確かに、そうじゃん。」
「DVDのリリイベも来てくれる? 恥ずかしい?」
以前、ちとせさんが「グラビアのファンの方もアイドルの現場に来てくれるし、アイドルのほうのファンの方もグラビアのイベントに来てくれるから、それぞれの愛を感じる」とおっしゃっていました。
今度は、スーツ姿の方です。
「あ、○○さんだ!」
「こんちは~!」
「おつかれさまです! え~、ありがとー! いいね、スマートな服で。今日のコーディネート、かっこいいね。」
「いつも撮影会で着てるじゃないですか。」
「でも、タートルネックは初めて。」
「え、そうすか?」
ファンの方のことを、ご本人よりもよくご存じの星奈さんです。
常連の方が続きます。
「あ、○○だ~!」
「え、何でわかった?」
実は、会場のブースの中から、並んでいるお客様の顔が窓ガラスに反射して見えるのです。
本当に、星奈さんはファンの方のことを何もかもお見通しなのでした。
いよいよイベント開始(その3)
今度は、5冊券の方です。
「あー、ありがと、○○~! 今日はひさしぶりだから、ぷるぷるしてる!」
「白い水着が素敵で緊張してます。」
この方は、星奈さんへのプレゼントをお持ちになりました。
「なに持って来てくれたの?」
「持ってるかも知れない。」
「いつも持ってるかもしれないって言って…(中を見る)うわーっ! これ、欲しいと思ってたら売り切れだったやつだ! ありがとね~!」
星奈さんがファンの方に愛情を注ぐ分、ファンの方からも愛が返って来ます。
続いては、「初めまして」の方です。
「あ、ありがとー! はじめて?」
「初めまして。」
「うれしい! せなのこと、何で知ったの?」
「去年、ネットを見てて、ほかの人のDVDのイベント情報見てたら、偶然見つけて、『可愛いな』って思って。」
「へー、そうなんだ。ネットの力は偉大だなあ。」
星奈さんが可愛かったからですね。
次の方は、『クリーム』のイベントの常連の方です。
「ありがとうございます! え、2回目? 3回目?」
「3回目です。」
「そうだよね。もう一回『クリーム』に出してもらって、会える日が来るとはね。ありがとねー。『クリーム』のイベント、楽しい?」
「ええ、まあ。」
「もう中みた?」
「まだ受け取ってないんで。」
「制服がね、髪型が三つ編みでね、結構レアなんで。滅多にしない。かわいいから見てね。」
「その水着は表紙の?」
「そう。」
星奈さんがまた『クリーム』に出て下さって、イベントが開催できるといいですね。
今度は、意外な方でしょうか。
「は、ありがとー!」
「来ちゃいました。」
「来ちゃった? うれしー! ネクタイかわいい!」
「これね、○○(ブランド名)かな。この前の下北沢も行けたら良かったんだけど、全然違うところに行ってて。今月は来ます。」
「ありがとうございます! 最近ね、個撮(=個人撮影会)も埋まるのが早くなって来て、ありがたいことだけど。」
時代がやっと星奈さんに追いついて来たということですね。
続いての方、どうぞ。
「あ、○○さんだー!」
「何でわかったの?」
「そこの鏡(※窓ガラス)で見えた。○○さんのスーツ姿、レア!」
「そう? ××さんが参加できなくて悔しがってた。」
「じゃあ、(写真を)送ってあげてください。」
「何か、平日に会うの、変な感じする。」
「うれしいなー。」
平日なので、参加できなかった方も多かったかも知れません。
参加できたラッキーな方は、美しい星奈さんの水着姿を目に焼きつけて下さいね。
いよいよイベント開始(その4)
次は、7冊券の方です。
最初は常連の方?
「あら、○○~!」
「初めまして。」
「え??」大きな目をぱちくりさせる星奈さん。
「今日は記念すべき日だからこそ、いつもに増して平常心を忘れない」何故か、高らかに宣言するファンの方。
「イベントの前に秋葉原を色々と徘徊して、チェキ付き(『クリーム4月号』)をゲットしたよ。制服のが欲しかったから、制服ソムリエになって。」
「みんなの連係プレーがすごい!」星奈さんも感心しています。
「職場から1日2回もここ(※書泉ブックタワーさん)に来て、わけわかんない。」
ありがとうございます!
『クリーム』は、発売日にチェキ付きを買って下さる皆様のおかげで成り立っているのです。
続いては、何と台湾からお越しになった方。
「○○~! ヤバイ~! ありがとー! うれしー! 今日から三日間?」
「時間は決めてない。」
「よしのがいないのがさびしいけど。」
「これ」この方は何と、差し入れをお持ちになりました。
「えー、大きい! 何だろ~? ホントだ~! かわいい! ありがとー! 台湾名物じゃなかった。さっきも取材で台湾のこと話して、また台湾に行きたいです。」
「表紙おめでとうございます。」
「ありがとうございます! まさか、こんないいタイミングで!」
何と言うか、今はSNSで世界中につながることができて、自分が可愛いと思うアイドルさんがいれば、直接会いに行くこともできるんですね。
そして、お話しをして、プレゼントを渡して、一緒にチェキを撮って、握手をして、名前や顔を覚えてもらうこともできます。
少し前までは考えられませんでした。
本当に、すごい時代になったと思います。
今度は、常連の方です。
「あ、○○さん!」
「え、何でわかった?」
「みんな、ここ(※窓ガラス)の反射で。」
「今日、また遅刻しました。(午後)4時ごろにチェキ付きを買いに行こうと思ったら、5時にミーティングが入りました。」
『クリーム』の発売記念イベントはほとんどが平日の開催なので、仕事の合間を縫って参加して下さる方はいらっしゃいますが、今回は特に多いような気がします。
それだけ、星奈さんが魅力的だということでしょう。
いよいよイベント開始(その5)
ここからは、10冊券の方です。
「え、うそ! びっくり! ありがとー!」
「10冊券、買えたから買った。」
「○○は取れなかったって。」
「さっき言ってた。当選したようなもんだよ。○○さんからDMが来た。たくさんゲットするから、おすそわけ欲しいって。今日、誰にも行くって言ってないのに、当然行くだろうって。」
「特典も盛りだくさんだよ。」
「なかなか行けてないから、こういう時に『推しごと』しないと。今日は仕事を早退して、特別な気持ちで挑んだ。」
「え、ありがとー! 心強いです!」
星奈さんとファンの方がいかに強い絆で結ばれているかを感じますね。
チェキ&写真撮影タイム
最初は、2ショットチェキの撮影です。
本日、チェキの撮影を担当するのは、何と、星奈さんと同じ事務所の大先輩である本誌副編集長の西永彩奈さん!
姉御肌の西永さんは、可愛い後輩の、しかも初表紙の記念イベントがあるのを放っておけるはずなどありませんでした。
それに、西永さんにとって星奈さんは、単なる事務所の後輩ではありません。
上述のように、星奈さんが初めて所属したアイドル・グループのリーダーだったのですから。
「星奈のこと、10代のときから知ってるから。あのころと比べると、大人になったよね」と感慨深げな西永さん。
しかし、何度も書いていますが、西永さんがスゴイのは、こういう時に完全に裏方に徹することです。
「2ショットチェキどうぞ~。ポーズはハートでいいですか?」星奈さんがファンの方に尋ねます。
定番は、お二人が片方ずつ丸めた手のひらを合わせてハートを作るポーズや、Wピースなど。
しかし、「当然何も考えてないよ」と言いながら、違うポーズをする方も。
お二人で仁王立ちをして腕を組みながらレンズをにらんでみたり、ファンの方が手のひらを丸めて『Cream』の「C」を作り、星奈さんが指を4本立て、合わせて『Cream4月号』にしてみたり。
「これ(カンバン)入れる? これが入ればうれしいです」と握手会のカンバンを指差す星奈さん。
ちなみに、握手会のカンバンは、書泉さんのデザインご担当の方が毎回、タレントさんのプロフィールに合わせて作って下さっています。
「行きまーす。はい、チーズ!」
西永さんの掛け声で、お二人仲良くチェキに収まりました。
続いては、撮影タイムです。
お客様のカメラまたはスマホで星奈さんを撮影できます。
「全身撮らせて。」
「はい。」
「可愛い~可愛い~! 3・2・1、はい、チーズ。」
「いい感じ? ブレてない?」
「あ、大丈夫。OK。」
5冊券の方は1分、7冊券の方は2分、10冊券の方は、何と3分間も撮影タイムがあります。
「3分間! 初じゃない、こんなに長く?」
「根性ないんで、ゆるりとお願いします。スマホがリロードしたと思ったら、バッテリーが上がっちゃうんで。」
この方のスマホには、星奈さんのチェキが挟んであります。
それを見つけた星奈さん、「良かった~。がんばっていっぱい落書きしたから。」
「いっぱい撮れて嬉しいよ。」
星奈さんは、さすが撮影会で慣れていらっしゃるだけあって、キュートかつ艶っぽいポーズを次々と繰り出されます。
しかし、スマホの調子が…。
「緊張すんなよ。」
「カメラも緊張しちゃうね。」
「あ、そういう感じ。」
「こういう感じ?」
「あー、スマホのバカ!」
はい、終了です。
もちろん、立派な一眼レフを駆使して撮影された方も。
皆さん、星奈さんとの会話を楽しみながら、ギリシア彫刻のように完璧な麗しいヴィーナスのお姿を、思い思いにご自分のカメラに収めたのでした。
私物サイン&特製グッズお渡し
5冊券以上の方には、星奈さんがお客様の私物にサインを入れる「私物サイン」の特典があります。
白くて小さなサイコロのようなプラスチックの箱をお持ちになった方。
「は~、何それ? イヤホン? いいじゃん! これ、裏のほうがキレイじゃない?」
星奈さんは、細いマジックできゅっきゅっとサインを入れられます。
続いての方は、紺色のカードを差し出されました。
「これにサインを。」
今日は、小さな私物にサイン入れをご希望の方が多いようです。
次の方は…。
「前回のリリイベの時のチェキ。」
小さいものが続きますね。
もちろん、公序良俗に反しなければ、何をお持ちになるのも、お客様の自由ですよ。
今度の方は、見開きの大きな色紙へのサイン入れをご希望になりました。
「でっかく書く? それとも、ここだけ?」
「でっかく。」
「よし、上手に書けますように!」
気合いを入れて大きなサインを入れる北海道ご出身の星奈さん。
続いての方は何をお持ちになったのでしょうか?
「さあ、何にサインを?」星奈さんが尋ねると。
スッとご自分の名刺を差し出すファンの方。
「えー、リアル! どこに書けばいいの?」
「下に。」
「○○さんへ、って?」
「間違って、仕事の時に出しちゃったりして。」
「間違って出したら、せなのファンですって言って。」
その次の方は、星奈さんがハロウィンの特典として作ったチロルチョコの入ったケースを得意げに示されました。
3種類のチロルチョコを並べて飾れる透明なパノラマケースです。
「あー、何それ? かわいい! え、去年の?」
「そう。サイン欲しいなって思って。」
るんるんとサインを入れる星奈さん。
「どう、良くない?」
「うわ、すご!」
「え、かわいい! めっちゃいいよね。」
「あー、持って帰らないで!」
「え、プレゼントじゃないの?」
あまりの可愛さに、思わずお客様の私物を持って帰ろうとしてしまった星奈さんなのです。
中には、「特に何も持って来なかった」という方も何人かいらっしゃいました。
そういう方には、5冊券以上の特典・特製マウスパッドへのサイン入れをおオススメします。
白いビキニを身に着けた星奈さんが女豹のポーズでこちらを見つめる写真を使った、最高にアグレッシブなマウスパッドです。
これを使えば、いつでも星奈さんがあなたのことを見つめて下さいますよ。
もっとも、会社では使いづらいかも知れませんが。
サイン入れをご希望の方はいらっしゃいませんでしたが、7冊券以上の方には、特製マグカップをプレゼント。
こちらは、三つ編みに制服姿の清楚な星奈さんが微笑む写真なので、会社でも使って下さいね。
さらに、10冊券の方には『クリーム4月号』表紙ポスター(A1サイズ)を差し上げます。
594×841ミリというビッグ・サイズで、星奈さんと比べても、その大きさがおわかりになることでしょう。
本のお渡し&握手
そして、本のお渡し。
7冊券や10冊券の方は、重いので大変です。
「これをどうやって持って帰る? 脇に抱える? 重いから、気をつけて! う~ん、愛だね。」
「うわー、マジで重い!」
いよいよ、この神々しい星奈さんと握手ができる人生で最も幸福な瞬間がやってまいりました。
両手をすっと真っすぐに差し出す星奈さん。
「はい、握手、握手。せな、手がおっきいんだ。」
「何と、握手するんですか! おー、沁みました!」
星奈さんがファンの方を想う気持ちは、お互いの手のひらを通じて伝わったことでしょう。
最後は、「気をつけてね! また会おうね! 元気でね! バイバーイ!」と右手を振り振り、にこやかにお見送り。
常にファンの方への心遣いを忘れない星奈さんで、多くの方に愛されるのも納得です。
こうして、イベントは無事終了。
ヴィーナスのような星奈さんと、熱心なファンの方々のおかげで、素晴らしいイベントになりました。
ありがとうございます!
イベント終了後も、撮影などで、とてもお忙しかった星奈さんですが、終始笑顔を絶やさず、最後まで明るいテンションで乗り切られました。
まさに、アイドルの鑑ですね。
篠見星奈さん、ご参加下さいましたお客様、書泉ブックタワーさん、本当にありがとうございました。
今後も、『クリーム』発売記念イベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
【文責:販売部・大浜 ※事務所様確認済み】