【イベント・レポート】Cream(クリーム)4月号発売記念 椿野ゆうこ(ひめもすオーケストラ)握手会(大阪)
はじめに
去る3月25日(月)、大阪・戎橋のTSUTAYA EBISUBASHIさんにて、「Cream(クリーム)4月号発売記念 椿野ゆうこ(ひめもすオーケストラ)握手会」が行われました。
当日の大阪は、前夜から降り続いた雨がなかなかやまず、気温も3月としては低くて、あいにくのお天気。
「僕は朝からずっと空を眺めていた
小さな雨粒が雲の中から絶え間なく降り注いで来る
少し肌寒いし、こんな日に明るい気分の人はいないだろう
だけど、今日の僕は違った
だってね、君の笑顔に会えるから」
気がつけば、夕方には雨はやんでいました。
きっとファンの皆さんの想いが天に通じたのでしょう。
椿野(つばきの)ゆうこさんは、東京を拠点として活動するアイドル・グループ「ひめもすオーケストラ(略称:ひめオケ)」のメンバー(赤色担当)で、京都出身の23歳。
ゆうこさんのプロフィールについては、過去3回のイベント・レポートに詳しく書きましたので、ぜひそちらをご覧下さい。
『クリーム2023年12月号』椿野ゆうこさんイベント・レポート
『クリーム2024年2月号』椿野ゆうこさんイベント・レポート
『クリーム2024年4月号』椿野ゆうこさんイベント・レポート(東京編)
ゆうこさんの魅力は、何万字を費やしても語り尽くせませんが、無理矢理ひと言にまとめてしまうと、笑顔がとても素敵だということです。
過去9年、『クリーム』のイベントで色々なアイドルさんとお会いして来ましたが、こんなに幸せそうな笑顔の方には、ついぞお目に掛かったことがありません。
そして、アイドル活動をしながら、国立大学の理学部を4年で卒業し、つい先日、難関の国家資格である気象予報士試験に合格された才女であり、努力の人です。
試験や勉強を理由にしてアイドル活動に手を抜くようなことも一切ない、誠意の人でもあります。
新しいキャッチ・フレーズは【日本一かわいい気象予報士アイドル】。
もう4年もアイドルとして活動されているのに惰性に流されず、特典会はいつも長蛇の列なのに、一人ひとり丁寧に対応されます。
「そんなに頑張らなくていいよ」と言いたくなってしまうほどです。
比較するのも失礼ですが、50年余りの自分の半生を振り返って、ゆうこさんくらいの年齢の時に、果たしてこんなに頑張っていただろうか(いや、頑張っていない)。
自分が若い頃にできなかったことを彼女に託して、「代わりに頑張って欲しい」「だからこそ応援する」という気持ちのご年配の方も多いのではないでしょうか。
応募者全員サービス(その1)
『クリーム2024年2月号』では、ゆうこさんの本誌初表紙と連動して、「応募者全員サービス」を行いました。
賞品は、ゆうこさんのアクリルスタンド(=アクスタ/高さ140 mm)です。
前回(2023年8月号)、別のアイドルさんで「創刊31周年記念応募者全員サービス」を行い、アクリルジオラマセットを制作して大好評だったため、「次は新年号(2024年2月号)で」と、編集長と話していました。
キャスティングの結果、表紙がゆうこさんに決定して、「これはおもしろいものができるのではないか」という予感が。
前回は、表紙の撮影の合間に、同じカメラマンさんに、アイドルさんも同じ衣装で、アクリルスタンド用のカットの撮影もお願いしました。
今回は、編集長と相談して、表紙の撮影の終了後に、別に時間を取ってもらい、弊社(メディアックス)の社内カメラマンであり、『クリーム』のイベントの特典グッズもデザインしている編集のIが撮影することに。
もちろん、アクリルスタンドのデザインもIが担当します。
デザインする本人の方が、完成品を思い描きながら撮影できるので、よりイメージに近いものが作れるだろうという編集長の判断です。
まず、衣装は3種類とし、単品と3点セットを設けることにしました。
これは、表紙とは別のものです。
3点なら、『クリーム』は元々「制服美少女雑誌」なので、制服・体操着・スクール水着(=スク水)で決まりでしょう。
また、前回と同様、表紙に「応募者全員サービス」と大きくうたい、表2(表紙をめくった次のページ)を告知用スペースとしてあけてもらうことも編集長に確認しました。
ここまで決めたところで、事務所さんに企画を提案します。
11月9日に秋葉原でゆうこさんの『クリーム2023年12月号』発売記念イベントがあるので、その前に簡単な企画書を作りました。
イベント当日、プロデューサーさんとゆうこさんに企画の趣旨を説明すると、「アクスタはちっちゃいのしか作ったことがなくて、こんなに大きくて本格的なのは初めてなので、ぜひお願いしたいです!」とご快諾。
撮影は、表紙と同じ12月某日と決まり、それまでに準備を進めることになりました。
衣装については、編集長が「指定してもらえれば用意します」とのこと。
そこで、過去2年分の『クリーム』のバックナンバーを調べて、
★制服…上は淡いグレーっぽい地のチェックに白い襟、スカートはライトグレー、リボンは真紅(※この制服がいちばんオシャレでお嬢様っぽく見えると個人的には思う)
★体操着…シャツは白の地の半袖で襟と袖口が赤、ブルマーは赤でサイドに白いラインが入ったもの
★スクール水着…赤の地で肩紐の周りが白いもの
を選びました。
ゆうこさんの担当カラーは赤色なので、基本的に【赤】を活かすこととし、制服については、赤いものはないため、リボンで差し色として入れるという方針です。
編集長に確認してもらったところ、「すべて用意できます」とのことでした。
ここまでは良かったのですが、撮影日が近づいて来て、『クリーム』の編集担当(女性)と話すと、「ポーズはどうするのか?」「髪型はどうするのか?」「小道具は何も必要ないのか?」などと、矢継ぎ早に尋ねられました。
僕の本職は営業で、イベントなら何十回も行いましたが、撮影現場に立ち会ったことは、ほぼありません。
だから、撮影がどういう手順で行われるかなど、全く知らなかったのです。
『クリーム』に出ているアイドルさんについても、「どれくらい人気があって、どれくらいイベントにファンの方が来て下さるか」には大いに関心がありますが、「どういうポーズが似合うか」「どういうポーズだと身体のラインがキレイに出るか」「どういう髪型が似合うか」なんて、正直、考えたこともありません。
しかも、「ヘアスタイルは衣装ごとにチェンジして変化をつける」「お団子ヘアはプロのスタイリストさんにやってもらわないと無理」「編み込みのあるヘアスタイルからストレートに戻すのがいちばん時間が掛かるから、ストレートを最初に撮影する」「アクセントをつけるために、体操着ならハチマキ、水着ならゴーグルなどの小道具を使うのが普通」などと説明されて、「そんなん知らんがな!(※関西人です)」と頭が真っ白になりました。
でも、撮影を担当するIは、普段は偉い著者の先生(※年配の男性が中心)を撮っていて、若くて可愛い女性アイドルさんは初めてなのですが、「椿野さんはグラビアにいっぱい出ていて百戦錬磨だから、現場に行きさえすれば何とかなりますよ」と平然としています。
僕はIと違って才能がないので、そんな大人物風に構えられません。
仕方なく、髪型や小道具は編集担当のアドバイスにそのまま従うことにして、ポーズについては、過去8年分の『クリーム』のバックナンバーを全てカラーコピーし、衣装とポーズごとに分類して(※例:「制服・三角座り・斜め横」「体操着・しゃがみ・正面」など)、オリジナルの「ポーズ集」を作りました。
この作業に丸一日を費やし、会社のコピー機を占領したうえ、『クリーム』のブルマーとかスク水の女の子のページばかりひたすらコピーしていたので、女性社員からは「ヘンタイ」と思われたかも知れません(まあ、あながち間違ってはいない)。
あるいは、経理からは「経費の無駄遣い」と(いや、それは違う)。
そして、こういう撮影の時、編集は「絵コンテ(※撮影イメージを絵で示したもの)」を予め作るそうですが、僕には絵心がないので無理です。
止むを得ず、撮影前夜に無理矢理「設定」を文章にまとめました。
これには、「は、アクスタに設定!? 4000字の原作とかやめて下さいね。ゆうこちゃん朝早いんだから寝かせてあげて」と編集担当から真顔で言われましたが(※電話なので表情はわかりません)。
いやいや、ひと晩でそんな長文は書けませんよ。
プロデューサーさんには、次のような文面を送りました。
「★テーマは『憧れ』『片想い』
僕は高校2年生。
京都の某公立高校に通っている。
これと言って取り柄もなく、クラスの中でも全く目立たない、陰キャで冴えない男子だ。
もちろん、彼女なんかいない。
それどころか、女の子とまともに話したことすらない。
でも、実は同じクラスの椿野さんのことを秘かに想っている。
彼女は明るくて可愛くて成績も優秀で、クラス中の男子の憧れの的だ。
僕なんか絶対に相手にされないだろうなあ…。」
応募者全員サービス(その2)
撮影当日、僕とIは、99パーセントの不安と1パーセントの期待を胸に、都内の某スタジオへおもむきました。
「おはようございまーす! 本日はよろしくお願いします!」
我々が着いた頃には、既に表紙の撮影は一段落していました。
雑誌で見たのと同じように笑顔のまぶしい制服姿のゆうこさんが開口一番、「小説ありがとうございました!」
「え、小説?」
ゆうこさんは、どうやら僕が前夜にプロデューサーさんに送った「設定」のことを「小説」と呼んでいらっしゃるようです。
え~っと、小説ではないのですが…。
ただ、文章にしたお陰で、僕の頭の中には、今回のアクスタについて、はっきりとイメージができ上がっていました。
メインの制服のアクスタは、ファンの皆さんが特典会の終了後、喫茶店や居酒屋に行かれて、チェキと並べて記念撮影をされたりするでしょうから、とにかく最もオーソドックスな立ち姿で、しかも【満面の笑み】のものにしよう。
念のため、違うポーズも撮りますが。
撮影が始まり、ゆうこさんに、片っ端から色々なポーズや表情をお願いしました。
僕は、ゆうこさんにイベントなどで何度もお会いしていますが、普段のゆうこさんは、ごく普通の、礼儀正しく腰の低いお嬢さんといった感じです。
目の前でお話ししている、この飾り気のない女性と、グラビアに出ている鮮烈な存在感を放つアイドルさんが同一人物だとは、これまで僕はどうしても信じられませんでした。
しかし、撮影の時のゆうこさんは、一瞬で別人に変貌されます。
表情の非常に豊かなバリエーションをお持ちです。
これには、撮影したIも「すぐに違う表情になれるのはスゴイですね!」と感嘆していました。
さすが、グラビア・アイドル歴15年の本誌副編集長・西永彩奈さんが「本当にグラビアの天才!!!」と手放しで称賛する逸材です。
この撮影のためにスタジオを使えるのは2時間で、それで衣装が3パターンというのは、編集担当によると、「かなりタイト」とのこと。
けれども、ゆうこさんは、僕が見せたカラーコピーと同じポーズをすぐに実際に取って下さり、お着替えやヘアセット(※ご自分でされました)も素早く、撮影は極めて順調に進みました。
体操着の「設定」は、次の通りです。
「ここからは、僕の現実の中に(思春期の男子特有の)妄想が頭をもたげて来る。
現実は、放課後の校庭の片隅から、部活で活発に走り回っている椿野さんの体操着姿をこっそりと見ているだけ。
『まるで片想いのあの子のいけないものを見てしまったかのように、僕はどぎまぎしてしまう。』
妄想の世界では、憧れの椿野さんが体操着姿で僕にほほ笑みかけて来る!」
ゆうこさんは、小首を傾げて物憂げな表情をしてみたり、こちらの意図を的確にくみ取って、次々とポーズを繰り出して下さいます。
編集担当は「アンニュイな表情がすごくうまい」と言っていましたが、僕も全く同感です。
「グラビアが好きなんですよ」と、ゆうこさんはこともなげにおっしゃいますが、グラビアに対する天性の勘が働くのでしょう。
今度は、スクール水着です。
「ウチの学校には水泳の授業なんかないはずなのに、どうして椿野さんはスクール水着なんだ!?
そして、彼女が僕に近づいて来て、耳元でこうささやいた。
『ねぇ、私のこと、どう思う?』
僕の脳内で何かが弾けた。」
優等生の清純なゆうこさんが、衣装の変化につれて、まるで僕を誘惑しているかのように見えて来るという(妄想に僕は陥ってしまっている)ストーリー仕立てだったのですが、ゆうこさんは、それを見事に体現して下さいました。
こうして、3パターンの衣装のゆうこさんを様々なポーズで何百カットも撮り下ろし。
素材となるモデルさんが良いので、使えそうなカットがたくさんあり、選ぶのに苦労したほどです。
デザインもうまく行き、事務所さんのOKをいただいて、早速告知解禁すると、ファンの方からは「なんという、椿野信者の心をくすぐるグッズなんだろう…」という大変ありがたいお声も届きました。
そのうえ、ゆうこさんご本人が熱心に何度も告知して下さったお陰で、過去最多の応募数に。
しかも、単品ではなく、3点セットを申し込んで下さった方が圧倒的だったのです。
賞品は受注生産だったので、応募締め切り後、業者に発注しました。
僕の手元に届いたアクスタの現物は、想像していたよりも大きく、ずっしりと重みがあります。
もちろん、ゆうこさんと事務所さんにも見本をお送りしました。
ゆうこさんは早速、SNSで「届きました~!超絶かわいい!すごい 立派なアクスタ嬉しすぎる ありがとうございます!!! みんな飾ってね」と、動画付きで投稿して下さったのです。
「パズルでつながるところが特にお気に入りです!」とも。
これは、デザインを担当したIが一番こだわった点だったので、「椿野さんが褒めて下さったよ」と伝えると、大変喜んでいました。
ファンの方々からも、「大きくて、繋げられて、とても素敵なアクスタです」「大きめサイズでこれは良いモノです」「コンプでオーダーして正解でしたー」などの声が。
また、後日ゆうこさんにお会いした時には、「こういう機会をいただけたのが嬉しいです。ファンの方にも好評でした。個人的には、小説がお気に入りポイント! ゲットしてくれた方がたくさんいて、届いたよって報告が嬉しかったです!」とおっしゃっていました。
「小説」というのは、今回の「応募者全員サービス」の応募ページに載せた、上の撮影時の「設定」のダイジェスト版のことです。
ゆうこさんは、SNSで告知する時にも「Creamさんの表紙のページ裏の秘密のQRコードを読み込むと、アクスタの私が登場する物語の小説(応募受付ページ)が現れて、めちゃんこ楽しくて最高なので、絶対みんな読み込んでね」と紹介して下さいました。
お恥ずかしい限りです。
が、何はともあれ、全国各地からたくさんのご応募があり、ファンの皆さんも、ゆうこさんご本人も、事務所さんも喜んで下さったので、「企画して良かったなあ」と心から思いました。
【おまけ】
上の、アクスタ撮影の「設定」にはオチがあります。
「『ねぇねぇ起きて、朝やで~』
椿野さんの声がする。
これは夢なのか? それとも現実?
『あんた、はよ起きひんかったら、また遅刻やで! ほんまにもう、知らんで!』
目を開けると、そこにいたのは、大好きな椿野さんではなく、見飽きた鬼の形相のオカンであった。
【完】」
ゆうこさんと『クリーム』
今回のイベントは、ゆうこさんの『クリーム』4号連続グラビア掲載を記念したものです。
しかも、何と、東京の書泉ブックタワーさんと大阪のTSUTAYA EBISUBASHIさんの2会場での開催となります。
『クリーム』32年の歴史の中で、東京・大阪の2会場で発売記念イベントを開催するのは、ゆうこさんが初めてです。
ゆうこさんは、昨年の『クリーム10月号』で、同じグループの百瀬せいなさんと一緒に初めて本誌にご登場。
続く『クリーム12月号』では、早くも裏表紙・巻末、そして、前号(2月号)では、満を持して表紙・巻頭に大抜擢されました。
ゆうこさんのチェキ付き『クリーム』は毎回、名古屋・大阪を含む全ての取り扱い店さんで、ほんの数日のうちに完売しています。
昨年の12月号からは、ゆうこさんの出身地である京都を代表する書店チェーン・大垣書店さんでもチェキ付き『クリーム』を販売していただき、こちらも毎号、見事に完売です。
『クリーム』史上二人目(※)となる大阪イベントは、ひめオケさんの東名阪ツアー大阪公演に合わせて日程を組みました。
(※一人目は、ゆうこさんと同じ事務所のカラフルスクリームのなこさん)
東京以外でもイベントを開催したいとは常々思っていますが、交通費が掛かるなどハードルが高く、確実に参加者が見込める方でないと、なかなかお願いできません。
前回のなこさんは、所属するカラフルスクリームさんが大阪・関西を中心に活動されています。
ゆうこさんは京都ご出身で、関西に何度も遠征されていますし、毎号のチェキ付き『クリーム』の売れ行きを見ても、大阪や京都にファンの方がたくさんいらっしゃるのは明らかなので、今回の大阪イベントが実現しました。
会場は前回と同じく、TSUTAYA EBISUBASHIさん。
元々はアイドルオタクだったというゆうこさんご自身も「大阪の超有名な本屋さんです!」「昔いったこともありました!」とおっしゃったように、NMB48を始めとする関西のアイドルさんの「聖地」です。
ゆうこさんにとって初の大阪での『クリーム』発売記念イベントということで、事前にご本人のSNSなどで、それはそれは熱心に告知して下さいました。
その甲斐あって、限定2名のプレミアムな7冊券は販売受付を開始するや、直ちに完売!
同じく限定5名の5冊券も、程なくして完売しました!
ありがとうございます!
これも、ゆうこさんが普段からファンの方との交流を大切にされているからこそでしょう。
書店さんご挨拶回り
ゆうこさんはイベント当日、何と、京都と大阪の『クリーム』取り扱い書店さんにご挨拶にいらっしゃって下さいました。
前回(3月13日)の書泉さんでのイベントの時、プロデューサーさんが「大阪イベント当日の昼間はスケジュールを空けてあるので、関西の書店さんを回りたいなと椿野と話しているんです」とおっしゃいます。
「え、京都もですか?」と尋ねると、「はい。」
結局、大垣書店イオンモールKYOTO店さん、大垣書店イオンモール京都桂川店さん、信長書店大阪駅前第一ビル店さん、FAN FUN Booksさんを回って下さることに。
これまで、都内ならば、お店にご挨拶回りをして下さったアイドルさんは何人もいらっしゃいましたし、名古屋や大阪でも、ツアーなどで立ち寄った際にご挨拶に行かれたアイドルさんはいらっしゃらない訳ではありません。
しかし、関西で、これだけまとまった軒数を回って下さった方はほかにいらっしゃらないと思います。
京都駅~大阪駅間は、関西の方でないとおわかりにならないかも知れませんが、40キロ以上(42.8キロ)あり、東京駅~横浜駅間(28.8キロ)や東京駅~大宮駅間(30.3キロ)は言うに及ばず、新宿駅~八王子駅間(37.1キロ)や東京駅~千葉駅間(39.2キロ)よりも離れているのです。
遠征で二日連続みっちりとライブをこなされた翌日、夜にはイベントもあるというのに、こんなに長い距離を移動して下さるとは!
そのうえ、各店さんにミニ色紙と追加の私服チェキまでご用意下さるというのです。
早速、各店のご担当者さんに電話をして、アポイントを取りました。
大垣書店イオンモール京都桂川店さんにお電話を差し上げると、「え、椿野さんご本人がこちらにお見えになるんですか!?」と大変驚かれ、店長さんからも折り返しでお電話が掛かって来たほどです。
ご挨拶回りの当日、ゆうこさんは大垣書店さんのポイントカードをお持ちになりました。
大垣書店イオンモールKYOTO店さんでの、ゆうこさんとご担当者さんとのやり取りです。
「京都にいた時、大垣書店さんでよく本を買いました。私のポイントカード、もう5年くらい前のですけど、今でもこのデザインですか?」
「はい、今でも変わってません。」
グレーの無地のカードの左上に「大垣書店」とロゴが入っている、シンプルなデザインです。
ゆうこさんは、初めて大垣書店さんでご自分のサイン入りチェキ付き『クリーム』を販売して下さることが決まった時、SNSに「大垣書店さんは京都にいた頃によく通っていて、ポイントカードも持ってる本屋さんやから、ほんまにうれしい!」と投稿されました。
現物をお持ちになって、それが事実であることを証明された訳ですね。
信長書店大阪駅前第一ビル店さんとFAN FUN Booksさんでは、『クリーム2月号』でゆうこさんが表紙を飾られた時に書いて下さったミニ色紙と、今回、同じグループの百瀬せいなさんが描いて下さった「Cream」のPOPの前で記念撮影。
各店さんとも、本物のアイドルさんのご来店を快くお迎え下さいました。
ゆうこさんは単に可愛いだけでなく、非常に慎み深く物腰柔らかな方なので、ゆうこさんと会われたご担当者さんは皆さん、今日からファンになられたに違いありません。
追加チェキも、すぐに本誌に付けて販売開始して下さいました。
いつも、こちらが希望していることを百倍にして返して下さるゆうこさんと事務所さんには、本当に感謝しかありません。
今回のご挨拶回りについて、ゆうこさんはブログに次のように綴っていらっしゃいます。
「みんなが、チェキ付きCreamさんをゲットしてくれるとき、駅から沢山歩いてくれてるのかな?とか、お店の中で探してくれたのかな?とか色々想像しながらご挨拶にうかがいました!」
どこまでファン想いな方なんでしょう!
すみません。
今、会社でこの文章をパソコンで打ちながら、涙が出そうです。
歳を取ると、亡くなったオヤジに似て来て、涙もろくなりました。
最初に書いたように、天気のいい日ではありませんでした。
ツアーでいらっしゃっていて、イベント終了後はそのまま東京にお帰りになるご予定なので、荷物もお持ちです。
それでも、ゆうこさんは「今日は歩きやすい靴で来ました~」と、明るくおっしゃいます。
コロナのせいでしばらく僕が大阪に来ていない間に、新しい建物ができたりして、街の様子もすっかり変わっていました。
大阪駅の前など、大阪ご出身の太田プロデューサーも「あれ、ここどこだっけ?」とおっしゃるほどの激変ぶりです。
昼過ぎに京都・桂川からスタートしたご挨拶回りは途中休憩もなく、我々がイベント会場のTSUTAYA EBISUBASHIさんに着いた時には、時刻は17時半を回っていました。
お店のエレベーターの中には、ゆうこさんの大きなポスターが貼られています。
前回、カラフルスクリームのなこさんが「うおー、なこおる! 自分ちゃうみたいや!」と指差して叫ばれたのと同じ場所に、同じ大きさで。
ゆうこさんは静かにスマホでパチリ。
イベント会場に入り、近くのコンビニで買った小さなお弁当などを召し上がった後、ゆうこさんは、長テーブルの上に山と積まれた『クリーム』に、一冊一冊、心を込めてサインを入れて下さいました。
ローマ字の「Yuko」にスマイルマークを組み合わせた、シンプルながら、とてもかわいらしいサインです。
サイン入れが終了した後も、メイク、お着替えと、忙しくこなされ、ついにイベント開始時間を迎えたのでした。
いよいよイベント開始(その1)
さて、いよいよイベントの始まり。
ゆうこさんは、ひめオケさんのバラエティーに富んだ楽曲がランダムに会場内に流れる中、『クリーム4月号』の誌面で着たのと同じ、上はFILAのコバルトブルーの半袖ポロシャツ、下は赤のベースに白と紺が入ったタータンチェックのプリーツ・ミニスカートでご登場。
髪型はみんな大好き・ポニーテールですよ。
「体育苦手でした~」とおっしゃるゆうこさんですが、なかなかどうして、こういうスポーティーでさわやかな格好も似合います。
会場からは大きな拍手と歓声が。
「わ~、ありがとうございます~! ありがとー! こんばんは~! ワンマン終わって、大阪、ホンマにこんないっぱい来てくれて、ありがとー! ノドがちょっと、歌い過ぎと花粉で調子が良くないけど、だいじょうぶです! 今日はいっぱいいっぱい楽しんでください! よろしくお願いします!」という、ゆうこさんの元気なご挨拶からスタート。
今回のイベントは、撮影&握手会です。
1冊購入から参加でき、購入冊数に応じて特典が異なります。
すべての券種で、事前サイン本のお渡しがあり、2冊券以上では、お客様のカメラまたはスマホでの撮影、2ショットチェキの撮影が可能。
さらに、3冊券以上ではチェキへのサイン入れ、5冊券以上では特製フォトパネルのお渡しと私物サイン、7冊券では、それに加えて、ゆうこさん直筆イラスト特製シャチハタスタンプのプレゼントがあります。
何という豪華な特典でしょうか。
ゆうこさんは、常連のファンの方の顔と名前を完璧に把握していらっしゃいます。
ファンの方の近況も、SNSなどで確認して、詳細までご存じです。
最初は、1冊券の方です。
「ありがとー、最初! ありがとー、今日は! また帰って来るから!」
「いつもリモートチェキとか買ってるんやけど。」
「本物に会えてうれしい!」
う~ん、関西やね。
ファンの方とゆうこさんの関西弁のやり取りが耳に心地良いです。
続いての方。
「ありがとー、わざわざ来てくれて! ありがとー、今日もホンマに! 今日も私服やね。」
「あ、今日は休み。」
「関西いつか帰って来れるようにがんばるんで!」
「頑張って下さい。」
「ありがとー!」
ゆうこさんの何度も繰り返される「ありがとー!」は、文字だと音を表現できないのがもどかしいのですが、京都弁のイントネーションなのです(と、京都出身の筆者が解説してみる)。
「ありが・とー⤴」と語尾が上がります。
いよいよイベント開始(その2)
ここからは、2冊券の方です。
「ありがとー!」
「昨日ぶりです。」
このイベントの前日には、ひめオケさんの東名阪ツアー大阪公演がありました。
この方は、立派な一眼レフをお持ちになっています。
「昨日も、これでずっと撮ってたけど」とファンの方。
「これ、すごくない? なんか画質が違う。」
「これ、5年以上前のカメラやから、それなりの重さやけどな。」
そんなに大切にされているカメラを、ゆうこさんのためにお持ちになったのですね。
続いては、スーツ姿の方。
「ありがとー、来てくれて! 待ってた。スーツ好きやから。」
「仕事終わり。」
「初めて見た、スーツ姿!」
「大阪また来る?」
「また来る! スーツいいな! ありがとー!」
ゆうこさんは、本当にスーツがお好きですね。
以前、ブログに「私の好きな服装は男女ともにスーツですね〜〜」「スーツってなんだかいいかんじ!!かっこよいと思うんですよね〜!」と書いていらっしゃいました。
2冊券の方が続きます。
「ありがとー! 今日もただいまです!」
ゆうこさんの「ただいま」が心に沁みます。
ゆうこさんは京都ご出身で、大学時代は茨城に、そして、卒業後は東京へと生活拠点を移されていますが。
ブログにはこんな風に綴られていました。
「関西に行っても、関東に行っても、どこに行っても『おかえり』って迎えてくれる方がいること、本当に心強いです!!ありがとう」
それは、ゆうこさんの人徳ですね。
またスーツ姿の方がいらっしゃいましたよ。
「ありがとー! 関西最終日! 今日はスーツで来てくれた~! ありがとー、来てくれて~!」
「とりあえず、ずっと仕事やったんやけど。楽しみにして来た。」
「地元やからさー、大好きやでー!」
うわ、僕もゆうこさんに「大好きやでー!」とか言われてみたい!
その次の方は、ゆうこさんを祝福します。
「ありがとー!」
「気象予報士合格おめでとう! リケジョなんでしょ? 微分積分とか平気で解いちゃうんでしょ?」
「ぜんぜん。数学は苦手です。」
「関西弁や。京都出身なんでしょ。これ(場内のBGM)かかってんの、ひめもす(オーケストラ)ですか? また注目します! 自分は三重なんで、名古屋でも来てくれたらもっと嬉しい。最近『クリーム』に載ってるの、注目してます!」
皆さん、遠方からでも、ゆうこさんに会いに来られますね。
ゆうこさんと同じく、ノドの調子の良くない方がいらっしゃいました。
「ありがとー!」
「ノドやられた! う~、ラーメン屋さんに行って注文したら、こんな声で。」
「ありがとー、大阪遠征!」
「途中でキツネの伏見神社に寄って、お稲荷さんとか。」
いやあ、僕はやっぱり、えくぼ神社に行きたいです!
いよいよイベント開始(その3)
ここからは、3冊券の方です。
「ありがとー! はじめまして!」
「初めまして。」
「今日、会いに来てくれて、ありがとー! 何くん?」
「〇〇と言います。週刊誌見て来ました。」
「私の週刊誌?『週プレ』とか?」
「はい。今日初めて会えたの、東京とか行けへんから嬉しいです。」
「〇〇くん、関西の人?」
「大阪です。」
「また大阪、ただいまさして。がんばるから。」
「ノドなおして下さいね。」
「いつもはもっと可愛い声やから。」
「知ってます。」
ゆうこさんとファンの方との心温まるやり取りですね。
続いての方、どうぞ。
「ありがとー!」
「初めまして。まだライブみたことない。」
「もっとちゃんとした声なんやけど、90分ライブしたら、ノドをやられてしまってん。ツイッターで見たことあるかな~?」
「京都出身なんで。」
「ありがとー! ただいま~! また帰って来られるように。」
「イオンの桂川の大垣書店で『クリーム』買いました。また買いに行きます。」
ありがとうございます!
「事務所の本社が大阪やから、またすぐ帰って来る!」ゆうこさんのお約束です。
3冊券の方が続きます。
「ありがとー!」
この方はデジカメをお持ちになっています。
「お、すごい! 持って来てくれたん? ありがとー!」
「良かったです、大阪に来てくれたから。」
「昨日に続いて今日も。またすぐ来るから。お名前は?」
「〇〇です。また会えたらいいな!」
「また〇〇くんのスーツ姿見たいな。今日ちょっとジャケットっぽいやん。ジャケットコーデみたいなん好きやねん。楽しみにしてる。」
「今日はちょっと、ちゃんとした恰好で来た。」
ファンの皆さんが、どれほどゆうこさんの帰郷を心待ちにされていたかがわかります。
その次は、仕事を抜けていらっしゃった方です。
「ありがとー、来てくれて!」
「なかなか二日続けて抜けて来るのはキツイ。」
「何て言って抜けて来たん?」
「飲み会。会社関係者と、って。」
「ありがとー! うれしー!」
「FILAの服がツタヤの色でそれっぽい。」
「それっぽいよね!」
ゆうこさんが着ている衣装のポロシャツ(FILA)の色と、会場の背景にあるTSUTAYAさんマークの色が同じコバルトブルーに見えます。
お店も、ゆうこさんを心底歓迎されているということでしょうか。
いよいよイベント開始(その4)
ここからは、5冊券の方です。
「ありがとー、大阪!」ゆうこさんが叫びます。
「ありがとう。」
「会いたかったよおお!」
「ホントは昨日のライブも行きたかった。」
「でも、今日来てくれた。」
「名古屋から日帰りで来た。」
「名古屋すぐ行くよ~!」
ひめオケさんの東名阪ツアー名古屋公演は5月18日です。
続いては、またスーツ姿の方がいらっしゃいましたよ。
「ありがとー、〇〇!」
「リアルJK。」
「リアルJKや~! いいやん、スーツ!」
「え、今日帰っちゃうの? すごいハードスケジュールやで。明日ちゃうの?」
「またすぐ帰って来る。」
「楽しみにしてる。」
「『クリーム』さんに色々さしてもらってる。ここ(TSUTAYA EBISUBASHIさん)私も来たことあるわ。今日来て初めてわかった。エレベーター見た? 見てほしい! 私のポスター貼ってある!」
あれは確かに一見の価値があります。
その次は、ちょっとおしゃれなファッションをされた方が。
「ありがとー! あ、OVER PRINT(オーバープリント)や!」
「オーバープリント(=オバプリ)の服、よく来てますよね? あれ、私物なんですか?」
「お仕事やけど、オバプリさん好きだよ~。」
「結構アイドルさん、着てますよね。」
「ありがとー! めっちゃオシャレ~! オーバープリントさんとか、めっちゃ似合う!」
「元々着てたから、ゆうこさん見て、あっ、てなって。」
「〇〇さん、関西の人?」
「岡山から。」
「岡山の人? わざわざこのために来てくれたの?」
「ライブとか普段、東京やから、なかなか行けない。また良かったら岡山来て下さい。」
「良かった、〇〇くんとおたがい近づいたから! うれし~! ホンマ~! えー、ありがとー!」
こんな風にして、『クリーム』のイベントをきっかけに新しいファンの方が増えるなら、大変光栄なことです。
今度は「初めまして」の方。
「ありがとー! はじめまして!」
「初めまして。」
「けっこうアイドル行ってんの?」
「東京で。」
「何くん?」
「〇〇。」
「よろしく~。」
「ここ(TSUTAYA EBISUBASHIさん)来たことあるん?」ファンの方が尋ねます。
「うん。大阪は、買い物行くんやったら大阪。」
「何で?」
「何もないやん、京都。」
「そうなん?」
僕のオカンも「京都は何にもあらへんさかい」が口癖でした。
僕も高校生の頃は、梅田の紀伊國屋さんに本を買いに行ったり、梅田や難波の映画館に映画を観に行ったりしたものです。
いよいよイベント開始(その5)
ここからは、7冊券の方です。
「ありがとー!」
何と、この方が上着を脱ぐと、下から先日ソフマップさんで開催されたゆうこさんのオンラインサイン会の特典Tシャツが現れました!
「大阪までわざわざ」遠方からお越しのファンの方をねぎらうゆうこさん。
「来ると思った?」
「こっからのぞいてるのわかった?」ゆうこさんが逆に尋ねます。
「わかるよー。」
「はずかしー!」
会場とブースを仕切るパーテーションの隙間から場内のお客様をのぞいていたお茶目なゆうこさんなのでした。
続いては何と、2冊券→5冊券→7冊券と、一人で3周もされた方です。
「ありがとー! おかえり~!」
「ただいま。」
ありがとうございます!
ゆうこさんへの愛がひしひしとこちらにも伝わって来ました。
チェキ&写真撮影タイム
最初は、2ショットチェキの撮影です。
「ハート、ハートにしよー!」
アイドルさんのイベントの定番、お二人で片方ずつ丸めた手のひらを合わせてハートを作るポーズが、ゆうこさんのお気に入り。
「ええやん、ありがとー!」
3冊券以上の方は、チェキにゆうこさんがサインを入れて下さいます。
「下の名前、漢字で書けるで。」
「旧字体の〇〇。」
「え? やめとこ」おじけづくゆうこさん。
「本名は〇〇。」
「難しすぎて。小学生レベルやからな、漢字。私、まだまだ成長中や。」
才女でありながら漢字が苦手なゆうこさんはお嘆きですが。
ゆうこさんのサインが入ったチェキを受け取ったファンの方は「家宝にします!」と大喜び。
「ケータイの後ろにはさんで!」と応じるゆうこさん。
続いては、お客様のカメラまたはスマホでの撮影です。
「ポーズとか何かある?」
「もうおまかせで。」
「おー、すごい! カメラ持って来てくれたん?」
「はい。」
中には、何周かするのを前提に、「まずケータイからやと思って。カメラも今日は持って来てるから」という方も。
5冊券の方は1分間、7冊券の方は2分間も撮影タイムがあります。
「2分あったら、長いねー。」
立派な一眼レフで黙々と撮影するファンの方。
ポニーテールをきゅっとつかむゆうこさん。
「今どれくらい経った?」
「30秒です」僕が答えます。
「見返り美人。正面向いてくれる?」
ペコちゃんのように舌をペロッと出す可愛らしいゆうこさん。
「笑っちゃったよ」とファンの方。
「へへへ。」
「しゃがめる?」
「うん。」
「結構近い距離で撮れる。」
「いいやん。」
「ケータイに切り替えよ。はい、行くよ。」
「すぐ待ち受けにする?」
「じゃあ、全身撮る。」
「いいすか?」
ゆうこさんがグリコのポーズを取ります。
「イケてるイケてる。」
「すぐ近くにあった。」
イベント会場のTSUTAYAさんがある戎橋の傍には、阪神タイガースが優勝した時にTVに映る、あのグリコの看板があります。
「あそこは外国人ばっかりや。」確かに、ものすごい人出でした。
「私はJapanese girl!」
3・2・1…はい、終了です。
「後で厳選して、いいのがあったら送るわ。」
「いいのだけくれるの?」
皆さん、ゆうこさんとのトークを楽しみながら、思い思いに撮影タイムを満喫されたのでした。
私物サイン&特製グッズのお渡し
5冊券以上の方には、お客様の私物にサインを入れる「私物サイン」の特典があります。
野球のボールをお持ちになった方。
「いいの~? 私これ全然投げられへんかったわ。」
「ソフトボール投げ、割と得意。」
「得意? 本名がいいな。本名で入れとこ。」
「〇〇。」
「〇〇…ん、あ、あー、こっちなんや。いいや~ん。ガチっぽい。野球選手みたい。ありがとー。」
「これも飾っておく。」
「え、いいのいいの?」
ゆうこさんは、同じく5冊券以上の特典である特製フォトパネル(ワイド6切判 ※203×305 mm)をファンの方に手渡して、「これも飾ってくれる?」
「飾るわ。前回の分(2023年12月号の秋葉原での発売記念イベントの特典・特製フォトパネル)もちゃんと。」
「ありがとー! ゆうこだらけや!」
なお、今回のフォトパネルは、ちゃんとした業者に発注しているので、画質が非常に良いです(※フジカラー高級プリント)。
続いては、オレンジ色のモバイル・バッテリーを持って来られた方。
「周辺機器や。書けるかな、私? これで、ちょっと、あの、注意して。」
その次の方は、「僕、私物、何にも持って来てない。」
「じゃあ、これ~」ゆうこさんが取り出したるは、上述の5冊券の特典・特製フォトパネルです。
「これ飾ってくれる? ひとり暮らし~? じゃあ、だいじょうぶ。【好きや】ってメッセージ、関西弁やで。」
うお~!
僕もゆうこさんに【好きや】ってメッセージ入れて欲しいなあ…しまった!
僕には愛する妻が!
今度は、『クリーム2023年12月号』発売記念イベント(秋葉原)の7冊券の特典「ゆうこさん直筆イラスト特製シャチハタスタンプ」へのサイン入れをご希望の方。
この方は、関東からいらっしゃったのでしょうか。
「久しぶりに会ったのがこっち(大阪)だから、ドキドキしちゃう。」
「えへ。ありがとー。遠いやん。」
「そんなことない。新幹線ですぐ。」
「かわいいやん、これ。使ってや!」サインを入れ終えたゆうこさん、自画自賛です(※これぞ本当の自画)。
その次は、ハンドクリーム(?)のチューブを差し出された方。
「ええやん。ちゃんと化粧水とかしてそうやん。」
「してない。」
「これ(サイン)見て、がんばって!」
ハンドクリームを持ち歩かれるとは、ちゃんと身だしなみに気を遣われる方ですね。
続いての方は何と、ソフマップさんで開催された『クリーム2月号』サイン会の5冊購入特典・特製オリジナルTシャツへのサイン入れをお望みになりました。
「いいや~ん!」
「これ、持ってる人、5人くらいしかおらんかった。」
「ありがとーねー! すごない、これ? 着てや!」
超限定品のレアグッズですね。
ちなみに、僕も見本を1枚、持っていますが、ゆうこさんのサインは入っていません。残念!
それから、有名ブランド【COACH】(コーチ)の財布をお持ちになり、金色のマジックと共に差し出された方も。
「大事なサイフやのに。」
「これ、ゆうこさんとのチェキ入れ。」
「え~、いいの? 手がふるえます。こんなブランド物にサインすることないから。私、ぜんぜんブランドに詳しくないけど、コーチは知ってる。これ、マジックつかんように紙はさんどかんと。え~、すごない? やばいちょっと。革にサインしたことある人になった。」
「ケータイやと変えることあるけど、サイフやとずっと持っとけるやん。」
いいセリフですね。
今度、どこかで使わせて下さい。
7冊券の方には、ゆうこさん直筆イラスト特製シャチハタスタンプを差し上げます。
こちらは、2023年12月号の発売記念イベントの特典とは別絵柄です。
「これがあれかあ。ハンコのやつ。予想よりめっちゃ大きいな。書類のとことか押したり。」
「使ってな!」
も・ち・ろ・ん、使いますよね?
本のお渡し&握手
そして、本のお渡し。
5冊券や7冊券の方は、重いので大変です。
「荷物増えそうやけど、だいじょうぶ? カバンに入る?」
「大丈夫。」
いよいよ、握手の時間がやって来ました。
ゆうこさんは、一人一人のファンの方に深い感謝の気持ちを込めて、いそいそと両手を差し出されます。
「ありがとー! 手あったかい!」
「手ェ冷たいゆうてたけど、ぬくなってるやん。」
ゆうこさんはイベント当日の朝、SNSに「末端冷え性で手冷たくてごめんやけど、握手であたためてね」と投稿されていたのでした。
「ありがとー、しあわせや~。ちょっと離れるのさびしいな。」
ゆうこさんにこんな風に言われたら、ファンの方も後ろ髪引かれる思いでしょう。
ゆうこさんはなかなかファンの方の手を離そうとされません。
まるで、日本映画史上に残る名作『残菊物語』(溝口健二監督)の中で、歌舞伎役者・尾上菊之助(花柳章太郎)と無理やり別れさせられる糟糠の妻・お徳(森赫子)を見ているような気持ちになります。
それほど、ファンの皆さんに対する愛が深いということでしょう。
最後は、「ありがとー! うれしー、来てくれて! またね~! またすぐ帰って来ます!」と、両手を振り振り、にこやかにお見送り。
常にファンの方への気遣いを忘れないゆうこさんで、多くのファンの方に愛されるのも納得です。
こうして、イベントは無事終了。
天使のようなゆうこさんと、熱心なファンの皆さんのおかげで、『クリーム』史上2回目の関西イベントは大成功に終わりました。
普段の活動の拠点は東京なのに、大阪でこんなにファンの方が集まって下さるのはスゴイです!
ありがとうございます!
出席率は何と100パーセント!
これには、関係者一同、大喜びでした。
イベント終了後も、撮影などでとてもお忙しかったゆうこさんですが、終始笑顔を絶やさず、最後まで明るいテンションで乗り切られました。
まさに、アイドルの鑑ですね。
椿野ゆうこさん、ご参加下さいましたお客様、TSUTAYA EBISUBASHIさん、本当にありがとうございました。
当日参加できなかった方も、TSUTAYA EBISUBASHIさんにて、ゆうこさんのサイン入りチェキ(※大阪イベント衣装)付き『クリーム』が販売されております。
また、次号(6月号)から、TSUTAYA EBISUBASHIさんでもチェキ付きの『クリーム』を販売して下さることになりました。
今後も、『クリーム』発売記念イベントを企画しております。
次回は、4月12日(金)18:30より、ソフマップAKIBAアミューズメント館さん及びソフマップライブにて、ひめもすオーケストラさんトークショー&サイン会&オンライン特典会の予定です。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02byn7bbgdm31.html
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/025uh11igdm31.html
どうぞよろしくお願いします。
【文責:販売部・大浜 ※事務所様確認済み】