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【イベント・レポート】Cream(クリーム)10月号(メディアックス)発売記念 雷神サンダーレイガーさん握手会

はじめに

去る9月5日(金)、東京・秋葉原の書泉ブックタワーさんにて、「Cream(クリーム)10月号(メディアックス)発売記念 雷神サンダーレイガーさん握手会」が行われました。
当日の東京は、何と台風15号が関東を直撃するという予報が出ており、朝から汗をじっとりと滲ませるような生ぬるい空気に包まれ、ゴオーッと不穏な音を立てて鳴り響く風と、時折強烈に吹き付ける横殴りの雨に見舞われて、散々なお天気。
けれども、夕方には雨も上がり、雲の切れ間から一瞬、青い空が覗くほどに。
きっとファンの皆さんの想いが天に通じたのでしょう。
雷神サンダーレイガーさんは、東京近郊でポートレート撮影会を開催しているSPP撮影会から生まれた5人組のアイドル・ユニット「ニコニコ♡SPIRIT(略称:ニコスピ)」の緑色担当で、福岡県出身。
一度聞いたら絶対に忘れない、アイドルさんとは到底思えないような、このパンチ力絶大なお名前。
一体どんな方なのだろうかと思いきや、実際にお会いして見ると、シャープで現代的なキリっとしたお顔立ちに、ハートの奥まで射抜いてしまうような視線の強さを感じさせる大きな瞳、それに、明るいブラウンの髪が洗練された都会的な印象を与える美人さんで、ショートカットにすれば、宝塚の男役のようです。
「女性じゃないって、めっちゃ言われます。強そうって。」
ところが、お話しすると、おしとやかで、とっても腰の低い大人の女性なので、そのギャップに驚かされます。
「もっと怖い人かと思ったら、優しいから物足りないって、強い女の人が好きなファンの方からよく言われるんです。」
いやいや、このルックスでこんなに親しみ易ければ、誰でも一瞬でファンになってしまうでしょう。
レイガーさんの芸名の由来は、皆さんのご想像通り、プロレス関係なのだそうです。
「昭和のプロレスが好きなので、プロレスラーさんみたいな、一発で覚えられるカッコイイ名前がいいなと思って。一番好きなのは三沢光春選手なんですけど、獣神サンダー・ライガーさんから着想を得ました。そのお名前の元になった、永井豪先生の漫画『獣神ライガー』から採ったんです。永井豪先生が好きなので。」
おお! 永井豪と言えば、我々の世代だと『ハレンチ学園』のイメージなんですけど。
「ああ、そうですね。あと、『デビルマン』とか『マジンガーZ』とか。昔のアニメとかロボットが好きなんです。」
なるほど、そっちへ行くんですね。
プロレスだけでなく、仮面ライダーや戦隊モノにも関心が深く、一番お好きなのは『怪傑ズバット』なのだとか。
う~ん、名前は分かるんだけれども、僕が5歳の時だから、はっきりとは覚えていないなあ。
『秘密戦隊ゴレンジャー』なら、今でも主題歌をうたえますが。
それから、昭和の特撮、特にウルトラセブンがお好きとのこと。
僕は第三次怪獣ブーム世代で、小学生の頃にはテレビの再放送で毎日ウルトラ・シリーズを見て、友達と怪獣ごっこなんかで遊んだりしたので、ウルトラセブンなら負けませんよ。
そこで、「ウルトラセブンの何がお好きですか?」と尋ねると、「メトロン星人です!」と即答されました。
メトロン星人は人類を自滅させるために、タバコに幻覚剤を入れるんですね。
子供向けの番組にタバコが普通に登場していたなんて、今では信じられないでしょうが。
四畳半の和室でモロボシ・ダンとメトロン星人がちゃぶ台を挟んで対峙し、その後、変身したウルトラセブンとメトロン星人が夕日の街で決闘するシーンは特撮史上の名場面とされています。
しかし、とても若い女性とは思えないようなご趣味ですが。
「はい、古いものが全部大好きなんです! ただ、この名前で後悔することもあります。真面目な場面で、『何とお呼びすればいいのでしょうか?』とか聞かれるんで。」
でも、こんなに綺麗で性格も良い方なら、最初の衝撃は全てチャラになりますよ。
レイガーさんは、お姉さんのお宅で飼われているニャンコと戯れるのがお好きなのだそう。
まあ、グループに「世界共通言語ネコ語計画」という曲もあるくらいなので。
ニャンコがお好きなんですね。
「はい。でも、実家ではイヌを飼っていて、イヌも好きです。動物はみんな大好きです!」
動物好きに悪い人はいません。

レイガーさんとアイドル

レイガーさんは元々、特にアイドルが好きという訳ではありませんでした。
「アイドルにはそんなに興味がなかったので、まさか自分が実際にそれを仕事にするとは思ってなかったんです。好きな音楽はフォーク・ソングで、一番好きなのはザ・フォーク・クルセダーズです。」
!!!
「帰って来たヨッパライ」とか「イムジン河」で有名なバンドですが、1960年代ですよ。
僕は高校時代にオフコースが好きだったので、小田和正とか、あと、チューリップ再結成のコンサートなんかを観に行ったこともあって、フォーク・ニューミュージック系はそれなりに分かるつもりでいますが、それよりもずっと昔の流行りですね。
「そうなんです。だから、なかなか趣味の合う人がいないんです。」
そりゃ、加藤和彦もはしだのりひこも、もう亡くなっていますからねえ。
レイガーさんがアイドルになられたのは、全くの偶然なのだとか。
「実は私は美容師で、美容室で働いていて、今の事務所の社長がお客さんとして来てたんです。『今度、新しいグループを作るんだけど、人が足りないから、数合わせで入ってくれない?』って言われたので、『じゃあ、入ります』って。人生でこんな風にスカウトされることなんてないから、一回やってみよ、挑戦してみようかなって思ったんです。」
こうして、2021年2月、レイガーさんはパームス秋葉原で行われた「ニコニコ♡STAGE(略称:ニコステ)」のデビューライブでアイドルとしてファンの皆さんの前に初お披露目されます。
約3年の活動を経て、2024年3月、ニコステは惜しまれつつも解散。
卒業したメンバーさんもいましたが、レイガーさんは事務所に残り、同年4月、AKIBAカルチャーズ劇場で開催された「ニコニコ♡SPIRIT(ニコスピ)」のデビューライブで再びアイドルとして活動を続けて行くことを宣言されたのでした。
「ニコスピはいい意味でバラバラと言うか、メンバーの個性が強いです。私がいられるくらいなんで。同じ事務所の二コラバ(ニコニコ♡LOVERS)は可愛いメンバーで固めているイメージなんですけど。今は週に2~3回、ライブをしています。年に2回くらいは遠征もあります。先月(8月)には北海道遠征がありました。私は、ちょっと熱を出しちゃいましたけど。強そうに見えて意外と弱いんで、遠征に行くと、いつも体調を崩すんです。11月には私の地元・福岡遠征も決まっています。ただ、海外には行ったことないんですよね。同じ事務所で、よく中国に行くグループがあるんですけど。私はプライベートでも生まれてこの方、日本から出たことがないんです。」
僕もないですけどね(お前の話しは聞いていない)。
今年6月には、レイガーさんの5回目となる生誕祭が行われました。
レイガーさんは6月20日生まれです。
「毎年、緊張して不安になります。私、祝われるより祝うほうが好きで、自分の生誕祭はいつも申し訳ない気持ちになるんです。自分のためと言うより、ファンの方に『今までありがとう』とお礼を言うための場だと思っています。」
何と!
アイドルさんは自己顕示欲と言うか、上昇志向の強い方が多いのですが、ここまで遠慮がちな方は本当に珍しいですね。
レイガーさんにはソロ曲があって、しかも自ら作詞もされています。
拝聴したのですが、これがまたルックスからは全然想像できない(失礼!)可愛らしいお声なので、ビックリしました。
「よく言われます。自分で作詞したソロ曲は2曲あって、『一富士二鷹三ダーレイガー』はアップテンポで、ライブで歌うと盛り上がる曲なので、ファンの皆さんも好きだと思います。ぶっとんだ曲を歌いたいんですよ。」
確かに、「君のため ビリビリ充電中」って、『うる星やつら』のラムちゃんかと思ってしまいましたが、耳なじみの良いメロディーで、すぐに口ずさめそうな気がします。
もう1曲の「Loved♡One」は、とても切ない曲なのですが、
「雨上がりの水たまりに
映った虹がまだ忘れられない
今も君の面影 探してしまうから
そんな僕にぽつり 降り出した雨
モノクロに見えてしまう この世界
君がいれば 色付いていたのに…」
情景が目に浮かぶような素晴らしい詞ですね。
「ありがとうございます。実際の自分の経験を基にして書きました。詞を書くのは好きなんですよ。」
若い人が日常生活で普通に使うような文体とは全く違うので、「これは本を読む人の言葉の使い方だぞ」と思ったら、やはり、レイガーさんはかなりの読書家のようです。
先日、ご本人のSNSに「本屋さん閉まる前に行けて3冊買ってきちゃった〜」「今月で5冊買ってるけどまだあと2冊ホシー」と、不況にあえぐ我々出版業界の人間にとっては女神様のような投稿がありました。
今どき、紙の本を何冊もまとめて買って下さるような若い方は絶滅危惧種です。
「何読んでるかは秘密」とありましたが、好きな作家は誰なのでしょうか。
「三島由紀夫です。」
え!? 村上春樹とかじゃなく!?
「あ、逆に村上春樹は読んだことないです。三島由紀夫は文章が読み易くて、情景が浮かぶんですよ。一番好きな作品は『金閣寺』ですね。」
これまで53年生きて来て、三島由紀夫を「読み易い」という方に初めて出会いました。
僕は高校生の時に『仮面の告白』を読みましたが、とても他の作品も読んでみようとは思わなかったですね。
「ああ、あれは…。私は頭いいとかじゃ全然ないんですけど、純文学が好きなんです。でも、ミステリーやホラーもよく読みますよ。」
お仕事の合間を縫って本を読むというレイガーさん。
レイガーさんはライブ以外にも、定期的に撮影会があり、系列のコンカフェのキャストを務め、また美容師のお仕事もあったりと、日々、大変ハードなスケジュールをこなされています。
それでは、アイドルとしての今後の目標は何でしょうか。
「それが、私はマイペースと言うか、よくある『武道館!』みたいな、上を目指す目標はあまりないんです。ファンの方にとって居心地のいい場所を作りたいと思っています。日常生活の中で疲れた時や不安な時に、ライブに行って元気をもらえるみたいな、そんな存在になれたら嬉しいです。」
何というファン想いで、しかも謙虚なお答えでしょうか。
「短期だけでもと思って始めたアイドル活動ですが、気が付いたら、もう5年もやってます。」
そう言って、フッと笑うレイガーさんがアイドルとして、一体どんな方向に進んで行くのか、今後の活動からますます目が離せません。

レイガーさんと『クリーム』

レイガーさんは、グラビアにも関心をお持ちのようです。
「ちょっとは興味あります。グラビアって言うより、コスプレが大好きなんです。特に、セクシー系の衣装が好き。自分が変わりたい、変身願望って言うんですかね。」
事務所さんが定期的に開催されている撮影会でも、色々な衣装を着ていらっしゃるレイガーさん。
また、今年7月には「近代麻雀学院 真夏の水着祭」に出演するなど、大きな撮影会にも果敢に挑戦されています。
レイガーさんにとって人生で初めての雑誌掲載は、何と『クリーム』でした。
2025年8月号で、ニコスピのメンバーである杏乃はなさん、宇津木りおさんと一緒に登場されたのです。
「めちゃ嬉しかったです。私、同じ事務所の鈴木優梨亜ちゃん(現・ニコニコ♡LOVERS)のファンで、事務所に入ってからずっと『キレイだなあ』と思って応援してるんですけど、優梨亜ちゃんが初めて『クリーム』さんに出たとき(2022年10月号)はチェキ付きを買いましたし、書泉さんのイベント(2022年11月)も行きたかったんです。そのときは用事があって行けなかったんですけど。優梨亜ちゃんを通じて『クリーム』さんの存在を知ったんですけど、ファンの方が『読者ハガキに雷神さんも出してって書いといたよ~』って言って下さって。嬉しかったんですけど、そしたら、本当に出ることになりました。」
さらに、前号の大反響により、2号連続での登場が決定。
しかも、今回は初のソロ掲載です。
「本当にありがたいことです。ファンの皆さんがたくさん雑誌を買って下さったお陰です。ありがとうございます!」
今回の衣装の制服は、撮影現場に用意されていた中から、レイガーさんが選んだそうです。
「特にこだわりとかはないんですけど、前回は水色のシャツだったので、変えようと思って、前回は着てない白い服にしました。それから、寒色系が好きで、『クール系の顔立ちのほうが合う』ってスタイリストさんに言われたので、紺色に青のチェックのスカートにして、それに、メンバーカラーの緑のリボンを合わせました。」
もう1着の衣装・競泳水着のほうはいかがでしたか。
「現場には、真っ青のと黒いのが用意されてたんですけど、『黒のほうが大人っぽい。似合うねー』と言われたので、黒にしました。」
誌面の競泳水着姿を拝見しましたが、筋肉がスゴイですね。
「筋肉質なんですよ。小・中学生のころ、7年間くらいチア・リーディングをやってたんです。ムキムキになりたいと思って、筋トレが趣味だったこともあったんですけど、ライブのとき、腕の筋がバキバキで、ちょっと怖いかなと思って、控えてるんですよ。フリフリの衣装とかだと似合わないんですよね。でも、水泳選手と同じで、筋肉の基礎ができてるんで、筋トレすると、すぐに戻るんです。」
もし次に『クリーム』に出て下さるとしたら、どんな衣装を着てみたいですか。
「もう1回、競泳水着を着たいです。スポーティーなほうが好きです。」
一瞬、天井を見上げて、拳を握り締めたレイガーさん。
ファンの皆さんの応援さえあれば、すぐにまた実現すると思うので、ぜひ頑張って下さい。
今回のイベントは、レイガーさんの2回目の『クリーム』登場を記念したものです。
レイガーさんにとって初の個人イベントということで、事前にご本人のSNSなどで大変熱心に告知して下さいました。
その甲斐あって、限定2名のプレミアムな7冊券、同じく限定5名の5冊券は、発券開始するや直ちに完売!
当日も、飛び入り参加のお客様が次々といらっしゃって、大盛況のイベントとなったのでした。
ありがとうございます!
これも、レイガーさんが普段からファンの方との交流を大切にされているからこそでしょう。
レイガーさんはイベント当日、「おはようございます! 雷神サンダーレイガーです。本日はよろしくお願いします」と、実に折り目正しくご挨拶をされながら会場にいらっしゃいました。
「今回、初めての雑誌の発売記念イベントで、めちゃめちゃ嬉しいです。ファンの皆さんのお陰です。ありがたいんですけど、みんなのおサイフになるべく負担にならないように、無理しないでねーって言いたいです。」
僕はもう10年以上、『クリーム』のイベントを担当していますが、こんなに腰の低いアイドルさんには、お目に掛かったことがありません。
それから、会場のテーブルの上に山と積まれた『クリーム』に一冊一冊、心を込めてサインを入れて下さいました。
ハイマッキー(※マジック)の太いほうでぐいぐいと大きく「雷神」と書き、それにRaizinの「R」とThunderの稲妻、Reigaの「R」を組み合わせた、とてもたくましく力強いサインです。
お名前だけでなく、サインもまた迫力満点!
サイン入れが終了した後も、メイク、お着替え、インタビュー、撮影と、忙しくこなされ、ついにイベント開始時間を迎えたのでした。

いよいよイベント開始(その1)

さて、いよいよイベントの始まり。
レイガーさんは、『クリーム10月号』の誌面で着たのと同じ、上は白地で襟、袖、胸ポケットに紺のラインが入って前立てにシルバーのボタンが並んだオシャレな夏用の制服に、緑の地に白と紺のラインが入って星の模様が散りばめられたトラッドな蝶リボン、下は紺の地にブルーと白のタータンチェックのプリーツ・ミニスカートでご登場。
髪型は、みんな大好きツインテールですよ。
まるで少女マンガのヒロインのように大きな瞳と、現実離れした明るいブラウンの髪に何の違和感もなく、これから始まる「雷神サンダーレイガー」という物語への期待がいやが上にも高まります。
今回のイベントは、撮影&握手会。
購入冊数に応じて、特典が異なります。
全ての券種で、事前サイン本のお渡しと、お客様のカメラまたはスマホでの撮影、2ショットチェキの撮影が可能。
さらに、3冊券ではチェキへのサイン入れ、5冊券以上では特製フォトパネル(ワイド6切判 ※203×305 mm)のお渡しと私物サイン、7冊券では、それに加えて、特製アクリルキーホルダーのプレゼントがあります。
何という豪華な特典でしょうか。
レイガーさんは、常連のファンの方の顔と名前を完璧に把握していらっしゃいます。
ファンの方の近況も、SNSなどで確認して、詳細までご存じです。
最初は2冊券の方。
「わー、イェーイ!」ファンの方の顔を見るなり、声を上げるレイガーさん。
「イェーイ」ファンの方も呼応します。
「トップバッターだよ! ありがとー!」
元気いっぱい、ノリノリなモードでファンの方に感謝の気持ちを伝えるレイガーさん。
次の方、どうぞ。
「わーい、うれしい! ありがとー!」
この方は緊張されているようで、荷物を床に置こうとされましたが。
「だいじょうぶ? 荷物、そこに置いてていいよ」と優しく会場内のミニテーブルへ促すレイガーさん。
やはり、接客業をされているからでしょうか。
ファンの方への応対も、非常に丁寧でいらっしゃいます。
続いては、「お久しぶり」の方です。
「はっ、めちゃひさしぶりー! あー、まじでうれし~! 今日は仕事? 来てくれてありがとー!」
全身全霊で喜びを伝えるレイガーさん。
こんなに喜んで下さると、ファンの方もわざわざ会いに来た甲斐があろうというものです。
どんどんファンの方かいらっしゃいますよ。
「○○だ~! やっほー! ありがとー! イェーイ!」
ファンの方がたじたじになってしまうほど、ハイテンションなレイガーさんです。
今度は、女性の方がいらっしゃいました。
「イェイ、うれしい! 久しぶりだね~! 来てくれた~! めちゃうれしい!」
まるで、お友だち同士のように仲の良さげなお二人。
それにしても、同性にも愛されるのは本物のアイドルさんの証ですね。
次の方は…。
「あ、やっほー! ありがとー、来てくれて! 今日お仕事は?」
「大丈夫だった。」
こんな素敵なレイガーさんに会うためなら、皆さん、無理してでも駆け付けられるでしょう。

いよいよイベント開始(その2)

続いては、3冊券の方です。
「イヤー、アハハ、ありがとー!」
「可愛い。」
「すごいよね、ありがたいよー! 雨もやんで良かった。ホントに。雨女過ぎて。『クリーム』の撮影の時も雨だったの。」
まあまあ、結局やんだのだから、雨女ではありませんよ。
今度は、「お久しぶり」の方です。
「イェーイ! ありがとー! いやー、ひさしぶり~!」
「おめでとうございます」初イベントのお祝いの言葉を伝えるファンの方。
「ありがとう! 皆さんのおかげです。ホントに。平日に来てくれて。今日、お仕事は?」
「何とか。」
レイガーさんの初めての個人イベントをお祝いするためなら、仕事も早く終わらせますよね。
「お久しぶり」の方が続きます。
「あー、ありがとー! ひさしぶりじゃーん! 来てくれてうれしいー!」
「忘れられちゃったと思って。」
「忘れないよー!」
レイガーさんはきっと、そんな薄情な方ではないと思いますよ。
その次も「お久しぶり」の方が。
「え、うれしいーっ! すごいひさしぶりじゃーん!」
「今日、イベントあるって知って、台風来てたから、雨降って行けないなーって思ってた。」
「やんだからね。」
「ラッキーだ。」
「めっちゃうれしい! 元気だった?」
こんなに「お久しぶり」の方がたくさん来て下さると、イベントを開催して本当に良かったなと思います。

いよいよイベント開始(その3)

ここからは、5冊券の方です。
「あ、元気~? ありがとー! うれしい~!」
「こういうイベントって、あんまないから。」
「ないよ~。え、ありがとー、ホント、来てくれて。このあとは何かごはん食べんの?」
「まあ、どっか適当に。」
「せっかくアキバまで来たからね。」
もちろん、メインの用事はレイガーさんにお会いすることでしょう。
続いては常連の方。
「はーい、ありがとー、○○さ~ん! 雨やんで良かったよ。大雨だったよね~。」
「傘を差しても濡れるくらい。でも、4時過ぎたらやんでたよ。」
「良かった、ホント、やんで。『クリーム』に関係ある日、ずっと雨なのかなって。哀しい。」
「札幌(※8月の札幌遠征)も?」
「確かに、札幌も雨だった。」
「どうする、福岡遠征のとき、雨だったら?」
「ま、そのときはそのとき。天神(※福岡の繁華街)とか、地下街あるから、何気に。」
札幌遠征は、SNSに上げられている写真を拝見すると、天気が良さそうだったのですが、雨の日もあったんですね。
福岡はレイガーさんの地元ですから、大丈夫でしょう。
その次の方は、レイガーさんにプレゼントをお持ちになりました。
「あー、ありがとー!」
「あー、可愛い~。はい、差し入れ~。」
「うれしい~!」
この方は、とにかく「可愛い」を連呼されます。
「可愛い可愛い可愛い。あー、可愛い~。現役でイケるよ。」
「無理だよ。」
こんな美人で色っぽくてスタイリッシュな現役女子高生なんて、日本中探しても見つかりません。
「下(※書泉ブックタワーさん4Fアイドル・コーナー)でもチェキ欲しくて1冊『クリーム』買ったの。」
「え、ホントに? 優しい。かわいいはもういいから。」
多分、何万回「可愛い」を重ねても、レイガーさんの魅力は表現できないでしょう。
レイガーさんは「可愛い」というレベルを遥かに超越しています。
今度は、「初めまして」の方です。
「あら、こんにちは~! ありがとー、うれしいよ~! 来て来て!」
「初めまして。」
「そうなの、初めまして。ありがとう、そんな『初めまして』で5冊も買ってくれて。お名前は?」
「○○。」
「でも、何で知ってくれたの?」
「『クリーム」で。」
「え、じゃあ、『クリーム』さんの購読者なの? 来てくれて、うれしい。結構頻繁にイベント来てるんだ?」
「まあ。」
「こうやって○○ちゃんと会えたの、『クリーム』さんのお陰だね。でも、良かった。雨、降らなくて。」
「家で待機してた。楽しみにしてた。」
「楽しみだった? でも、めっちゃ緊張したよ。初めてのイベントだから、どうやればいいのかって。えー、良かったら、また会おう。ライブやってるんで、いつでも。」
初めて会うシャイなファンの方にも親しげに話し掛けるレイガーさん。
ファンの方も、これで一気にレイガーさんとの距離が近付いたと感じられたことでしょう。

チェキ&写真撮影タイム

最初は、2ショット・チェキの撮影です。
「いいよ、こっちに来て。ありがとー!」
「いつもと身長が違う。」
「いつもはヒールが高いから。今日はローファーなの。」
小顔なので、写真で見ると身長が高そうに思えるレイガーさんですが、152センチと意外に小柄でいらっしゃいます。
「ポーズどうしよっか? ハートにしよ?」
定番はお二人で片方ずつ丸めた手のひらを合わせてハートを作るポーズやWピースです。
もちろん、リクエストにも応えて下さいますよ。
「見つめ合いで。」
至近距離で見つめ合うお二人。
「え、ヤバイ。これはヤバイ!」自ら提案しつつも動揺するファンの方。
「行きまーす! はい、チーズ!」
本日、チェキの撮影を担当するのは、何と『クリーム』副編集長の西永彩奈さんです!
しかし、西永さんのスゴイところは、こういう時にあくまで裏方に徹すること。
あまりにナチュラルなので、ほとんどの方が西永さんとは気付かれなかったかも知れません。
「緊張した?」
「緊張した。」
こちらも、レイガーさんとファンの方のお二人だけの世界に。
仲良く1枚のチェキフィルムに収まりました。
続いては、お客様のカメラまたはスマホでの撮影です。
「え、めっちゃ久々のカメラ。久々に撮ってくれるの? うれしー!」
「行きますよー。」
「はい!」
突き出したギャルピースが似合い過ぎなレイガーさん。
中には、「今日はスマホです」という方もいらっしゃいました。
「そうなの? カメラ持って来てないの?」
「ちょっと荷物のこととか、色々考えちゃって。」
もちろん、スマホでも大丈夫ですよ。
5冊券の方は1分、7冊券の方は、何と2分間も撮影タイムがあります。
「2分も行けるんだ~!」ウキウキしているレイガーさん。
黙々とシャッターを切るファンの方。
「ヨコ?」と尋ねながら、レイガーさんは「握手会」のカンバンを指差します。
そして、カメラに一歩ずつ接近。
「こんなに近いと入らない。」
「入ってない?」
「入ってるけど。」
さらに、ドアップ。
レイガーさんは、さすが撮影会などで慣れていらっしゃるだけあって、ご自分を美しく魅せるポーズを次々と繰り出されます。
「めちゃくちゃ長い!」
「いっぱい撮れる?」
皆さん、レイガーさんとの会話を楽しみながら、エレガントなヴィーナスのお姿をご自分のカメラに収めたのでした。

特典グッズお渡し&私物サイン

5冊券以上の方には、特製フォトパネル(ワイド6切判 ※203×305 mm)のお渡しがあります。
誌面の白い夏用の制服姿で、肘をついて手の甲の上にあごを載せ、ちょっとけだるそうな表情で首を傾けているレイガーさんの写真です。
「めちゃめちゃキレイじゃない? 家に飾って、これは。」
5冊券以上の方には、レイガーさんがお客様の私物にサインを入れる「私物サイン」の特典があります。
こちらのフォトパネルへのサイン入れを希望される方がたくさんいらっしゃいました。
「このパネルに書いてもらうのは良かった?」
もちろんですよ。
緑がベースの写真なので、目立つように、黒のマジックでぐいぐいとサインを入れるレイガーさん。
「オーケー!」
続いての方は…。
「えー、何それ!? すごい! すご過ぎる!」
西武ライオンズの大きなライオンの頭に金の鎖が付いた「ビッグチェーンネックレス」という公式応援グッズをお持ちになりました。。
「裏に書いてもらえる?」と、ライオンの頭を裏返すファンの方。
「え、ライオンズ好きなの? これで応援してるの? 重いと思ったら軽いじゃん!」
「これで3900円。」
「えー! 知らなかった! 野球好きなんだ!? そんなに応援に行ってたんだ?」
「まあ、テレビで見るのが多いけど。」
レイガーさんはサインと共に「がんばれライオンズ!」というメッセージも書き添えました。
「別にライオンズファンじゃないけど、これだけ通販で欲しい! 今度、これ付けてライブ来てよ!」
世の中には、色んな応援グッズがあるということですね。
今度の方は、やはりフォトパネルへのサイン入れをご希望になりました。
「パネルにサイン。せっかくだし。」
「これ、めっちゃ可愛くしてもらってて。雷マークだし。」
緑色の稲妻マークを入れたのは、デザイン担当・Iのこだわりです。
「そうやって取っとけるからいいよね」とファンの方。
「あー、めっちゃうれしい! 家に飾る?」
「神棚に。雷神さまだ。」
確かに。
一家に一枚、雷神様をお祀りするというのがこれからの日本の風習になるかも知れません。
次は、何にサインを入れてもらおうか、逡巡されている方がいらっしゃいます。
「こっちのほうがいいかな?」
「何持って来たの?」
「のぼり。まだサインもらってなかった。」
レイガーさんの生誕祭のグッズの「のぼり」だそうです。
「どうする?」
「でも、せっかくだから、パネルに。のぼりにはいつでももらえるから。」
この方も結局、フォトパネルへのサイン入れをご希望に。
雷神様、大人気ですね。
その次の方も…。
「じゃあ、このパネルにサインして。」
「ありがと。今めっちゃドキドキしてるよ」レイガーさんも緊張されています。
「そうだよね。あんまりない場所だしね。」
「このパネルもめっちゃ可愛い。レイガーって書く?」
長くアイドル活動をされていても、やはり単独イベントというのはプレッシャーが掛かるものなのですね。
それから、「初めまして」の方は大きな見開きの色紙を差し出されました。
「これは両面使って?」
「うん。」
色紙のスペースを目いっぱい使って、実にダイナミックにサインを入れるレイガーさん。
大物アイドルの片鱗が感じられます。
こうして、皆さんの思い思いの品物に、レイガーさんのサインが入りました。
さらに、7冊券の方には、特製アクリルキーホルダーをプレゼント。
すらりと伸びるおみ足を軽く組んで、緑色の稲妻の上に腰掛けて微笑む制服姿のレイガーさんです。
75×100ミリなので、かなり大きめで、手のひらにゆったりと乗ります。
カギを付けて、いつでもどこでも、レイガーさんを連れて歩いて下さい。

本のお渡し&握手

そして、本のお渡し。
5冊券や7冊券の方は、重いので大変です。
「待って、これ持てる? たくさんだから、持って帰るの大変でしょ? だいじょうぶ? めっちゃ読んでください!」
ついに、この麗しの女神と握手ができる人生最高の瞬間がやってまいりました。
「今日は握手会だから、握手しよー! 仲良し~。わー、ありがとー、いつも! 手あったかいね。」
吸い込まれそうな大きな瞳をキラキラと輝かせながら、引き締まった腕を真っすぐに伸ばして、しっかりとファンの方の手を握り締めるレイガーさん。
「こんなのないよね。ドキドキして新鮮」ファンの方も感激です。
最後は、「またねー! 待ってる! ホント帰りも気を付けて~!」と両手を振り振り、にこやかにお見送り。
常にファンの方への心遣いを忘れないレイガーさんで、多くの方に愛されるのも納得です。
こうして、イベントは無事終了。
女神のようなレイガーさんと、熱心なファンの皆さんのお陰で、素晴らしいイベントになりました。
ありがとうございます!
出席率は何と100パーセント!
これには関係者一同、大喜びでした。
イベント終了後も、撮影や追加サインなどでお忙しかったレイガーさんですが、終始笑顔を絶やさず、最後まで明るいテンションで乗り切られました。
まさに、アイドルの鑑ですね。
雷神サンダーレイガーさん、ご参加下さいましたお客様、書泉ブックタワーさん、本当にありがとうございました。
今後も、『クリーム』発売記念イベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。

【文責:販売部・大浜 ※事務所様確認済み】