【イベント・レポート】Cream(クリーム)4月号(メディアックス)発売記念 小宮山アサミさん握手会(秋葉原)
はじめに
去る3月11日(火)、東京・秋葉原の書泉ブックタワーさんにて、「Cream(クリーム)4月号(メディアックス)発売記念 小宮山アサミさん握手会」が行われました。
当日の東京は、朝のうちこそ柔らかな早春の陽射しが覗いていましたが、次第に雲行きが怪しくなり、午後には小雨がパラつき始めるというあいにくのお天気。
けれども、ファンの皆さんの熱い想いは天気などものともしないほどの勢いで、盛況となりました。
小宮山アサミさんは、全国展開中のカフェ&レストラン「アフィリアグループ」を代表するメンバーから構成された学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」のメンバー(担当カラーは赤色)で、東京都出身。
くっきりとした大きな瞳は溢れるような笑顔で輝いていて、春に咲くチューリップの花のような愛らしさと、周りの人たちを一緒に包み込んでしまうような人懐っこさをお持ちの方です。
公式HPのプロフィールに「元気が有り余ってるので、もらってってください!」と書かれているように、いつも朗らかに笑っていらっしゃるので、何かイヤなことがあった時も、アサミさんと会えば、すっかり忘れて明日への活力が湧いて来ることでしょう。
「東京都出身と書いていますが、それは出生だけで、実際はほとんど住んでいません。お父さんが転勤族だったんで。高知→山口→岡山→大阪→富山→東京と、2~3年おきに転々としました。いちばん長くても、山口の5年です。」
それだと、なかなか友達ができなくて困ったりしませんでしたか?
「それが、全然そんなことないんです。転勤がデフォルトだったので。確かに、仲良くなったと思ったらお別れですけど。だから、私の子供のころのことを知ってるお友だちもいないんです。知ってるのは親だけですね。自分では、子供のころからあまり変わってないと思うんですけど。私、反抗期がなかったんですよ。よく反抗期って後から気がつくって言うじゃないですか。でも、ないんですよ。基本、いい子だったんで。中学まで夜も8時に寝てましたし。」
そうですか。
友達とのテレビドラマの話題についていけなかったりしませんでしたか?
「ないですね。ドラマとか見なかったので。そもそも、お友だちとテレビの話しなんてしなかったんですよ。だから、会話についていけなくて困ったこともないです。」
なるほど、今の若い方はテレビをご覧にならないんですね。
我々の時代とは違います。
「私、楽観的なんですよ。なるようになる。なった先で楽しめばよくな~い? みたいな感じで生きています。それと、運がいいんですよ。自分では、強運を通り越して『豪運(ごううん)』って言ってますけど。」
例えば、どんな感じですか?
「ちょっといいお店にランチに行ったら、普段は若手の方が作ってるのに、私が行った日だけベテランのシェフが作ってくれたりとか。家族みんな運がいいですね。宝くじに当たったりとか。いや、そんな1億円とか、すごい金額じゃないですけど。」
へえ、僕は生まれてこの方、一度も宝くじに当たったことがありません(※そもそも買ったことがない)。
そんなアサミさんの特技は、「絶対音感」なのだそうです。
「2歳のときからピアノとエレクトーンを習ってたら身につきました。英才教育とかじゃなくって、普通の習いごとですよ。でも、絶対音感にもレベルがあって、私のは低いほうだって最近わかって、自信を失っています。」
いやいや、絶対音感があるというだけでスゴイと思いますよ。
それから、趣味は「ぬいぐるみ作り」とのことですが。
「元々ぬいぐるみが好きなのと、ちまちましたことが好きなんです。手作りのキットを売ってるんですよ。それを買って、命を吹き込むんです。これくらい(高さ約20センチ)のライオンを大人になってから作りました。片手で持てるくらいですね。あと、フェルトのキットとか、手芸は何でも好きです。憧れるのは刺繍(ししゅう)ですね。丸い木枠に布を張って、その中でやるのがあるじゃないですか。あれをやってみたいです。」
ああ、よくジェーン・オースティンなんかのイギリス文学に出て来そうな感じのアレですね。
アサミさんは色々な引出しをお持ちで、しかも、それが俗っぽくなくて、ほかに何が飛び出すのか、非常に興味が湧いて来ます。
アサミさんとアイドル
アサミさんは、物心がついた頃からアイドルになりたかったのだそうです。
「好きなアイドルは、ももクロ(=ももいろクローバーZ)のピンク担当あーりんこと佐々木彩夏さんです。あーりんがももクロに入る前、子役時代にTV番組に出てたんですけど、そのときのあーりんが好きだったんです。いや、もちろん今も好きですよ。私もアイドルに憧れてたんですけど、周りの環境が許さなくって、親にも反対されたし、無理かなってあきらめてました。でも、やってみてダメだったのならともかく、まだ挑戦もしていないので、どこかであきらめ切れてなかったんです。そんなときに、たまたま友だちから『純情のアフィリアがオーディションをやるみたいだよ』って聞いたんです。アフィリアのことは元々知ってたし、『当たって砕けろ!』と思って受けることにしました。」
アフィリアさんが13期のオーディションを開始したのは2022年6月。
その時、アサミさんはマレーシア在住でした。
「マレーシアには4年間いました。日本とは環境を変えたくて、自分の意思で行くことにしたんです。マレーシアには色んな人種がいて、マレー系の人はマレー語、中国系の人は中国語を話します。英語が共通語です。でも、お互いカタコトなんですけどね。マレーシアの英語は方言みたいな感じで、最後に『lah(ラー)』をつけるんです。例えば、『Can lah』とか。これで、OKって意味なんですよ。」
僕は当時、アフィリアさんの事務所が制作されていたTV番組『MIRAI系アイドルTV』(TOKYO MX)を毎週録画して見ていたので、このオーディションのこともよく覚えています。
「6月からオーディションが始まって、私が応募したのが7月です。配信審査もあったんですけど、マレーシアの自宅から配信していました。9月にはダンスオーディションで一時帰国しました。」
そして、12月になり、ついに新メンバーが発表されたのです。
アサミさんのインスタグラムの最初のページ(2022年12月5日付)には、次のような初々しいコメントが掲載されています。
「はじめまして!
純情のアフィリア 新メンバーの小宮山あさみです。
この度、13期としてアフィリアのメンバーになることになりました
初めてのことだらけでドキドキしてるけど、ワクワクもしてます。
よろしくお願いします」
アサミさんは、オーディション合格の連絡が来た時、「正直、あまり実感がなかった」とおっしゃっています。
「12月7日、『MIRAI系』に初めて出ました。収録のタイミングが合わなかったので、私だけマレーシアからリモートで出演です。司会の庄司智春さんからの振りに私がちゃんと対応できてるって(庄司さんの相方の)品川祐さんがほめて下さいました。私はあまり空気が読めるタイプじゃないんですけど、読めてたってことなんでしょうね。」
それから、アサミさんは慌ただしく日本に戻って来て、12月24日、「東城アミナBirthday Live 2022」で初めてファンの皆さんにお披露目されました。
その余韻に浸る暇もなく、翌25日には、既に走り出していた純情のアフィリア7枚目のシングル「この盾に、隠れます。」のリリースイベント(=リリイベ)が上野マルイの屋上で行われ、アサミさんも参加します。
「全国的に雪の日で、東京は晴れてたんですけど、寒かった。しかも、クリスマスの衣装が薄くて。」
アイドルとしてのアサミさんのスタートは、なかなか波乱に満ちていたように見えますが、実際にアフィリアに加入されてみて、どう思われたのでしょうか。
「アフィリアって、コンセプト(※魔法王国)がしっかりしてるじゃないですか。だから、キャラクターのブランディングとか、自分の体形管理とか、事務所から細かく言われそうなイメージが最初はあったんですけど、思った以上に全部自分でできます。SNSの運営なんかも、自分で企画して、完全にまかされています。メンバー個人は自由ですね。」
わかります。
リーダーの渚カオリさんや、『クリーム』の表紙を何度も飾って下さった寺坂ユミさん、葉山カナさんを拝見していても、皆さん、強烈に個性を発揮されていますね。
アサミさんと「純情のアフィリア」
2023年2月28日、「この盾に、隠れます。」が発売され、オリコンデイリーランキング3位、ウィークリーランキングでも5位を記録します。
アサミさんがアフィリアに加入して、最初の大きな出来事でした。
「リリイベでめまぐるしかったんですけど、ずっとフワフワした感じでした。できあがったCDのジャケットを見ると、私がいる! でも、何か他人を見ているみたいな感じで。『これ、私?』みたいな。いまだに実感がないです。」
確かに、ほんの2~3か月前まで普通の女の子だったのに、それがアイドルになって、いきなりCDが出たと言われても、現実味が感じられないのはもっともなことかも知れません。
同年4月には、ラジオ「MUSIC BAR MIRAI亭」(tbcラジオ)がスタート。
毎週飛び込んでくるお客様(ゲスト)と、「MIRAIに残したい飲み物」と「MIRAIに残したい音楽」について語る番組です。
アサミさんはアルバイト(アシスタント)を務めることになりました。
「アフィリアに加入してすぐ、『この盾に、隠れます。』のリリイベのときに、スタッフさんから『アサミ、ラジオやってみない?』と言われました。マレーシアから帰って来たばかりの、まだ何者かもわからない私を抜擢するなんて、スタッフさんも大バクチをしたなと思うんですけど。マレーシアにいたときにライバーをやってたんで、その経験を買ってくださったんだと思います。」
この番組を通して、アサミさんにとって最も印象に残る出会いがありました。
「『MIRAI系アイドルTV』のスタッフさんが『MIRAI亭』にも関わっていらっしゃったんです。『アサミ、品川(祐)さん(品川庄司)に会ってみない?』って言われて。それで、品川さんがゲストとして来てくださることになったんです。TVの時はリモートだったんで、初めて品川さんにご挨拶できました。2023年の11月です。『やっとお会いできた!』って、うれしかったです。」
この番組は、アサミさんがアイドルになって間もない頃から現在まで続いています。
「先日、2周年のお祝いに、スタッフさんとランチをごいっしょしました。これからもずっと続けたい大切な個人のお仕事です。」
アサミさんは頭の回転がとても速くて、お話しをしていても言葉がぽんぽんと出て来るので、MCに向いていると思います。
「アフィリアのメンバーはみんなMCができます。あの環境にいると、いくらでも話せるようになります。ほかの方とのトークショーでも、みんなまじめに取り組むので、『トークに対する熱量がスゴイ!』って、よく言われます。」
かつて、『クリーム』でも、2022年6月号で葉山さんと寺坂さんがW表紙を務められた時、名古屋(星野書店近鉄パッセ店さん)と東京(書泉ブックタワーさん)の2会場でお二人のトークショーを行なったことがあります。
寺坂さんが話しを切り出しながら葉山さんがそれに応えるという形で、コンカフェ時代の苦労話しやアイドルになりたての頃の裏話などを赤裸々に語って下さり、参加されたファンの方からも「めちゃくちゃ濃いイベントだった」というご感想をいただきました。
ですから、アサミさんのおっしゃることは実感を伴ってわかります。
そして、アサミさんは同年8月、世界最大のアイドル・イベントであるTIF(東京アイドル・フェスティバル)に初参加されました。
「実はTIFのことをあまりよく知らなかったんです。出られることのすごさがわかってなかった。会場に入ってから、『大きい!』ってビックリして、すぐに『すごいところに来たんだ!』って思いました。パスがないと通れないんですよね。必ず確認されるんで。」
アサミさんは、この時のTIFに、忘れられない思い出があるそうです。
「【推しの子】コラボステージに出させていただいたんです。うれしかった。TIFに出ているすごいグループの中から5人、選ばれるんですけど、何でアイドルになって半年の私が選んでいただけたのか。それは『応募理由が熱かったから』だと、あとから聞きました。応募理由を書いてLINEでマネージャーさんに送ったんですけど、手を抜かずにやると、こうやってかたちになるんだ、表に出るもの以外も、ちゃんとスタッフさんは見てくれてて、お仕事につながるんだって、初めて学びました。」
アイドルの世界は厳しく、努力したからといって、必ず報われるとは限りません。
けれども、成功した方は例外なく、見えないところで、ものすごい努力を重ねています。
翌9月、8thシングル「ジェネレーション・ギャップ」が発売され、何とオリコンデイリーランキング1位を獲得!(※ウィークリーランキング5位)
「うれしかったです。発売日は盛り上がりました。アイドルは夏が忙しいって、よく言われますけど、TIFが8月にあって、それと並行して新曲も進めてたんで、大変でした。MV(=ミュージックビデオ)の撮影のときなんて、前日に振り入れですよ。ここでワン・ツー・スリーが入るのか入らないのかとか、直前まで決まらないし。それが決まらないと、口の動きがあるから、撮影ができないんです。ほんとに忙しかった。よくみんな体調を崩さずにがんばったなって。」
その結果の1位なので、皆さんの感激もひとしおだったことでしょう。
「ジェネレーション・ギャップ」は、畳み掛けるようなリズムとマイナー調のメロディーで、一度聴いたらすぐに口ずさめるような、アフィリアさんらしいカッコイイ曲です。
「リリイベも熱くて、センパイ(※アフィリアさんのファン)たちも盛り上がってました。気温も暑かった(高かった)ですけど。」
ちなみに、アサミさんがアフィリアの曲の中でいちばん好きなのは「それだけが、生きる意味なんだ」なのだそう。
「アフィリアのことを初めて知った曲です。アフィリア好きの友だちが教えてくれて知りました。歌詞が好きなんです。アイドルになりたかった自分に共鳴するものがありました。」
ステージの上にいる「私」はアイドルで、めぐり逢った「君」をファンの方に重ね合わせて、同じ「夢」を見ながらいっしょに歩いてゆくこと、「それだけが、生きる意味なんだ」という熱いメッセージを込めた曲。
アフィリアさんは本当にいい曲が多いですね。
それでは、アサミさんのアイドルとしての「夢」は何でしょうか?
「かなう、かなわないは置いといて、『社会現象』になりたいです。」
え、【社会現象】ですか!?
これまで色んなアイドルさんにお話しをうかがって来ましたが、こんなスケールの大きな単語が飛び出したのは初めてです。
「『老若男女(ろうにゃくなんにょ)』がみんな、『ああ、アフィリアね』と言うような。例えば、センター街全部がアフィリアで埋め尽くされるとか、本屋さんにアフィリアの表紙がずらーっと並んでいるとか。」
まあ、『クリーム』の表紙になれば、書泉さんや星野書店さんにずらーっと並べていただくことはできると思いますけど、【社会現象】となると、昔のピンク・レディーとか、おニャン子クラブとかのレベルですよね。
「私がアイドルをやめて、しばらく経ったころに、『ああ、あれは社会現象だったんだな』と気づく、みたいな。渦中にいる本人は、忙し過ぎて気づかないんですよ。」
確かに、ピンク・レディーは睡眠が一日1時間しか取れなかったという伝説もありますね。
「だから、私はアイドルになるという夢はかなったんですけど、『社会現象』になるという夢はかなってないんで、まだ目標は道半ばと言うか、△(三角)印です。」
アサミさんの夢は大きく、果てしないですね。
これは応援し甲斐があります。
「アフィリアのメンバーはそれぞれ個性が強いんですけど、目標に向かってみんなで力を合わせられるグループだと思っています。でも、私の大きな夢をかなえるには、私たちだけじゃムリです。アイドル全体を盛り上げたいです!」
右手のこぶしに力を込めて、そう言い切った時、アサミさんの瞳の奥が一瞬、キラリと光りました。
大きな大きな夢をかなえるために、これから先、アサミさんが一体どんな風に進んで行くのか、ますます目が離せません。
アサミさんと『クリーム』
アサミさんはグラビアにも興味をお持ちです。
「興味はあります。でも、『クリーム』以外の雑誌にはまったく出たことがないですし、大きい撮影会もまだないです。グラビアを見るのは好きなんです。自分でも水着とかやってみたいけど、いつか(身体が)仕上がったらやりたいです。あと、あんまり自分の顔が好きじゃないんです。」
え、そうなんですか!?
可愛らしいお顔だと思いますよ。
「いつか自分の顔が好きになったら、写真集も出してみたいです。」
アサミさんが初めて雑誌に掲載されたのは、『クリーム』の2023年12月号でした。
「お話しをいただいた時は『えっ!?』って思いました。『先輩メンバーがいっぱいいるのに、何で!? 私でいいのかなあ?』って。でも、うれしかったです。」
アサミさんは「Pick up live idol」のコーナーに見開き2ページで登場。
衣装は、上が白地に襟と袖口が紺の長袖セーラー服にグレーのリボン、下が紺のプリーツ・スカートです。
「学校がずっとブレザーだったので、一度セーラー服を着てみたかったんです。撮影のとき、スタジオにいくつか制服が用意してあって、『選んでいいよ』って言われたので。できあがった雑誌を見て、『見開きって、こんなに載せてもらっていいの!?』って思いました。1カットとか、せいぜい半ページくらいだと思ってたんで。」
いえいえ、それだけアサミさんが魅力的だということですよ。
大人気アイドル・グループ「純情のアフィリア」の新メンバーの初グラビアは大いに話題を呼び、チェキ付きの本誌も各販売店さんで「即日完売」が相次ぎました。
大反響を受けて、2024年6月号では、アフィリアの後輩メンバー(14期)楠本コトリさん(※活動終了)とお二人で掲載。
5月21日には、書泉ブックタワーさんで発売記念イベントも開催されました。
「初めての雑誌のイベントでした。イベントやって、はたして人が来てくれるのか、すごく不安でした。どうしようかと思ったんですけど、二人だったらやれるなって。今でもコトリに助けられたと思っています。本誌のセンターの、ちょうどDVDのはさんであるところのページに載せていただけたのが良かったです。」
編集部の期待の大きさがうかがえますね。
アサミさんの心配もどこへやら、イベントは、たくさんのファンの方がいらっしゃって大盛況に終わりました。
そして今回、『クリーム2025年4月号』で、アサミさんは通算3回目、ソロとしては二度目の本誌掲載となります。
「ソロでの掲載はめちゃめちゃうれしいです。今回もDVDがはさんであるセンターのページなんで、DVDのページ担当になろうかな。しかも、5ページもあります。うれしい! 勝手に『制服で見開き2ページくらいかな?』と思ってたんで、撮影のとき、2着も衣装があると聞いてびっくりしました。表紙にも、こんなに大きく名前を載せていただいて。」
今回の衣装はいかがでしたか?
「撮影当日、『制服は何が着たい?』と聞かれたので、『クリーム』のSNSの画像を検索して、『これが着たいです』と言ったら、たまたま用意してくださってる衣装の中にあったんです。スタッフさんにも『これ、いいよね』って言われました。しっかりセーラー服で、しかも、ちょっとこじゃれた感じで。」
薄いグレーの地にチェック模様が入り、白い襟に薄茶色の3本のラインがある半袖のセーラー服風で真鍮ボタンが付いた上着です。
ちょっと私立のお嬢様学校のようで、僕も『クリーム』に登場したことのある制服の中では、これがいちばんオシャレだと思います。
2021年10月号で「純情のアフィリア」のメンバーが全員登場した時にセンターの葉山さんが着ていたのも、『クリーム』の表紙を4回も飾ったレジェンド・朝倉ゆりさん(元エラバレシ)が最後の表紙の号(2022年2月号)で着ていたのも、この制服でした。
いずれもエース級の方ばかりです。
「じゃあ、私も『エース級』ということですか!?」
もちろんです!
「次世代エース」になっていただきましょう。
『クリーム』の撮影で今後、やってみたいことはありますか?
「お外での撮影をしてみたいですね。しゃぼん玉が好きなんで、しゃぼん玉を持って。あと、やっぱり表紙になりたいですっ!!」
ファンの皆さんが応援して下されば実現可能な目標だと思いますので、ぜひ頑張って下さい。
今回のイベントは、アサミさんの『クリーム』3回目の登場を記念したものです。
単独での発売記念イベントは初ということで、事前にご本人のSNSなどで大変熱心に告知して下さいました。
その甲斐あって、限定2名のプレミアムな7冊券は、予約の段階で完売!
当日も、飛び入り参加のお客様が次々といらっしゃって、大盛況のイベントとなったのでした。
ありがとうございます!
これも、アサミさんが普段からファンの方との交流を大切にされているからこそでしょう。
アサミさんはイベント当日、「おはようございまーす! 今日はよろしくお願いします!」と、元気にハツラツとご挨拶をされながら会場にいらっしゃいました。
「今日は天気はイマイチですけど、このイベントが終わった後に私のことを知った人が悔しがるような楽しいイベントにしたいと思います。がんばります!」
それから、メイク、お着替え、撮影、インタビューと、忙しくこなされ、ついにイベント開始時間を迎えたのでした。
いよいよイベント開始(その1)
さて、いよいよイベントの始まり。
アサミさんは、『クリーム4月号』の誌面で着たのと同じ、上は薄いグレーの地にチェック模様が入り、白い襟に薄茶色の3本のラインがある半袖のセーラー服風で真鍮ボタンが付いた上着に赤銅色のリボン、下はライトグレーのプリーツ・ミニスカートでご登場。
朗らかなアサミさんの笑顔は、まるでサンリオの人気キャラクター「みんなのたあ坊」のように、会場をぱあっと明るく照らします。
今回のイベントは、撮影&握手会。
購入冊数に応じて、特典が異なります。
すべての券種で、事前サイン本のお渡しと、お客様のカメラまたはスマホでの撮影、2ショットチェキの撮影が可能。
さらに、3冊券ではチェキへのサイン入れ、5冊券以上では特製マウスパッドのお渡しと私物サイン、7冊券では、それに加えて、特製マグカップのプレゼントがあります。
しかも、当日になって、事務所さんのご厚意により、告知していた「事前サイン」が「その場でサイン」に変更になりました。
何という豪華な特典でしょうか。
会場にエンドレスで「純情のアフィリア」さんのバラエティーに富んだ楽曲が流れる中、ファンの方が順番にブース内へ。
アサミさんは、常連のファンの方の顔と名前を完璧に把握していらっしゃいます。
ファンの方の近況も、SNSで確認して、詳細までご存じです。
最初は2冊券の方。
「こんにちは! やったー!」
「初めまして。」
「ですよね。」
「このイベントがあるのを知って、調べたら、可愛かったんで。」
「ありがとうございます! よろしくお願いします! お名前は?」
「○○です。」
初めてのファンの方のことを一生懸命覚えようとされるアサミさんなのでした。
続いては、「お久しぶり」の方です。
「お待たせしました。」
「わー、久しぶり!」
「ひさしぶりだね。1年ぶりくらい?」
久しぶりに会ったファンの方のことも、もちろんちゃんと覚えているアサミさんです。
「このトビラの写真がいちばん好き」最初の見開きの左ページの右上にある、アサミさんがカバンを投げ上げているカットを示すファンの方。
「ほんと? 投げるのめっちゃ難しかったよ。」
一見、何気ないショットにも、裏には苦労があるということですね。
次の方は…。
「見えてるよ!」
「鏡で見られた。」
夜になると、書泉さんの9Fの大きな窓ガラスが反射して、ブースの中から並んでいるお客様の顔が見えるのです。
今度は、女性の方がいらっしゃいました。
「こんにちは!」
「こんにちは~!」
この方は、アサミさんにあるおみやげをお持ちになりました。
「えー!」
チーズの塊から顔を出しているネズミのマスコットです。
「昨日、偶然見つけてしまって。」
「大好き、これ! よく見つけたね!」
「100均(=100円均一ショップ)で。」
何と、アサミさんがマレーシアにいた時に気に入っていたキャラクターでした。
「日本にもあるんだ?」
「これだよね? サイズ感がよくわかんない。」
某大手100円均一ショップの物流拠点はマレーシアにあるそうなので、そこから日本にも入って来ているのかも知れませんね。
続いては、常連の方です。
「見た、もう?」アサミさんがこの方に尋ねます。
「いや。」
「全部見てね! DVDがここにあるから、広げやすいよ!」
そりゃもう、キュートでラブリーなアサミさんが詰まっていますから、穴が開くまで見ていただかないと。
いよいよイベント開始(その2)
次は、3冊券の方です。
「やほー! 今日は仕事終わり?」
「そう。」
「ここから近いの?」
「まあ。」
「良かった。」
ここで、アサミさんが「私、メンバーのアフィリアネーム言えるよ」と。
アフィリアネームというのは、アフィリア魔法王国のキャストの正式名称ですね。
「カオリさんがカオリ・セレーネ・ゴドランド、カナさんがカナ・R・ノーウィッチ…。」
「歴代のメンバーは?」
「あ、歴代はムリ!」
「純情のアフィリア」の前身「アフィリア・サーガ・イースト」は2008年の活動開始で、そこから数えると、元メンバーさんは30人以上いますからねえ。
いよいよイベント開始(その3)
ここからは、5冊券の方です。
最初は女性の方。
「あ!」
「こんにちは! かわいい!」
「かわいい? いつ着いたの?」
「今日。」
「今日、お休み取ってくれたの?」
「うん。」
「ありがと! うれしい~! 怒られなかった?」
「うん、大丈夫。」
「ありがとー! よく来たね!」
「嬉しいわ!」
「こちらこそ、来ていただけてうれしいわ!」
この方は、長野からわざわざお越しになったのだそう。
ありがたいファンの方ですね。
続いては常連の方。
@JAM10周年を記念して作られた「純情のアフィリア」のコラボTシャツを着ていらっしゃいます。
「おまたせしました! めずらしいの着てる~!」
しかも、このTシャツの下には、アサミさんの担当カラーである赤色のTシャツを着ているそうです。
ここで、なぜかアサミさんからこの方に質問が。
「おたまじゃくしは両生類なの? ちっちゃいときは魚なの? カエルになると両生類なの? もうちょっと育つと人間になるかもしれない。」
「えーー!!」
「あはははは! 鳥類? 爬虫類? よくわかんない。おもしろいね!」
ここで、よほど口を出そうかと思ってしまいましたが、おたまじゃくしは両生類です。
小さい時は水中でエラ呼吸して、大きくなったら陸に上がって肺呼吸する、つまり、水中と陸上の両方で生きるのが「両生類」。
魚類から爬虫類に進化する過程にあるのが両生類ですね。
(※子供の頃、生き物図鑑ばっかり見ていたので、中学の理科は得意でした。)
「DVD見た?」
「まだ見てない。」
実は、今号の「クリーム情報局」にある通り、アサミさんのメイキング映像が収録されたDVDは、締め切りの関係で6月号の付録となります。
今度は女性の方です。
「あはは!」どんな時でも大きな声で笑うアサミさん。
「勝手がわかんなくて。緊張する。」
「緊張するの?」
「緊張する。」
「新しい場だから?」
「そう。」
アサミさんは女性のファンの方が多いですね。
今回は3人も女性の方がいらっしゃいました。
『クリーム』のイベントで、こんなに女性の参加者の比率が高いのは、ちょっと記憶にありません。
同性にも愛されるというのは、本物のアイドルさんの証ですね。
その次は常連の方。
「やあ! ありがとー!」
「○○さんていいよね、名前(※ハンドルネーム)が。」
「昔の親友につけてもらった名前だから。」
「そうなの?」
「何か、いつの間にか○○になった。」
アサミさんは、ファンの方のどんなことにも興味をお持ちになります。
いよいよイベント開始(その4)
今度は、7冊券の方です。
「はじめましてー! ありがと!」
「初めまして。」
全然「初めまして」に見えないのですが…。
この方は、SNSで大人気という「パペットスンスン」というキャラクターの指人形をお持ちになりました。
突然、アサミさんのYouTubeのオススメ欄に現れたのだそうです。
青くて、毛むくじゃらで、目がキョロキョロして、ちょっとセサミストリートに出て来るキャラクターに似ています。
これは、イベント特典の撮影用の小道具なのでしょうか。
しかし、さすがファンの方はアサミさんのことを何でもよくご存じですね。
そして、もう一人の7冊券の方がお越しにならないので、関係者一同、「どうしますか?」と顔を見合わせます。
が、アサミさんは「お仕事が終わってから向かうそうなので、もう少し待っていただけますか? 結構遠くから来るんです」と。
何とファン想いな方なのでしょうか!
ということで、「閉店までに間に合うといいですね…」と言いながら、お待ちすることに。
待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
書泉さんの閉店は20時。
19時50分を過ぎて、「ああ、もう無理かなあ…」と皆が諦めかけたその刹那、
「間に合った!」という声とともに、スーツ姿で汗だくの方が、肩で息をしながら会場に駆け込んで来られました。
19時57分!!
「やあ、間に合ったね! おつかれさま! 走って来たの? 間に合って良かったね!」
「お茶の水駅から走って来た! 去年もこうだった。」
お茶の水から秋葉原まで1キロはありますよ。
確かに、前回のイベントの時も、最後にスーツ姿で走って来た方がいらっしゃいましたね。
「今ちょうどその話しをしてたんだよ。ほんと良かった。」
「話したいこと、いっぱいあるんですけど」とファンの方。
何だか、アサミさんが優しいお母さんのように見えて来ました。
チェキ&写真撮影タイム
最初は、2ショット・チェキの撮影です。
本日、チェキの撮影を担当するのは、何と本誌副編集長の西永彩奈さん!
『クリーム』の発売記念イベントでは、毎回のようにチェキ・スタッフとして参加しているので、もうすっかりおなじみですね。
西永さんがスゴイのは、こういう時に完全に裏方に徹すること。
「最初にチェキ撮りまーす」と西永さんの掛け声。
「ポーズは? ハート?」アサミさんがファンの方に尋ねます。
「ハートにしようかな。」
定番は、お二人が片方ずつ丸めた手のひらを合わせてハートを作るポーズや、Wピース。
ほかには、敬礼や、右の頬に右手の人差し指を立てるポーズなど。
「行きまーす、はい、チーズ!」
「上手に撮ってくれた~!」嬉しそうなアサミさん。
「じゃあ、上手に撮ってくれたお礼の気持ちを込めて、お姉さんにお辞儀を(両手のひらを合わせる)」とファンの方。
「こんなチェキ、見たことないでしょう。レアだね~!」アサミさんが喜んでいます。
「書泉でイベントする時はエプロン姿のイメージがあるな。」
「イベント終わった後に書泉さんが撮るんですよ」西永さんが解説。
この方も、チェキを撮影したのが西永さんとは全く気づいていらっしゃらないようです。
続いては、お客様のカメラまたはスマホでの撮影。
「行きまーす!」
「立ってていいですか? 寄らなくていいですか?」ファンの方に尋ねるアサミさん。
「あ、可愛い!」
「ありがとうございます!」
5冊券の方は1分、7冊券の方は、何と2分間も撮影タイムがあります。
「わ、すごい! ちゃんとカメラだ~!」
「え?」
「カシャッて言う?」
「うん。あ、かわいい~! あと、どうすればいいんだろ?」
「これは?」
逆さまにピースをした両腕を前に伸ばして、懐かしいギャルピースを繰り出すアサミさん。
「めっちゃ可愛い!」
「うれしい!」
30秒前です。
「まだ30秒あるんだ。」
「すわっていい?」
「はい。」
ギリギリで走って来られた方は、撮影も大変そうです。
「カメラばっちり?」
「バッチリじゃない! 自分の熱気でファインダーが曇って見えないです!」
「うそ!? 拭く?」
「いえ、大丈夫です!」
こういった撮影に慣れていない方も多いようですが、皆さん、アサミさんとの会話を楽しみながら、チャーミングでプリティーなお姿をカメラに収めたのでした。
私物サイン&特典グッズお渡し
5冊券以上の方には、特製マウスパッドのお渡しがあります。
これ以上ないほど満面のスマイルをたたえたアサミさんのドアップの写真を使いました。
いつでもアサミさんに見つめられながらデスクワークができますよ。
「可愛いよね、これ!」ファンの方も大喜びです。
「パソコン持ってるの?」
「持ってるよ。結構やわらかいんだね。」
「やわらかいよ。」
ぜひ会社で使って下さい。
7冊券の方には、特製マグカップをプレゼント。
制服姿のアサミさんが頬杖をつきながら、こちらに目線を投げかけています。
いつも「元気いっぱい」のアサミさんには珍しく、ほんのちょっとだけアンニュイな雰囲気。
これは、もったいなくて使えませんね。
あくまで【展示用】ということで。
5冊券以上の方には、お客様の私物にアサミさんがサインを入れる「私物サイン」の特典があります。
半透明のフォトアルバムをお持ちになった方。
「アサミちゃんだけ入れてるの。」
素材のプラスチックがマジックのインクをはじきそうなので、「紙に書く?」と気を利かせるアサミさん。
「うん。」
カタカナで「アサミ」と書き、その隣にトレードマークのチューリップの花を描き添えた、シンプルながら、とっても可愛らしいサインです。
さらに、「あさみせんよう ぶろまいどいれ」と、アサミさんは大きくひらがなで書き加えました。
「わ~、ありがとー!」
「あ、これ『うぶ』みたいだけど、『らぶ』だからね。」
続いての方は、アサミさんの真っ赤な生誕Tシャツをお持ちになりました。
うきうきとイラストを描き始めるアサミさん。
「これ、オオサンショウウオだよ! キモくない?」
「これ、いい!」確かに、ちょっと可愛らしい感じですね(現物は生々しいですが)。
そして、裏面に「元気だよ」と書きます。
「後ろの人に『元気だよ』と言ってるTシャツ」う~ん、シュールですな。
今度の方は、サイリウムの内側のセロファンをお持ちです。
「前にさ、『山』を書き忘れて『小宮さん』になっちゃったことあるよ。あはは。かっこいい感じで、勇ましい感じで、赤い色入れて…あ、赤の光になるんだ! あぶないあぶない。」
赤いマジックで字を書くと、赤の光をつけた時に読めなくなりますね。
「オシャレで可愛い!」
「よし、いい感じ!」ご満悦のアサミさん。
次の方は、真っ白な表紙のフォトアルバムを持って来られました。
表面に貼ってあった保護フィルムを剥がしてアサミさんに差し出されます。
大きくひらがなで「あさみ おもいで帳2025」と書き込んだアサミさん。
「すごく漢字に自信ない」と言いながら、さらに「○○専用」と書き添えられました。
最後の方は、マレーシアの首都クアラルンプールにそびえ立つペトロナスツインタワーの記念メダル(※台紙付き)を。
紺色の台紙にシルバーの細い線で精密画のようにタワーが描かれ、開くと「飛び出す絵本」のように立体になります。
ペトロナスツインタワーは高さ451.9メートルで、完成当時(1996年)は世界で一番高いビルだったそうです。
ほう、これは芸術作品ですね。
「聖地巡礼して来たんだよね~」アサミさんがかつて住んでいたマレーシアのシンボルです。
この台紙に、アサミさんは銀色のマジックでサインを入れます。
「銀にして良かったね。」
こうして、皆さんの思い思いの品物にアサミさんのサインが入ったのでした。
本のお渡し&握手
今回は『クリーム』本誌にも、「その場でサイン」が入ります。
アサミさんが一冊一冊、心を込めてサイン入れ。
そして、本のお渡し。
5冊券や7冊券の方は重いので大変です。
「重たいから気をつけて! いっぱい見てね!」
いよいよ、この笑み溢れるアサミさんと握手ができる人生最高の瞬間がやってまいりました。
すっと真っすぐに右手を差し出すアサミさん。
「ほ! やったあ~! おっきい手! 冷たい?」
「大丈夫。」
アサミさんの心のこもった握手で、ファンの方に日頃の感謝の想いが伝わったことでしょう。
最後は、「ありがとー! またねー! バイバーイ!」と手を振って、にこやかにお見送り。
常にファンの方への優しい心遣いを忘れないアサミさんで、多くの方に愛されるのも納得です。
こうして、イベントは無事終了。
女神のようなアサミさんと、熱心なファンの皆さんのおかげで、素晴らしいイベントになりました。
ありがとうございます!
出席率は何と100パーセント!
これには関係者一同、大喜びでした。
イベント終了後も、撮影などでとてもお忙しかったアサミさんですが、終始笑顔を絶やさず、最後まで明るいテンションで乗り切られました。
まさに、アイドルの鑑ですね。
小宮山アサミさん、ご参加下さいましたお客様、書泉ブックタワーさん、本当にありがとうございました。
今後も、『クリーム』発売記念イベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
【文責:販売部・大浜 ※事務所様確認済み】