【イベント・レポート】Cream(クリーム)2月号(メディアックス)発売記念 南いちごさん(Baby’z Breath)握手会(秋葉原)
はじめに
去る1月24日(金)、東京・秋葉原の書泉ブックタワーさんにて、「Cream(クリーム)2月号(メディアックス)発売記念 南いちごさん(Baby’z Breath)握手会(秋葉原)」が行われました。
当日の東京は、朝から穏やかな冬の青空が広がり、1月下旬とは思えないほど気温も上がって暖かく、まさに絶好のイベント日和。
夜には雨という予報も出ていましたが、イベント開催中は何とか持ちこたえました。
きっとファンの皆さんの想いが天に通じたのでしょう。
南いちごさん(愛称:いちごん)は、あの「純情のアフィリア」や「エラバレシ」と同じ事務所で、「Timeless Innocence(永遠の無邪気さ)」をコンセプトに掲げ、成熟した社会にあっても純粋な心を持ち続け、夢や希望を大切にすることの意義を伝えることを目的として活動している8人組アイドル・グループ「Baby’z Breath(ベイビーズ・ブレス/通称:ベビブレ)」のメンバー(ミルキーホワイト担当)で、茨城県出身。
キレイなお姉さん系のメンバーさんが多いベビブレの中では、「丸顔八重歯」がチャームポイントで、明らかに「可愛い」系のポジションを担っていますが、単に可愛いだけじゃなく、実はパキパキとしてきっぷがいい、姉御肌な面もお持ちのように見えます。
もちろん、とっても可愛らしい方なのですが、その可愛さもブリブリしたものではなく、春先の太陽みたいに、冬眠していた虫たちも思わずほっこりと目を覚ましそうな優しいあたたかみが感じられるよう。
今回、お話ししてみてわかったのですが、とにかくずーっと朗らかな笑みが絶えない方です。
「でも、小さいころは今と真逆(まぎゃく)で、おとなしい子でした。アンパンマンとかプリキュアとか、アニメが好きで。人ともかかわらないし、外に出ない。学校に行くようになってからも、お友だちとあそぶよりも、ずっとゲームをしてました。」
へえ、それは意外ですね。
「絵を描くのが好きで、中学ではイラスト部、高校では美術部に入りました。木炭デッサンとか油絵とか、本格的なところまでやりましたよ。」
先日の3rdワンマンライブの「おみくじ抽選会」用に景品として描かれた色紙がSNSにアップされているのを拝見しましたが、シャチホコやたこ焼きのイラストなど、確かに、とてもお上手でした。
また、東名阪ツアー・大阪公演で披露された、初のメンバーさん考案という新衣装では、デザインの色塗りを担当。
特技がお仕事にも活かされていますね。
「でも、高校卒業後の進路を決めるときに、イラストは趣味でいいかなと思って。仕事にするんならお菓子系だと思って、製菓系の専門学校に進みました。お菓子作りも好きなんです。よく作るのはチーズケーキとかタルト。チーズケーキは簡単なんですよ。」
おお、いちごさんが作られたチーズケーキなら、ぜひ食べてみたいです。
「あと、フルーツを使ったお菓子が好きです。いちばん好きなフルーツはナシ。でも、コンカフェに入って名前を決めるとき、ナシだとあんまりかわいくないなと思って。イチゴのほうがしっくり来るし、ナシよりもかわいいですよね。イチゴも好きだからいいやと思って、イチゴにしました。」
ポジティブ・シンキングですね。
いちごさんとコンカフェ
いちごさんは元々、コンカフェがお好きでした。
コンカフェとは「コンセプト・カフェ」の略で、内装、メニュー、店員の衣装や接客にまで、特定の世界観やテーマを取り入れたカフェのことです。
代表的なのはメイドカフェですが、例えば、『クリーム』でおなじみの「純情のアフィリア」さんなどの母体となっている「アフィリア」は「魔法王国」がコンセプトになっています。
「メイドとか制服が好きなんです。あるお店のHPを見て、どタイプの女の子がいて。ザ・ツインテール! みたいな。メイドっておしとやかなイメージなんですけど、その子は、いい意味でギャップがあるというか、ハキハキしてて、言いたいことを言うし。そういうタイプが好きなんです。外見だけじゃなくて、中身もふくめて。それで、某コンカフェに通うようになりました。」
そこから、アフィリアさんに入られたきっかけは何ですか?
「そのカフェの子のお友だちがアフィリアで働いていて、紹介されて入りました。そのときには、もう専門学校は卒業していました。」
2018年9月、いちごさんはイチゴ・P・フロマージュとしてアフィリア・スターズ(六本木)のキャストになります。
人と関わるのがずっと苦手だったいちごさんは、アフィリアで働き始め、劇的に変わることに。
「最初はおどおどしてました。人と話すのも緊張するし、『楽しんでくれてるのかな?』とか、不安でいっぱいでした。でも、好きなことなら苦手なことでもがんばれます。だんだんお客さんと仲良くなって、私のことを好きって言ってくれる人が増えて、いっしょに働いている人たちとも仲良くなって、それがたのしいなって。明るくなったと自分でも思うんですけど、やっぱり根がまじめなんで、考え過ぎちゃうところはあります。そこまで考えなくてもいいのにって。」
しかし、今のいちごさんを見ていると、人と話すのに緊張されるような方だとは到底思えません。
コンカフェで色々な人たちと交流する中で、いちごさんに新たな転機が訪れます。
「同じお店のキャストに内田琴音さん(※元「イケてるハーツ」一期生)がいたんです。かわいいし、性格もふくめて全部好きでした。イケハー(=イケてるハーツ)のライブを観に行って、歌も踊りもすごいなって思って、あこがれました。それで、私の中ではコンカフェはやり切ったなって思って、卒業するタイミングで、ちょうどイケハーのオーディションがあったんです。それまで『アイドルになりたい』なんて思ったことはないんですけど、イケハーは好きな楽曲もいっぱいあるし。ステージに立つのは私にはできないって思ったけど、『変わりたい』と思って、受けました。」
それは2020年12月のことでした。
「オーディションの面接で『歌って』って言われて、ムリって思ったんですけど、やっぱり『変わりたい』と思って、うたいました。自分の中では『やり切った!』って思いました。まさか受かるとは思ってなかったんですけど、『合格』のメールが来たんです。リアルに声が出ました。『え!!!』って。めちゃくちゃびっくりしました。」
こうして、いちごさんは、人気アイドル・グループ「イケてるハーツ」の候補生になったのです。
いちごさんとイケてるハーツ(その1)
2021年3月、いちごさんを含む7人のイケてるハーツ候補生がファンの方にお披露目されました。
アイドルにはなったものの、候補生から正規メンバーへの道のりは険しく、いちごさんにとっては苦難の日々が続きます。
「ダンスができなくて、怒られて、めっちゃ大変でした。それに、候補生がだんだん抜けて行くんです。それも、急に言われるんです。『レッスンに行こう』って言って、行ったら、『今日でやめます』みたいな。そのたびに、『やめた子の気持ちも背負ってがんばろう』って思いました。アフィリアの店舗で仲の良かったファンの方の気持ちにもこたえたいですし。」
今でも、コンカフェ時代からのファンの方が現場にいらっしゃっているそうです。
コンカフェ出身のアイドルさんは、ファンの方との絆がとても深いと感じます。
以前、『クリーム』の発売記念イベントを名古屋・星野書店さんで行なった時、出演者である葉山カナさんや寺坂ユミさん(純情のアフィリア)のコンカフェ(名古屋・アフィリアダイニング)時代からのファンの方が何人もいらっしゃって、旧交を温めるかのように当時の話しに花を咲かせていらっしゃいました。
さて、数か月間、レッスンやら何やらに明け暮れる多忙な日々を過ごしたいちごさんは、2021年8月14日、ついに正規メンバー昇格者発表の日を迎えます。
この日、イケてるハーツさんの7か月連続ワンマンライブのファイナルが、昼公演と夜公演の2回に分けて、新宿Renyで行われました。
夜公演で、正規メンバー昇格者の名前が発表されることになっています。
いちごさん含む候補生3人は、候補生だけで歌う最後の曲「オトメゴコロ」を披露。
「彼のことを好きだけど、今の関係が壊れちゃうのが怖くて、どうしても一歩踏み出せない」という切ない乙女心を描いた可愛らしい曲です。
いちごさんは、自分がいちばん好きなこの曲に万感の思いを込めて歌い切りました。
本編が終わって、ステージ裏で息を殺し、心臓の鼓動を抑えながら発表を待つ候補生。
発表までの時間がまるで永遠のように長く感じられました。
実際、先輩メンバーとプロデューサーさんが最後まで話し合い、結論が出るまでに30分以上も掛かったそうです。
発表の瞬間、自分の名前が呼ばれたいちごさんは頭が真っ白になりました。
「もうびっくりして、パニックになって、何を話したかぜんぜんおぼえてません。」
アイドル・ガールズポップ&ロック専門情報サイト『ガルポ!』の記事によると、いちごさんは次のように語っていました。
「わたしも上手く言えないんですけど。これからイケてるハーツの正規メンバーとして活動できるのが本当に嬉しいです。これからも頑張っていくので、よろしくお願いします」
いちごさんとイケてるハーツ(その2)
正規メンバーになっても、いちごさんの毎日がすぐにバラ色になったわけではありません。
「あいかわらず、私がいちばん怒られました。同期の二人(熊本美和さん・加山三稀さん)はアイドル経験があるんですけど、私はゼロからのスタートで、ついて行くのが大変でした。加入してすぐ、初めてのリリイベ(リリース・イベント)があったんですけど、めちゃめちゃキツかったです。」
アイドルさんのリリイベは、2~3か月も掛けて連日、CD販売店舗を回り、ミニライブやCDを買ってくれたファンの方への特典会などを行います。
この時は、2021年11月発売の9枚目のシングル「SING・LA・BANG・SHOW!(しんらばんしょう)」のリリイベの真っ最中でした。
もちろん、いちごさんにとって人生初のCD発売です。
しかし、苦労の甲斐あって、この曲はオリコンデイリーランキング2位を獲得します(※ウィークリーランキングは8位)。
「イケハー時代のいちばん大きな出来事と言えば、やっぱりこれですかねえ」いちごさんがしみじみと語ります。
さらに、イケてるハーツさんは、世界最大のアイドル・イベントであるTIF(東京アイドル・フェスティバル)にも出場されました。
TIFは例年8月に行われていますが、2021年は、コロナの影響で1年延期された東京オリンピックと日程が重ならないよう、10月の開催に。
イケてるハーツさんは、全国選抜LIVE(※配信)の北海道・東日本ブロックCで見事優勝し、TIFへの出場権を獲得します。
「正規メンバーとしては初めての大きなイベントで、自分のやってきたことがかたちになってうれしいし、少しは貢献できてるのかなとは思ったんですけど、先輩メンバーががんばってくださったおかげで流れはできてたし、私は途中から加わったみたいな感じなので。」
ところが、出演予定だった10月1日のステージは、無残にも台風の影響で中止に。
僕も当時、ネット上で「どうにかしてくれ!」と蜂の巣をつついたような大騒ぎになっていたのを覚えています。
翌2022年のTIFは、再び夏開催に戻り、イケてるハーツさんも念願の晴れ舞台に立つことができました。
「このときは、いいステージのいい時間帯に出られて、本当にうれしかったです。よりいっそう気合いが入りました。」
けれども、翌2023年1月、イケてるハーツさんは惜しまれつつ解散することになってしまいます。
「イケハーって30曲か40曲くらいあって、私は曲の振り入れがようやく全部おわって、これからというときだったんで…。今となってはめちゃめちゃ大変だったと思うけど、当時はがむしゃらにやってました。解散にはなったけど、自分にとって必要な経験ができて良かった。応募して良かったと思います。イケハーって、いい曲が多いんですよね。かわいい曲もカッコイイ曲も。曲の良さを自分が少しでも伝えられたなら、入って良かったと思うし、アイドルとして、大切な、すてきな基礎を作れたような気がします。」
いちごさんとBaby’z Breath
2023年5月13日、横浜みなとみらいブロンテにて、所属事務所のグループが一堂に会する中、新しいアイドル・グループ「Baby’z Breath」が初めてライブでデビューしました。
リーダーは、イケてるハーツでいちごさんと同期だった熊本美和さん。
余談ですが、僕は渚カオリさん(純情のアフィリア)がバーテンを務める『オールナイトフジコ』(フジテレビ)を毎週録画しています。
その中に「生放送で何かしたい人」という、視聴者がゲリラ参加できるコーナーがあり、ちょうどベビブレさんがデビューされた頃に、熊本さんがプラカードを持ってアピールされているのを見ました。
「へえ、熊本さんは新しいグループに入ったのか。」
僕がベビブレさんのことを知ったのは、その時です。
いちごさんには、所属事務所から、「Baby’z Breathという新規ユニットに参加するか?」という打診がありました。
いちごさんは大いに悩みます。
「自分がアイドルとして活動するのは、イケハーじゃないと考えられない」「新しいメンバーとうまくやっていけるのか?」
そんな時、背中を押してくれたのは熊本さんでした。
「悩むってことは、まだやりたいことがあるんじゃない?」
熊本さんのそのひと言がきっかけで、いちごさんはベビブレに入ることを決断します。
最初は不安もあったいちごさんですが、お披露目に向けてレッスンを繰り返す中で気持ちが固まり、ほかのメンバーとも急速に仲良くなって行ったのでした。
2024年1月には、1stシングル「どんな未来でも」をリリース。
「どんな未来が来ても大丈夫だから、昨日の自分を乗り超えて、前向きに頑張って行こう」という、これ以上ないほど希望に満ちたさわやかな曲です。
「こんなに早くCDを出せるとは思っていませんでした」と語るいちごさん。
この曲は、何とオリコンデイリーランキングで1位を獲得!(※ウィークリーランキングは12位)
「1位だってライブの10分前に聞いて、大号泣しました。ハーツ(=イケてるハーツ)でも1位はなかったので。アイドルに残って良かったと心から思いました。」
今年(2025年)は1月から初の東名阪ツアーを敢行。
「大阪では決起集会をやったんですけど、人がいっぱいでした。遠征の方や、新規の方もたくさん来てくださいました。私、新規の方のお名前を忘れないように手に書くんですけど、真っ黒になりました。大阪でも名古屋でも、私が代表してライブの時の『お気持ち表明』をやって、MCも歌もダンスもまとめてやるのが大変だったんですけど、『すごく良かった』『気持ち伝わったよ』『今まででいちばん楽しいライブだった』ってファンの方に言っていただいて、すごくうれしかったです。」
1月18日にSUPERNOVA KAWASAKIで開催されたツアーファイナルは、僕も拝見しましたが、広い会場で音響も良く、メンバーさんと会場が一体となった素晴らしいライブでした。
僕はイケてるハーツさんの「カルマストライプ」や「HEARTS OF JOURNEY」など、畳み掛けるようなリズムの曲が大好きなのですが、それらも含めて、ベビブレさんには洗練された、難しい楽曲が多いと思います。
ハモリがあるなどテクニカルだったり、歌い上げるために声量が必要だったり。
しかし、メンバーの皆さんが、ちょっとアイドル離れして歌が上手で驚きました。
いちごさんの、お顔に似合わぬ(失礼!)お腹の底からのパワフルな発声と、ステージからはみ出さんばかりの大きな振りも圧巻でした。
おかげで、いちごさんは首と肩を痛められて、大変な思いをされましたが。
「ツアーファイナルの昼公演でがんばり過ぎました。アドレナリンがいっぱい出てるので夜までは何とか乗り切れたんですけど。一時期、左が向けないくらい痛みがひどくて。でも、治療したら、だいぶ良くなりました。踊らなければもうだいじょうぶです。」
そんな頑張り屋さんのいちごさんにとって、アイドルとしての今後の目標は何でしょうか?
「今年、ベビブレも結成から3年目に入って、今、1000人規模の会場、具体的にはTDCホールでワンマンができるくらい大きなグループになるのを目標にしています。ベビブレのコンセプトは【永遠の無邪気】なんですけど、私の良さもグループの良さも、たくさん色んなものがあるので、一人でも多くの方にそれを届けたいです!」
透明でつぶらな瞳を輝かせながら、きっぱりとそう言い切るいちごさん。
先日のワンマンで新メンバー2人の加入が発表され、また、2ndシングルの発売も決定し、さらなる勢いに乗るベビブレさん。
個人としてもグループとしても、これから先、どんな展開が待っているのか、ますます目が離せません。
いちごさんと『クリーム』(その1)
いちごさんはグラビアにも興味をお持ちです。
「同じ事務所で、グラビアにめっちゃ出てるメンバーがいて、毎回チェックしてます。ゆみちぃ(※純情のアフィリアの寺坂ユミさん)とか。」
しかし、ご自分が出るほうになると、独自のポリシーがあるようです。
「たとえば、撮影会なんかで、同じグループのグラビア担当のメンバーがもし出ないとなると、そのぶん穴があくじゃないですか。それだともったいないから、自分が出ることでグループのことをより知ってもらえるなら、アイドル活動の一環として、グループの今後を見すえて出ます。」
いちごさんは、これまでに近代麻雀水着祭やTGIF(東京グラビア・アイドル・フェスティバル)などの大きな撮影会にも出られたことがあります。
「撮られること自体は慣れてるんですよ。コンカフェにいたときから、チェキを撮ったり、HPの写真とか、いっぱい撮影される機会はあるので。水着も、覚悟を決める時間を持たせてくれたら。そもそも、グラビアにお声がかかることがなかったんですよ。自分ができることがあるなら、積極的に出たいです。」
そんないちごさんが初めて雑誌に掲載されたのが、実は『クリーム』でした。
かつて本誌には、「全国コンカフェ美少女名鑑」という、コンカフェの可愛い女の子を紹介する連載コーナーがありました。
2020年10月号に、まだアフィリア・スターズのキャストだったいちごさん(※イチゴ・P・フロマージュ名義)が掲載されたのです。
このころから、いちごさんの美少女ぶりは際立っていて、キャスティングした編集担当はさすがに目のつけどころが違うなと。
「でも、出ると決まったときは、あんまり実感がなかったです。スタジオでパシャパシャ撮ったんですけど、撮られるのは慣れてるんで。でき上がった雑誌を見て、びっくりしました。それから、やっと実感が湧いて来て。」
2021年1月には、書泉ブックタワーさんで初の「お渡し会」が行われました。
このコーナーに登場した4人のコンカフェのキャストさんの合同イベントでしたが。
「ほかの方は、みんな知らない方だったので、私の気持ち的には単独イベントでした。『アイドルみたい』って思ったんですけど、そのときは実際にアイドルになるとは思いませんでした。」
続いて、2022年4月号では、イケてるハーツさんのメンバー全員で登場。
「アイドルとして初めて雑誌に載りました。」
この号の掲載を記念してソフマップさんで開催されたネットサイン会では、グループ全体で、何と『クリーム』のイベント史上最多の販売冊数を記録!
この記録は、未だに破られていません。
そして、いちごさんはその中でも一、二を争う人気でした。
2024年10月号では、ベビブレの中から、いちごさんと花宮まいかさん、瀬戸山さくらさんの3人で掲載。
キュートないちごさんは、まだまだ制服がお似合いです。
ソフマップさんで開催されたオンライン特典会では、地方からも多くの方が参加。
ソフマップのイベントご担当者さんも「オンラインでは普通、こんなに申し込み来ないよ!」と驚かれるほどでした。
いちごさんはSNSで、それまでの3回の『クリーム』掲載のことを「1年生(アフィリアスターズ時代)、2年生(イケてるハーツ)、3年生(Baby’z Breath)って感じ」と投稿されていましたが、はたして4回目は何になるのでしょうか。
いちごさんと『クリーム』(その2)
このたび、『クリーム2月号』で、いちごさんは通算4回目、ソロとしては初の本誌登場となりました。
過去3回は、いずれも制服でのご登場でしたが、今回の衣装はいかがでしたか?
「今回の制服は白の半袖セーラー服なんですけど、撮影のときに用意されてた中から自分で選びました。今まではリボンの色がぜったいに赤だったんですけど、今回は初めて緑にしました。実は、ベビブレカラーにもなってるんです。青と緑の混ざったのがベビブレの色なんで。今までは似合わないかもと思ってたんですけど、挑戦してみました。新しい私を見てほしいです。」
初めての制服以外の衣装【部屋着】はどうですか?
「こういう感じのを着たことがなくて。純情さん(※純情のアフィリア/『クリーム2024年6月号』の小宮山アサミさん&楠本コトリさんのグラビア)が着てましたけど、マネージャーさんから『どう?』って聞かれたとき、『布面積が!』って思いました。露出激しめで。でも、大好きな『クリーム』さんのために自分ができることなら、こころよく挑戦したいと思いました。」
ありがとうございます!
『クリーム』の撮影で今後、やってみたいことはありますか?
「ベビブレ全員で出たいです。ベビブレではまだ全員で出たことないんで。あと、もちろん表紙になりたいですっ!!」
ファンの皆さんが応援して下されば実現可能な目標だと思いますので、ぜひ頑張って下さい。
今回は、初のソロ出演ということで、いちごさんのサイン入りチェキも過去最多の枚数を用意したのですが、平日にもかかわらず、ほとんどの販売店さんで即日完売でした。
また、いちごさんの出身地・茨城県にあるACADEMIAイーアスつくば店さんでも初めてチェキ付き『クリーム』の販売をお願いしましたが、こちらも発売日の午後2時過ぎには完売!
「私の地元・茨城でチェキ付きを売ってほしいというファンの方の声があったので、良かったです!」といちごさん。
お店のご担当の方も大変喜んで下さり、「またこういう機会がありましたら、ぜひお声掛け下さい」とおっしゃっていました。
そして、今回のイベントは、いちごさんの『クリーム』4回目の登場を記念したものです。
いちごさんの単独での発売記念イベントは初ということで、事前にご本人のSNSなどで大変熱心に告知して下さいました。
その甲斐あって、限定2名のプレミアムな7冊券、同じく限定5名の5冊券は、予約受付開始するや、ただちに完売!
当日も、飛び入り参加のお客様が次々といらっしゃって、大盛況のイベントとなったのでした。
ありがとうございます!
これも、いちごさんが普段からファンの方との交流を大切にされているからこそでしょう。
いちごさんはイベント当日、「おはようございまーす! 今日はよろしくおねがいしまーす!」と、明るくハツラツとご挨拶をされながら会場にいらっしゃいました。
先日のワンマンライブで首と肩を痛められているはずですが、そんなことは微塵も感じさせません。
それから、テーブルの上に山と積まれた『クリーム』に、一冊一冊、心を込めてサインを入れて下さいました。
ローマ字の「Ichigo」にイチゴの絵をあしらい、ハートを組み合わせた、とても可愛らしいサインです。
サイン入れが終了した後も、メイク、お着替え、撮影、インタビューと、忙しくこなされ、ついにイベント開始時間を迎えたのでした。
いよいよイベント開始(その1)
さて、いよいよイベントの始まり。
いちごさんは、事務所さんがご用意された、N高等学校の制服姿でご登場。
ベビブレのプロデューサーでもある志倉千代丸さんがデザインされたという、上は紺の地に白いパイピングで縁取りされて胸元にエンブレムが輝くブレザーに、白いシャツ、ピンクの地に紺と白のレジメンタルの蝶リボン、下は紺とグレーのタータンチェックのプリーツ・ミニスカートで、ちょっとその辺の高校生とは違う、スタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。
髪には、いちごさん自前の、パールカラーで大粒のハートが並ぶカチューシャが。
丸顔で色白でちょっぴり童顔のいちごさんが、このいでたちでにっこり微笑むと、あまりに完ぺきなビジュアル過ぎて、まるで新しいコンカフェの制服を紹介するモデルさんのようです。
今回のイベントは、撮影&握手会。
購入冊数に応じて、特典が異なります。
すべての券種で、事前サイン本のお渡しと、お客様のカメラまたはスマホでの撮影、2ショットチェキの撮影が可能。
さらに、3冊券ではチェキへのサイン入れ、5冊券以上では特製マウスパッドのお渡しと私物サイン、7冊券では、それに加えて、特製アクリルキーホルダーのプレゼントがあります。
何という豪華な特典でしょうか。
いちごさんは、常連のファンの方の顔と名前を完璧に把握していらっしゃいます。
ファンの方の近況も、SNSで確認して、詳細までご存じです。
最初は2冊券の方。
「おはよー! 1番じゃん! ありがと!」
「首治った?」
「うん、何とか。ホントにありがとー!」
いちごさんのことを心配するファンの方との温かいやり取りですね。
いよいよイベント開始(その2)
続いては、3冊券の方です。
「ありがとー! いつぶり~? 何で来てくれたの?」
「なかなか時間帯が合わなくて。」
「でも、来てくれたじゃん。時間が合えば来てくれるってこと?」
この方は、いちごさんのコンカフェ時代からのファンなのだそうです。
「アフィリア時代からだよ。すごいね。何年?」いちごさんが尋ねます。
「6年かな。」
「すごいじゃん!」
上にも書きましたが、本当にコンカフェご出身のアイドルさんはファンの方との絆が強いですね。
次の方、どうぞ。
「あ~、ありがとー! 体調だいじょうぶ?」ファンの方を気づかういちごさん。
「うれし~! いつぶり? 立川ぶり?」
「去年、会ったよ。」
「ベビブレ入ってからも会えて、うれしい! ありがと~、こうしてイベントも来てくれて!」
ファンの方との再会を心から喜ぶいちごさん。
美しい信頼関係ですね。
今度の方は…。
「おまたせしました~! 〇〇ちゃ~ん!」
ブースの入り口からファンの方の顔が見えていたので、大声でお名前を呼ぶいちごさん。
「ホントにありがと~、来てくれて!」
いちごさんと会うと、きっと元気をもらえますよ。
続いての方です。
「おまたせしました~! 来てくれてありがとうございます! 本当にありがとうございます! いつもありがとうございます!」
ファンの方への感謝の言葉を何度も何度も繰り返すいちごさん。
そのお気持ちは、間違いなくファンの方にも伝わっていることでしょう。
中には、一人で2周するファンの方もいらっしゃいました。
いよいよイベント開始(その3)
ここからは、5冊券の方です。
「ありがとー! 〇〇さんでしたか。だれだろうって思ってました。」
「明日、女の子とデートできるんですよ。」
「いそがしいじゃん! めちゃめちゃ充実してるじゃん! そんな忙しい中、来てくれたの?」
ファンの方、衝撃の告白です。
「ちょっと目の前の女に集中してもらっていいですか?」プリプリするいちごさん。
「早く肩、治してください。」
「新曲もいい曲なんだよ。そのうち聴いてね。」
え~っと、いちごさんとファンの方との会話がディープ過ぎて、とてもここには書けません。
書けることだけだと、全然会話がつながらず、意味不明なのですが…。
続いては、常連の方です。
「おまたせしました~! ありがとー! かわいい服だね。」
「いいっしょ?」
「それこそ明日、仕事なのに。ありがとー!」
ファンの方のことは何でもご存じないちごさんです。
「これ(制服)見おぼえある?」ご自分の制服を指差して尋ねます。
「誰か着てるかも知れないし、着てるかも知れないし…。」
この方は、東名阪ツアーで大阪・名古屋にも遠征されたそうです。
いちごさんが新規の方のお名前を手にメモするというお話しに。
「せっかく会話しても忘れたりするから。」
「新規が多い時は『ああ、今日は多いんだな』ってわかるよ。」
「いっぱい来てくれてるんだって、全部バレちゃうから。」
ご新規のお客様が多いなんて、素晴らしいことではありませんか。
今度は、女性の方がいらっしゃいました。
しかも、わざわざ大阪からお越しなのだそうです。
「〇〇さ~ん、ありがとー!」
「おんなじカチューシャつけて来るところだった。」
「えー、つけて来てよ~!」
この方は、いちごさんにお手紙をお持ちになりました。
「手紙、書いたんだけど。」
「ありがとー!! またあとで読ましていただきます。こちらもまたそっち(大阪)に行けるよう、がんばります! 大阪、また行けたらいいな~。」
「大阪のほうが良かったよね。大阪の女オタクが。」
関西の方はパワーがあります(僕も関西人ですが)。
それにしても、同性にも愛されるというのは、本物のアイドルさんの証ですね。
ギリギリで駆けつけた方もいらっしゃいました。
「まにあって良かったね~!」
それから、一人で2周された方も。
「あ、おかえりなさい! たくさんありがとうございます!」
こんなに素敵ないちごさんですから、そりゃ何度でも会いたくなりますよね。
いよいよイベント開始(その4)
次は、7冊券の方です。
「おまたせしました!」
「あけましておめでとうございます」今年初めて、いちごさんにお会いになるのでしょうか。
「今年のバースデーグッズ、ハッピでよろしく~」とマネージャーさんに語り掛けるファンの方。
いちごさんは4月2日生まれなのです(※ちなみに、僕は4月3日生まれです←誰も聞いていない!)。
「ハッピ着てTシャツ着て、全身いちごんになるから。クラファン(=クラウド・ファンディング)でお願い。」
「クラファンやばい~! いつかはね~」いちごさんが笑顔で返します。
常連のファンの方とはコアな会話で盛り上がっていらっしゃいます。
「メモしてくれてるんだけど、たぶん、何の会話かわからないと思う」といちごさん。
あ、僕のことでしょうか?
このイベント・レポートのために、イベント中にメモを取らせていただいておりますが、「こんにちは!」「ありがとう!」しかないと読み物としてつまらないですし、かと言って、プライベートなお話しばかりだとここに書けないですし、難しいですね。
今度の方は、2周目です。
「最後ですかね?」いちごさんが尋ねます。
「多分。右肩が痛いって、寝違えたの?」
「寝違えたんじゃない。でも、もうだいじょうぶ。日常生活おくれますよ。」
いちごさんのことを皆さんが心配されています。
頑張っている姿を見て、誰もが応援したくなるのでしょう。
チェキ&写真撮影タイム
最初は、2ショット・チェキの撮影です。
「ポーズ何がいい?」
「好きなポーズで。」
右手の親指と人差し指を、ピストルを作るように直角に立てて、それをあごの下に当てると…。
「エラバレシじゃん!」
同じ事務所の「エラバレシ」さんの決めポーズです。
いちごさんの所属グループはベビブレさんなのに、なぜかこのポーズを取る方が…。
何度見ても、僕には「う~ん、マンダム」に見えます(うわ、年齢がバレる!)。
「いちごちゃんポーズで行こ!」
「神さま、おねがいっ!」という時に両手の指を組みますが、左右の親指の先同士をくっつけ、残りの指を真っすぐに伸ばして浅めに組み合わせると「いちごちゃんポーズ」になります。
それから、人差し指から小指まで4本の指を立てる方が。
「何で?」
「『クリーム』に出るのが4回目だから!」
なるほど!
「ありがとー! いっしょにかわいいポーズしてくれて!」
こうして、お二人は仲良くチェキフィルムに収まりました。
続いては、お客様のカメラまたはスマホでの撮影です。
「ケータイでもいいの?」
「うん。ポーズは?」
「おまかせで。」
「行きまーす! はい、3・2・1。」
「しゃがむ?」
「全部可愛いから大丈夫。」
もちろん、リクエストにも快く応えて下さいますよ。
「差し入れ持って撮れる?」
「いいよ。」
「舌出して。お、それはなあ~。」
まさに、リアル「ペコちゃん」ですね。
「いい感じ? あ、これはいい感じ~! ありがとー!」
5冊券の方は1分、7冊券の方は、何と2分間も撮影タイムがあります。
「お、本格的なやつだ~。」
立派な一眼レフをお持ちの方。
「お、いいっすね~。」
「すわる?」
「うん。」
「そのポーズは大丈夫なの?」
「うん、ギリギリ~。左が向けないの。」
「(握手会の)カンバンもいっしょに撮れるかな?」
「いいよ。」
ちなみに、「握手会」のカンバンは毎回、書泉さんの親会社であるアニメイトのデザイナーさんが、タレントさんのプロフィールを参考にしてデザインされています。
「上着って脱いでもらってよろしいですか?」
いちごさんがOKなら大丈夫ですよ。
「じゃあ、ラスト30秒で。」
「めちゃめちゃ撮るやん。」
「保存が追いつかない。」
「これ、やっとく?」と、前に垂らした両手を頭の上に載せて、うさぎのポーズ。
さらに、スカートのすそをつまんで広げたり。
いちごさんは、さすが色んな機会に撮られ慣れているだけあって、ご自分を可愛く魅せるポーズをぽんぽんと繰り出されます。
「ありがとー! いい写真とれた?」
皆さん、いちごさんとの会話を楽しみながら、チャーミングでラブリーなお姿をレンズに収めたのでした。
特典グッズお渡し&私物サイン
5冊券以上の方には、特製マウスパッドのお渡しがあります。
ソファーの上に寝そべってにっこりと笑うセーラー服姿のいちごさんの写真を使いました。
240×200ミリと大きいので、写真が映えます。
「マウスパッド、どうやって使おうか」とファンの方。
「ノートパソコン持ってる?」
「持ってるけど。」
これを使えば、いつでもいちごさんに見つめられながらデスクワークができますよ。
7冊券の方には、特製アクリルキーホルダーをプレゼント!
部屋着姿のいちごさんが、本物のイチゴを持って微笑んでいます。
何てエレガントなんだろう!
いちごさんも「かわいい!」と褒めて下さった逸品です。
これは、もったいなくて使えませんね。
あくまで【展示用】ということで。
5冊券以上の方には、お客様の私物にいちごさんがサインを入れる「私物サイン」の特典があります。
「めっちゃいい私物サインのグッズ、作って来たから!」興奮気味にいちごさんに語るファンの方。
「作って来たの? 早く見たい!」
何と、いちごさんの写真を使ったトレカ(=トレーディングカード)でした。
「これ、私が撮ったいちごちゃんの写真。ベビブレ前の。」
「えー、いつ~? こういうの作れるサイトがあるってこと?」
「ゲーセン(=ゲームセンター)で作った。」
「いちごもやりたい! ありがとー! めっちゃうれしい!」
続いての方は…。
「すぐそこ(※ヨドバシカメラ)で5000円で買って来た。」
「何それ、充電器?」
「モバイルバッテリーです!」
「え、この日のために買ってくれたの? いっぱい使ってほしいなあ~!」
「私物サイン、何持って来ようかなと思って。」
何か、巻き物のようなものをお持ちになった方が…。
「それは?」
「これ? 巻き物。」
「わかるわ!」
何と、いちごさんのタペストリーでした。
アフィリアの制服を着たいちごさんの横に「イチゴ・P・フロマージュ」とお名前が入っています。
アフィリア魔法王国のトレカの順位が50位以内に入ったキャストさんだけに作られるグッズなのだそうです。
「はじめて見た、現物~! 毛穴まで見えるじゃん! どこらへんにサインする?」
その次の方は、何をお持ちでしょうか。
「私物、これで。」
サイリウムの内側の白いセロハンでした。
「書いてほしいことある? 前、何て書いたっけ? ベビブレはカッコイイ系の曲が多いから、サイリウムの振りも大きくね。」
そのほか、「特に何も持って来ていない」ということで、「これでもいいよ~」と、特典のマウスパッドへのサイン入れを希望された方が何人かいらっしゃいました。
「どう?」
「良い。」
こうして、皆さんの思い思いの品物に、いちごさんのサインが入ったのでした。
本のお渡し&握手
そして、本のお渡し。
5冊券や7冊券の方は、重いので大変です。
「たくさんありがとー! 重いんだけど。」
「大丈夫。でかいカバン持って来たから。」
いよいよ、この笑み溢れるいちごさんと握手ができる人生最高の瞬間がやってまいりました。
「あくしゅ忘れるところだった、ごめんね」すっと真っ白な両手を差し出すいちごさん。
「ありがとー! 手つめたいんだけど。いつもライブ終わりに握手するから、何か不思議な感じがする。」
いちごさんの心のこもった握手で、ファンの方に日ごろの感謝の想いが伝わったことでしょう。
最後は、「気をつけてねー! またねー! バイバーイ!」と手を振って、にこやかにお見送り。
常にファンの方への優しい心遣いを忘れないいちごさんで、多くの方に愛されるのも納得です。
こうして、イベントは無事終了。
乙女のようないちごさんと、熱心なファンの皆さんのおかげで、素晴らしいイベントになりました。
ありがとうございます!
出席率は何と100パーセント!
これには関係者一同、大喜びでした。
イベント終了後も、撮影などでとてもお忙しかったいちごさんですが、終始笑顔を絶やさず、最後まで明るいテンションで乗り切られました。
まさに、アイドルの鑑ですね。
南いちごさん、ご参加下さいましたお客様、書泉ブックタワーさん、本当にありがとうございました。
今後も、『クリーム』発売記念イベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
【文責:販売部・大浜 ※事務所様確認済み】