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【イベント・レポート】Cream(クリーム)10月号発売記念イベント 百瀬せいなさん握手会(秋葉原)

はじめに

去る10月9日(水)、東京・秋葉原の書泉ブックタワーさんにて、「Cream(クリーム)10月号発売記念イベント 百瀬せいなさん握手会」が行われました。
当日の東京は、前日から降り続く雨がしとどにアスファルトを濡らし、気温も低くて、早くも冬の訪れを感じさせるかのような肌寒さでしたが、午後には雨も上がり、雲間から一瞬、薄日が射すほどに。
きっとファンの皆さんの想いが天に通じたのでしょう。

せいなさんとイラストとアイドル

百瀬(ももせ)せいなさんは東京を拠点として活動するアイドル・グループ「ひめもすオーケストラ(略称:ひめオケ)」のメンバー(水色担当)で、愛知県出身。
いつも大きな瞳をくりくりとさせながら、いたずらっぽく笑う無邪気な少女の面影を残しつつ、そばで見ると、シルクのようになめらかな透き通る白い肌と、吸い込まれそうな眼差しが、思わずハッと息を呑むほどキレイで、僕らの心を惑わせる大人っぽさも秘めた方です。
その不思議な魅力の虜になって、「クセになる」と言う人が、僕の周囲の関係者にも続出しています。
某大手ソフト販売店のイベントご担当の方は、ある時、「ひめもすの百瀬ちゃん、めちゃくちゃおもろいんだよ。知ってます?」と、嬉しそうに僕に語り掛けました。
もちろん、よくよく知っていますとも。
名古屋で生まれたせいなさんは、幼いころから、とにかく絵を描くのが大好きで、四六時中、絵ばかり描いていたそうです。
当時、将来の夢は「マンガ家になること」。
小学校に入学しても、当然のように、いちばんの得意科目は「図画工作」。
ご本人曰く、「得意と言うより、それしかできなかった。勉強も苦手、体育も苦手だったので。学校では、部活じゃないんですけど、粘土マスコットクラブに入ってました。立体のものを作るのが得意でした。絵も、いくらでも描いてられました。」
中学では、美術部に入ります。
「ひとりだとさみしいけど、友だちもいっしょに入ったので、さみしくなかった。3年間、みっちり絵を描いてました、と言いたいけど、おしゃべりのほうが多かったかな。みんな、マンガやアニメが好きで、その話しをしながら、合間に絵を描いてたみたいな感じです。すごい賞とかはとれなかったんですけど。クラスにはあんまりなじめなかったけど、美術部の友だちといる時は素の自分でいられて、楽しかったです。」
今もプロフィールで公言されている美術部の活動は、とても濃密な青春の思い出だということがうかがえます。
高校1年生の時に、運命を変える「出会い」が。
「テレビで『でんぱ組.inc』さんを見て、初めてアイドルに興味を持ったんです。その時は6人組だったんですけど、メンバーさんひとりひとりに色がついていて、個性があって、欠けちゃいけないピースみたいに、かがやいているのがかっこいいなって、自分もアイドルになりたいなって思ったんです。でも、そのときはまだ漠然とだったので、親はもちろん、誰にも言えませんでした。」
高校卒業後、せいなさんはアイドルへのほのかな憧れを胸に抱きつつも、得意のイラストを活かすため、デザイン系の専門学校に進学します。
「でも、学校はやめちゃったんです。就活(=就職活動)のときに、『自分は本当にデザインやイラストの仕事だけやりたいのか?』と思ったんです。就職したら自分の将来が確定しちゃうじゃないですか。それで、こっそり東京のアイドルのオーディションを調べて受けました。親にはないしょで、『友だちとあそびに行く』ってウソをついて、ひとりでヤコバ(※夜行バス)に乗って。面接のあと、最終の配信バトルの時に、はじめて親に言いました。イヤな顔されました。って言うか、反対されて、引きとめられました。親に言ったのは、まだオーディションに受かってない時だったけど、結局、受かったので、むりやり説得して東京に出て来ました。」
せっかく高い学費を払ってくれた親に、卒業証書を見せられない罪悪感。
しかし、それを振り切ってでも、自分には進みたい道がある。
僕も大学を中退しているので、人生において「学校をやめる」という選択がどういう意味を持つか、痛いほどわかります。
せいなさんは上京して、アイドルになりました。
最初に加入したグループは1年あまりで解散してしまいましたが、それは、次のステージへのプレリュード(序曲)に過ぎませんでした。

せいなさんと「ひめもすオーケストラ」(その1)

せいなさんが所属する「ひめもすオーケストラ(ひめオケ)」は、コロナ渦中の2020年7月、無観客配信ライブでデビュー。
グループ名にある「ひめもす」とは、古語で「一日じゅう。朝から晩まで(『旺文社古語辞典 第十版増補版』)」という意味で、音がまとまるイメージを持つ「オーケストラ」と組み合わせ、「バラバラな音が一つになって、あなたの一日に音楽を!」という思いが込められています。
せいなさんと「ひめオケ」との出会いは、まったくの偶然でした。
最初のアイドル・グループに所属していたころ、せいなさんは副業でカードショップの店員としてアルバイトをしていました。
「あるとき、カードの大会があったんです。優勝したお客さんにコメントを聞いたら、『椿野ゆうこをよろしくおねがいします!』って言われたんです。その方は、ゆうこちゃん(=椿野さん)のファンだったんですね。それで、ゆうこちゃんのことを初めて知って、調べて、ゆうこちゃんのツイッター(現・X)をフォローしたんです。で、グループが解散した時、『どうしよう? 名古屋に帰れない』と思って。アイドルの夢をあきらめきれてないし、親に顔見せもできないって。やっぱり意地もあったので。それで、アイドルのオーディションを調べまくってたら、『ひめオケ』のオーディションを見つけたんです。『あ、ゆうこちゃんのとこだ!』って思って、曲を聴いたら、すごくいい曲で、MVを見て『めっちゃ入りたい!』って思ったんです。ちょうど前の水色のメンバーさんがやめたところで、私は水色がもともと好きだったから、『運命かも!』って思いました。」
せいなさんが水色を好きな理由は、「ピンクはかわい過ぎて、ブリブリしてる感じ。水色はひかえめだけど、ちゃんとかわいいから!」なのだとか。
ちなみに、せいなさんが「ひめオケ」の曲の中でいちばん好きなのは、当初は「ハピ♡レンジャー」だったそうです。
小気味良いリズムに、ちょっと昭和のアイドル歌謡やスーパー戦隊の主題歌を思わせるようなマイナー調のメロディー。
メンバーさんを悪とたたかう戦士に見立て、「きみを笑顔にするために」日夜ライブで歌い続けるアイドルの姿を切々と歌い上げた曲です。
Aメロのメンバーさん同士の声の掛け合いの部分は技巧的で楽しく、サビの「行くぜ!みゅーじっグ~♪なハピ♡レンジャー」のフレーズは耳馴染みが良くて、すぐに口ずさめます。
「キューティーキック決めて」のところでメンバーさんが一斉に肩まで足を挙げて蹴りを入れるのがカッコイイですね。
「もう、レッスンを受ける前から踊れるくらい自主的に練習しました!」
ただし、「今は好きな曲が多過ぎて、どれがいちばんか選べません!」
オーディション当日、せいなさんは朝からひどい胃腸炎で、「水も気持ちわるい」ような状態でした。
「めちゃくちゃしんどかったんですけど、行かないとぜったいに落ちると思って、這ってでも行きました。太田さん(プロデューサー)が1ドリンク制のカフェに連れて行って、コーヒーを出されて。私、コーヒーが苦手なので、ひと口も飲めなくて…。落ちたと思いました。そしたら、まさかの合格で!」
この時のことを、太田プロデューサーは「IDOL REPORT」のインタビューで次のように語っています。
「特にせいな(百瀬せいな)は何人か面接をした中で凄く惹かれる部分があってというか、インパクトがあってというか、一番印象に残ってる子を選んだっていうのがあります。」
「せいなが面接の時に『私の取り柄は体が丈夫なことです!』と言ってきたんですけど、面接の日はずっと胃腸炎で面接が終わってタクシーで帰ったらしいんですけどタクシーから降りた瞬間に倒れて救急車で運ばれたらしいんです(笑)
でも、すごいじゃないですか。やっぱりそういう何か持ってるなって思うので採りましたね。」
僕も、このエピソードを初めて知った時に「これはスゴイ!」とたまげました。
ひめオケさんは、太田プロデューサーが人を見る目をお持ちなのか、育て方が良いのか、あるいはその両方なのか、わかりませんが、皆さん、アイドルに賭ける情熱が図抜けています。
太田さんがメンバーの条件として「アイドルを仕事として取り組める子」とよくおっしゃいますが、その「仕事」ぶりは、まるで昭和のモーレツサラリーマンのようです。
美術部のせいなさん、家庭科部の椿野さん、マンガ大好きな鳴瀬りくさん、音大ピアノ科卒の奏ありあさんなど、一見「文科系」のようでありながら、根底には「体育会系」みたいなスピリットが流れているのではないでしょうか。
こうして、2021年10月23日、せいなさんは新体制の「ひめオケ」のメンバーとして、ファンの皆さんにお披露目されたのでした。

せいなさんと「ひめもすオーケストラ」(その2)

翌2022年夏、ひめオケさんは結成2年目にして早くも、世界最大のアイドル・イベントであるTIF(東京アイドル・フェスティバル)に見事、初出場を果たします。
「全国選抜ライブのブロック決勝では2位だったんです。でも、セカンドチャレンジで1位を勝ち取りました! そのときのファンの皆さんの熱量がすごかったです。優勝が決まった時はめちゃくちゃ盛り上がりました! アイドルになる前、でんぱ組さんと神宿(かみやど)さんを目当てにTIFに行きました。今度は自分がそのステージに立つ側になれたのがうれしかったです。特に、あこがれのSKY STAGE(スカイステージ)に立てたのがうれしかった。あの日は風が強くて、髪飾りが飛ばされそうになったんですけど、すごく楽しかったです。」
すがすがしい笑顔で語るせいなさんは、まぎれもなく「アイドル」の表情をされています。
さらに、昨年(2023年)12月には、1st single「僕らはいま交差点に立って」をコロムビア・マーケティングからメジャーリリース。
たたみかけるような躍動感のあるリズムと、ちょっぴり切なさを感じさせるマイナー調のメロディーで、一度聴いたら耳から離れない、王道のアイドル・ソングです。
ひとりひとりの人生を色んな道にたとえ、その中から僕と君が今、この交差点で巡り合ったことを奇跡と信じて、これからの未来を一緒に歩んで行こうと、歌詞が前向きで希望に満ちています。
この年の夏ごろから、ひめオケさんは連日のように各所でリリースイベント(リリイベ)を開催。
僕もソフマップAKIBAアミューズメント館さんで開催されたリリイベを拝見しました。
ひめオケさんのライブは非常にパワフルですが、とりわけ、せいなさんはステージから飛び出さんばかりのダンスで、ひときわ目立ちます。
とても「運動神経皆無」には見えません。
特典会の合間にも、ずっと踊っていらっしゃいました。
ひめオケさんのリリイベは、アイドルのイベントには慣れているはずのソフマップのご担当者さんも驚かれるほどの、大変な盛り上がりようでした。
この曲は、発売されるやただちに、オリコン・デイリーランキング3位を記録!(※ウィークリー19位)
乃木坂46やSexy Zoneといった強豪が居並ぶ中、初めてのCDがトップ3に食い込んだのは、まさに快挙と言うほかありません。
せいなさんはインスタグラムに「オリコンデイリー3位ありがとう、ママにも褒めてもらえたよー!◎」
「もうだめだって何度も思ったけど、私にはこれしか無いから、全部捨ててきたから、これからもひめオケで頑張りたいです」と書かれています。
これを読んで、僕は泣きそうになりました。
何という悲壮な決意でしょう。
これだけの覚悟を持って活動しているアイドルさんが今、どれだけいるでしょうか?
「ママに『安心して』って言えました。ちょっぴり親孝行できたかな」と明るく話すせいなさん。
いやあ、こんな親孝行な娘さんは、日本中探しても滅多にいませんよ。
今年(2024年)、ひめオケさんは、3月24日の大阪、5月18日の名古屋、7月26日の東京と、初の「東名阪ツアー」を敢行しました。
ライブアイドルは大半が東京を中心に活動していて、名古屋や大阪まで遠征してライブを開催できるというのは、その中でも一握りです。
当然ながら、遠征にはメンバーやスタッフの交通費や宿泊費が掛かり、それを回収できるだけの集客がないといけません。
つまり、東京以外にもそれなりのファンを獲得しているグループでなければ、おいそれとツアーは企画できないのです。
以前(2022年7月)、せいなさんは「IDOL REPORT」のインタビューの中で、次のように語っています。
「ゆうこちゃん(椿野ゆうこ)が関西遠征したいように、私も愛知県の名古屋市出身なので、名古屋でライブがしたいなと思ってます。
ひめもすオーケストラに入ってから、実は親に生でひめもすオーケストラのライブを見せたことがないので、まずはそれを見てもらって『運動神経すごい悪いけど、大丈夫だよって私は頑張ってるよ!』ってことを言葉じゃなくて、ステージから伝えられたらなって思います。」
それから2年。
早くも、その目標は達成されました。
「実は、5月3日・4日のJCIF(JAPAN CENTRAL IDOL FESTIVAL)で初『愛知』遠征は済ませていたんですけど(※会場のAichi Sky Expoは愛知県常滑市)、【名古屋】のライブは初めてだったので。両親と弟が観に来てくれました。『意外とやるじゃん』って言われて。ライブもすごく盛り上がって、弟には『すごいんだな』って言われて、ドヤ顔しました。うれしかったです。」
まさに「故郷に錦を飾る」とはこのこと!
ひめオケさんがそれだけ大きなグループに成長し、その一員として、せいなさんもいるということですね。
せいなさんは、アイドル活動の中で、特技のイラストも見事に活かされています。
例えば、ご自分の生誕Tシャツを始めとするグッズのイラストやデザインを手掛けられました。
太田プロデューサーによると、生誕Tシャツは各メンバーが何か作らないといけないことになっているのですが、デザインについては任せているそうです。
せいなさんは、それ以外のグッズもご自分で作られたのだとか。
また、同じ事務所の姉妹グループ「すーぱーぷーばぁー!!」さんの配信曲「SmiRing」のジャケットを制作されました。
これは、「すーぱーぷーばぁー!!」さん側から依頼があったそうです。
このジャケットについて、せいなさんは「すごい! ほかのグループにも関われて、うれしかったです!」とおっしゃっています。
ご本人のSNSには、「百瀬は正直デザインの専門学校一年しか通えてなかったし、在学中もそんなに熱心な姿勢ではなかったのですが 今活動の中でデザインさせてもらってて、色々試行錯誤して失敗してより良いものを作るの楽しいー!!
気付くの遅かった!!」と投稿。
いやいや、まだまだお若いので、これからガンガン「アーティスト」として才能を発揮して下さい。
さらに、最近は作詞にも挑戦されています。
最初に作詞したのは、せいなさんの生誕祭のソロ曲「絶対!らぶれすぽんす」。
そもそも、生誕祭のソロ曲は、各メンバーさんが自分で作詞することになっているそうですが。
「前のグループの時から作詞にあこがれはあったんですけど、ほかの子がまかされていたので、自分もいつかはやってみたいと思ってました。でも、実際やってみると、むずかしいです。できあがったのを見て、これから勉強します。」
せいなさんの言葉づかいは非常に独創的です。
以前、小田和正さんがクリスマスの特番で、中島みゆきさんの名曲「化粧」のことを「こういう歌詞は男には絶対に書けない」と言っていましたが、せいなさんのような歌詞は、僕には絶対に書けません。
おもちゃ箱をひっくり返したようなイマジネーションの洪水です。
例を挙げると、同じグループの椿野ゆうこさんとのユニット曲「えくぼは恋の落とし穴♡」の冒頭「赤いでんぱとうがせのびしてるせわしない街」とは、東京のことだと思うのですが、これは名古屋出身者ならではの発想でしょう(※名古屋の電波塔は銀色)。
「うぉんちゅ!」「にーじゅー!」をかけ合わせ、さらには「愛情マシマシちゃーしゅー」を絡めたり、「ぱちくり上目遣い」「きゅるる大胆に」「たわわな女の子」「ぐるり狂うほど」など、ひらがなを多用した言葉のセンスが、ちょっと非凡さを感じさせます。
ソロ曲「おやすみクリームソーダ」では、何とメロディーの一部も、ご自分で作られたそうです。
「プロデューサーにもめっちゃほめられました!」
何という多才な方なのでしょうか。

せいなさんとグラビア

せいなさんは、グラビアでも大活躍されています。
最初にグラビアに挑戦したのは、昨年(2023年)のGWに東京・渋谷で開催された「ひめもす奏でる寫眞展」。
オファーがあった段階で、「水着はどうする?」という話しになり、せいなさんは「やってみよう」と思ったそうです。
「ゆうこちゃん(椿野さん)のグラビアをずっと見ていたので、グラビアに対して偏見と言うか、マイナスな考えはありませんでした。」
椿野さんはご存じの通り、『週刊プレイボーイ』『週刊ヤングジャンプ』(いずれも集英社)などの名だたる雑誌にグラビアが掲載され、KADOKAWAさんからソロで写真集を発表したり、『クリーム』の表紙・巻頭を2回も務められるなど、せいなさんにとっては「グラビアの大先輩」と言えるでしょう。
「ありがたいことに、ゆうこちゃんというすごい先輩が同じグループ内にいます」と、椿野さんへの感謝の気持ちを表わすせいなさん。
初の写真展で、せいなさんは水着と、少しだけランジェリーを見せるショットも披露しました。
この写真展のことをSNSで知った『アサ芸シークレット』(徳間書店)から、次なるグラビアの依頼が舞い込んで来ます。
2023年6月発売号の「注目ルーキー青田買いインタビュー」という、巻末のフレッシュなグラビア・アイドルを紹介するコーナーに掲載されることになったのです。
「その話しを最初に聞いたとき、ホントに?って思いました。ビックリ!」と、せいなさんは大きな目をさらに大きくして語ります。
このインタビュー記事の冒頭にも、「ファンの前で水着になったことはなく、雑誌に載るのも初めてなのですごく嬉しいです!」という、せいなさんのコメントがありました。
スレンダーで白い肌のせいなさんの初雑誌グラビアは大反響を呼び、同誌に異例の2号連続撮り下ろし掲載が決定。
何と、最初の雑誌グラビア掲載後に、せいなさんのSNSのフォロワー数が5倍に増えたそうです。
「2号目で初めて表紙に自分の名前が出て、しあわせでした。」
さらに、同誌から初のデジタル写真集『水色の天使』もリリースされます。
僕も拝見しましたが、窓から柔らかい自然光が差し込む室内で、水色のビキニ、シースルーのワンピース、白地に青の花柄のワンピース水着、クリーム色のベビードール、オレンジ色のタンクトップ、青いビキニと様々な衣装を身にまとい、豊かな表情のせいなさんが、時に大胆なポーズでこちらを見つめるのにどぎまぎさせられました。
「デジタル写真集も、なかなか出せるのが当たり前じゃないのに、まだまだ未熟な自分を見つけていただいて、すばらしい機会をあたえていただいて、うれしかったです。」
今年7月には、『水色エモーション No.03』(らんくう)にグラビアが掲載。
「ゆうこちゃんと同じ雑誌にのりました。グラビアで、はじめて外で撮影しました。みどりとたわむれることができて、たのしかったです。」
せいなさんから「超清楚なモモセ、とくとご覧あれです!!」というメッセージをいただきましたが、せ、清楚…う~ん、心の動揺を隠すのに苦労しそうなんですが…。
せいなさんは、脱ぎっぷりがいいと言うか、出し惜しみがないと言うか、とにかく、とっても大胆です。
そして、今年8月には、1st DVD『隣の百瀬さん』(ギルド)を発表します。
「お話しをいただいたときに、プロデューサー(太田さん)から『どうする?』って聞かれたんですけど、サンプルのDVDを色々みて、さわやかなのもディープなのもあって、幅が広いというのを知って、やってみたいと思いました。撮影では、はじめてだらけで、すごく緊張したんですけど、監督さんやまわりの方がやさしくて、どんどん緊張もとけて、たのしかったです。演技じみたことも初めてしました。シャワーを浴びるシーンがあって、はじめてで、どんな感じかな?とドキドキしました。」
付き合い始めの初々しいカップルという設定で、せいなさんが自分のペースで振る舞い、彼氏のほうも「仕方ないなあ」と、どんどんせいなさんに巻き込まれて行くのですが、それが妙にリアリティがありました。
特に、せいなさんが玉子焼きを作るシーンは、ちょっと強引で面白かったです。
今年8月には、コミケにも初参戦。
物販用に「せなゆこ(せいなさんと椿野さん)」で写真集(『ふたあい。』)を制作しました。
「せなゆこで撮影して、コミケで販売しました。コミケってすごいところなのに、そんなところに行けちゃうの? ホントに? 夢? みたいな感じでした。海での撮影でした。初めてグラビアで海に入りました。ゆうこちゃんと、はしゃぎながら楽しく撮影できました。ひさびさのゆうこちゃんとの撮影で、ちゃんとしなきゃって緊張しました。」
その他、撮影会など、わずか1年余りの間に、矢継ぎ早に色々な経験を積まれているせいなさんですが、グラビアでの今後の目標は何でしょうか?
「お仕事をいただけるかぎり、全力でがんばりたいです! でも、私の写真集も出したい! DVDももっと出したい! 活動のメインはアイドルなので、グラビアをきっかけに、ライブに来てくださるファンの方を増やしたいです! そして、ひめオケをもっともっと大きなグループにして行きたいです!」
これから、せいなさんと「ひめオケ」さんがどこへ向かって進んで行くのか、今後の活動からますます目が離せません。

せいなさんと『クリーム』

せいなさんは、昨年の『クリーム2023年10月号』で同じグループの椿野ゆうこさんと一緒に初めて本誌に登場されました。
『クリーム』に出ることになったきっかけは何だったのでしょうか?
「西永さん(※西永彩奈本誌副編集長)がまだBetyさんにいらっしゃったころ、対バン(ライブ)でいっしょになったんです。それで、ゆうこちゃんといっしょにごあいさつに行きました。『クリームさんに出たいです!』って伝えたら、すぐにご連絡が来ました!」
撮影はどんな感じでしたか?
「今までの撮影とはちがうふんいきでした。『クリーム』さんのきゅるんとした色味が好きなんです。撮影はすごくたのしくて、次もまた出たいなと思いました。」
「きゅるんとした」というのが、また独特な表現ですが、完成したページを見ると、白バックに、せいなさんが濃いピンクのビキニ、椿野さんが薄いピンクのビキニを着て横たわり、とてもポップで女の子らしく可愛いグラビアに仕上がっています。
せいなさん初掲載の『クリーム2023年10月号』は、発売開始されるや、大いに話題になりました。
せいなさんは、「チェキ付きCreamさんのお迎えがとっても大切で、百瀬もっともっと頑張って今後もCreamさんに関わりたいので 是非応援していただけたら嬉しいです!!!何卒」と、もう本当に一生懸命、告知して下さったのです。
ここまで真剣に告知して下さったアイドルさんは、過去にいなかったと断言してもいいと思います。
そのおかげで、通常の初登場のアイドルさんより倍くらいあるチェキ付きが、見事に完売!
これには、編集長始め関係者一同、大変心打たれました。
また、運悪く台風直撃の当日だったにも関わらず、書泉ブックタワーさんで開催された椿野さんと合同の発売記念イベントも盛況でした。
「発売記念イベントを書店さんでやるのは初めてでした。書店さんでイベントができる日が来るなんて思ってなかった。アイドルはライブハウスの生きものなので、こんなに明るいところでパネル(=カンバン)に自分の名前があるのが不思議です。書泉さんのパネルのフォントとかデザインが好きです。」
さすが、目のつけどころが違いますね。
ちなみに、「握手会」のカンバンは毎回、書泉さんの親会社であるアニメイトのデザイナーさんが、タレントさんのプロフィールを参考にしてデザインされています。
それから、せいなさんには、『クリーム』のPOPのデザインをお願いしました。
『クリーム』は男性向けのグラビア誌なので、女性アイドルさんにPOPを描いていただければ、全然違うトーンのものができると考えたのです。
せいなさんが配信曲のジャケットなども制作されていると知り、とても柔らかいタッチのイラストを描かれるので、お願いすることにしました。
完成したPOPは、こちらの意図した通りの可愛らしいものに。
弊社のコミック担当の編集に見せたところ、「プロとして十分に通用するレベル」と言っていました。
「実際に書店さんに置かれるPOPの依頼があって、すごくうれしかったです。前に、ドンキ(=ドン・キホーテ)のPOP職人になりたいと思ってた時期があったので。自分のデザインやイラストが全国の書店さんにあるのがうれしいです。名古屋の星野書店さんにも置いていただいて、親から『あったよ!』って連絡がありました。また機会があれば、事務所の外に向けてお仕事がしたいです。」
このPOPには女の子が4人、描かれていて、モデルは「ひめオケ」のメンバーさんですが、グループ名や個人名を入れず、また、それぞれの衣装が春夏秋冬になるようにしていただきました。
「○月号」という表記もありません。
なので、時期を限定せず、年間を通して使っていただけます。
実際、このPOPを『クリーム』販売店さんにお送りしたのは今年の3月ですが、ほとんどのお店で、現在でも展示中です。
「『クリーム』さんにも恩返しがしたい」とおっしゃるせいなさん。
いえいえ、お世話になっているのはこちらのほうです。
「いつかは『クリーム』さんの表紙を飾るのが目標です! そして、星野書店さんで発売記念イベントをしたいです!」
ぜひ頑張って下さい!
全力で応援します!
今回のイベントは、せいなさんの『クリーム』単独グラビア掲載を記念したものです。
せいなさんは、上述のように、昨年の『クリーム10月号』で椿野さんと一緒に本誌初登場。
続いて、今年の『クリーム4月号』では「ひめオケ」さん全員で。
さらに、『クリーム6月号』では、初の単独掲載。
今回が2度目の単独掲載です。
せいなさんのチェキ付き『クリーム』は毎回、名古屋・大阪を含むすべての取り扱い店さんで完売しています。
過去2回、椿野さんと合同で行なった発売記念イベントも大盛況!
そして今回、満を持して、初の単独での発売記念イベントの開催となったのでした。
そのため、事前にご本人のSNSなどで、それはそれは熱心に告知して下さいました。
その甲斐あって、限定2名のプレミアムな7冊券は予約受付開始と同時に完売!
当日も、予約を遥かに上回る参加者がいらっしゃって、大盛り上がりのイベントとなったのです。
当日券の伸び率では、『クリーム』のイベントで過去最高かも知れません。
ありがとうございます!
これも、せいなさんが普段からファンの方との交流を大切にされているからこそでしょう。
せいなさんはイベント当日、「おはようございまーす! 今日はよろしくお願いします!」と元気にご挨拶されながら、会場にいらっしゃいました。
それから、メイク、お着替え、インタビュー、撮影と、忙しくこなされ、ついにイベント開始時間を迎えたのでした。

いよいよイベント開始(その1)

さて、いよいよイベントの始まり。
せいなさんは、ひめオケさんのバラエティーに富んだ楽曲がランダムに会場に流れる中、『クリーム10月号』の誌面で着たのと同じ、上は前立てがボタン留めの白無地の半袖セーラー服に、ミディアム・グレーの地でエンジ色のトラッドなレジメンタルにクレスト(紋章)が入った蝶リボン、下はグレーのベースにエンジ色と水色がアクセントで入ったタータン・チェックのプリーツ・ミニスカートでご登場。
今日のために美容院に行かれたというサラサラの髪がきゅるんと艶めき、イベント開始前の緊張でちょっぴり愁いを帯びた横顔がとてもキレイで、高校生の僕なら間違いなく一瞬で恋してしまいそうです。
今回のイベントは、撮影&握手会。
購入冊数に応じて、特典が異なります。
今回は1冊購入から参加可能です。
すべての券種で、『クリーム10月号』のお渡し(※うち1冊にその場でサイン・宛て名・日付け入れ)。
2冊券以上では、お客様のカメラまたはスマホでの撮影、2ショットチェキの撮影。
3冊券以上では、チェキへのサイン入れ。
5冊券以上では、特製フォトパネル&せいなさん描き下ろしイラストポストカード3枚(複製)のお渡しと私物サイン。
7冊券では、それに加えて、せいなさん直筆BIGキャンバスのプレゼントがあります。
何という豪華な特典でしょうか。
せいなさんは、常連のファンの方の顔と名前を完璧に把握していらっしゃいます。
ファンの方の近況も、SNSなどで確認して、詳細までご存じです。
最初は1冊券の方から。
「ありがとー、やったー!」
「ツイートを見て来ちゃったよ。」
「今日は仕事終わりに駆けつけ?」
「今日のレギュレーション、よくわかってない。」
「雑誌のイベント、はじめて? こうやってサインして、本をわたして、あくしゅもできるんだよ! 今日の推しメン、ももせ?」
「初クリームで。」
「やったあ! こうやって『クリーム』さんのイベントまで来てくれて!」
そりゃあ、せいなさんの初の単独イベントですから。
続いては、「お久しぶり」の方です。
「ありがとー! やったー! 来てくれたの? いそがしいんじゃないの?」
「半年ぶり。」
この方は理系で、何かの実験をされているそうです。
「何の実験してるの? ももせのほれぐすり作ってるの?」
「植物にウィルスをかける実験。」
「え、何それ?」
「大丈夫。人にはかからないようにしてるからさ。」
「すごいよ! うまくいったの?」
「光るウィルスだから、光るかも知れない。」
「いいじゃんいいじゃん! アイドルはやっぱ光らないと。」
「緑だからね。」
「あ、水色じゃないの?」
「水色は難しいんだ。」
せいなさんとのやり取りが、おもしろ過ぎます。
今度は、遠方からいらっしゃった方です。
「ありがとー、○○~○○~! 見えてたんだ!」
実は、会場のブースの中から、並んでいるお客様の顔が窓ガラスに反射して見えるのです。
「ああ、今日は東京の民? たまたま? 週5で東京? でもさ、めっちゃ標準語だよね~。こうやって来てくれて、ありがとー! え、スーツの柄も合ってる。今日もキャリア・ウーマンしてた?」
「男なんで。」
「あ、今日もキャリア・メンしてたの?」
う~ん、キャリア・メンという言葉は聞いたことがないですねえ。
男性の場合は、普通に「エリート・サラリーマン」などと言うしかないのでは。
その次は前回、ライブの特典会で初めて会ったばかりの方のようです。
「ありがとー、やったー! こんにちは! イベントとか来てくれて!」
「可愛いなと思って。髪の長さって、どれくらいなの?」
「今はミディアムだけど、このとき(※『クリーム10月号』の撮影時)はボブだったの。ほっとくと、すぐロングになっちゃう。」
せいなさんが可愛いのは、皆さんが認めています。
お仕事終わりの方が駆けつけて来られましたよ。
「あ~、○○~、待ってた! お仕事終わり? うれしい! 会えてうれしい!」
「自分も会えて嬉しいよ。」
「ももせ、こういうグラビアのイベントもね、来てくれてうれしい。今日もね、ドキドキしてた。ダッシュで?」
「間に合った。」
「すごい! 来てくれてうれしい! ももちゃん今、最強!」
こんなに喜んで下さると、ファンの方も急いで来た甲斐があったでしょう。

いよいよイベント開始(その2)

続いては、2冊券の方です。
「ありがとー! 来てくれたの? えー、ありがとー! やったー! え、うれしー! 何の仕事してるの? 聞いちゃだめ?」
「いや、全然。○○の仕事してる。」
「すごいね! おつかれさま! 仕事してると、がんばり過ぎちゃうと色んな人から仕事おしつけられて大変になるから、私たちのライブ観て、いやされて! こうやって駆けつけてくれるのもうれしいよ。せいなも、今日もツイッターで『すごくさみしい』って言ってたから。」
いやいや、せいなさんはファンの方に十二分に愛されていますよ。
次の方、どうぞ!
「ありがとー、来てくれて!」
この方は、せいなさんにプレゼントを手渡しました。
「ありがとー! せなゆこ写真集(※)、見た?」
(※今年8月のコミケで販売された、せいなさんと椿野さんの写真集『ふたあい。』)
「何でチューしてんの?」
「愛が高まったんだよ。ゆうこちゃんとせいなは親友って。」
「ふ~ん!」
「何でそんなにあしらっちゃうの?『クリーム』さん、セクシーだよ。」
いやあ、せいなさん、ホントにセクシーです。
まいりました。
今度は「初めまして」の方です。
「こんにちは~! ありがとーございます!」
「初めまして。」
「あ、はじめて、うれしい!」
「リアルももせだ。」
「そんなこと言ってもらえて、うれしい!」
「ずっと会いたかった。今日、やっと仕事が終わって。」
「え、ほんとに?」
「玉子焼くの、見たよ。」
「私のDVD?」
「目がすごくキレイ。アイドルなのに、結構って言うか、めちゃめちゃ頑張ってるね。」
「やん! グラビア、細々とがんばってる。」
いえいえ、「細々」なんてことはないですよ。
せいなさんは全力で頑張っていらっしゃると思います。
またまた、お忙しい中、駆け付けて下さった方が。
「ありがと! うそ! ホントに? え、ありがとー! やばい、ライブ以外で! 今日は何終わりだったの?」
「仕事。」
「ぜんぜんヒマじゃないじゃん! いそがしいんだよね? いそがしい日にちがかぶるんだよ。またいつでも、ライブにおいで。」
続々とファンの方がいらっしゃいます。
「ありがとー!」
「イベント参加券の販売開始の時期がもうちょっと前にわかるといいんだけど。どうしても平日はねえ…。」
「ももせ、SNSで泣きわめいちゃったからねー!」
いや、「泣きわめいた」ってことはないと思いますけど。
「来てくれないと、さみしいよ」と書かれたら、皆さんが来て下さいました。

いよいよイベント開始(その3)

ここからは、5冊券の方です。
「やった~! ありがとー!」
「○○でございます!」
「ガラスの反射で、ちょっと見えてた。」
この方はプレゼントをお持ちになりました。
「あ、食べ物くれるの? え、うれしい! 今日、けっこう急いでくれたの?」
「7冊券、秒殺で売り切れたから。」
「うれしい! こういう制服きるイベントだと、○○と出会ったときを思い出す。この中(※『クリーム10月号』誌面)でも、体操着めっちゃ着てるから。しあわせ者です。」
せいなさんはスレンダーですし、角度によっては童顔にも見えるので、制服がとてもよくお似合いだと思います。
続いては、常連の方です。
「お、○○~。ありがとー!」
「清楚だ。」
「でしょー? ももせのこういう清楚なとこが好きでしょ?」
「現役でイケる。」
「イケる?」
「その辺で歩いてたら、補導しちゃう。学校行けって。そう、個展やりゃいい。」
「個展? やりたい! いいよね!」
「イラスト写真集を作れば?」
「イラスト? あ、画集? 出したい!」
せいなさんの画集なら、僕も喜んで買います!
一家に1冊!

いよいよイベント開始(その4)

続いては、7冊券の方です。
「ありがとー、○○だー!」
「オレのほうがどうすればいいか、わかんない。」
「初だからさー。」
「ひめオケの曲が会場内に流れてる。」
「単独でさ~、はじめて名前が(カンバンに)のってた。」
「単独、初だっけ?」
「前回は、ゆうこちゃんと。DVDはあったけど。」
「そっか、前回DVDだっけ? 初めての時は(昨年)10月号?」
「そう。はじめての時は、ゆうこちゃんとイベントやったの。」
これから、せいなさんの単独イベントもどんどん開けるといいですね。
その次は、遠方からいらっしゃった常連の方。
「○○~、ヤッホー! ありがと、来てくれて!」
「ラッキー!」
「ほかのメンバーとしゃべったことある?」
「ないよ。」
「ひめオケのメンバーみんな、会ったらメロメロになるよ。もう(『クリーム10月号』の)中みた?」
「これ系の雑誌を外で開けにくい。電車の中で開けにくいから。」
「『クリーム』さんはだいじょうぶだよ。今日は泊まり? あしたはお仕事? 大阪遠征したとき、またすぐ会えるって。」
どこまでもファンの方のことを気に掛ける優しいせいなさんです。
こんなせいなさんと少しでも長く過ごすため、一人で2周した方もいらっしゃいました。

チェキ&写真撮影タイム

2冊券以上の方は、2ショットチェキの撮影及びお客様のカメラまたはスマホでの撮影があります。
まずは、2ショットチェキの撮影から。
「しゃがみとか立ちとか、どっちがいい?」「ハートして見つめあう?」ファンの方にポーズのリクエストを尋ねるせいなさん。
「そんな感じで。かわいい~!」ファンの方も大喜びです。
「せっかくだから」と、せいなさんは書泉さんが用意して下さった「握手会」のカンバンを指差します。
中には、「もの持ってもらっていいですか?」とご自分のお持ちになった水色のネコ(?)のぬいぐるみをせいなさんにお渡しになる方も。
「あ、かわいいー! モフモフ!」はしゃぐせいなさん。
7冊券の方とは、特典の直筆BIGキャンパスを持って2ショットを。
「どう? いい? じゃーん! がんばって描いた! 直筆だもん! おんなじのは描かないぜ。イェーイ!」
せいなさんとファンの方が仲良くチェキに収まりました。
「やったー! ありがとー!」
続いては、お客様のカメラまたはスマホでの撮影です。
水色のスマホを構えた方に、「え、水色じゃん! これ、私信ですか?」と、思わず語り掛けるせいなさん。
5冊券の方は1分間、7冊券の方は、何と2分間も撮影タイムがあります。
どうしても、特典の直筆BIGキャンバスを持ってカメラに収まりたいせいなさん。
「持っていい?」
「途中まで持って、後半はナシで。色々ポーズ取って忙しい?」
まだ30秒しか経っていません。
「しゃがんじゃお。いっぱい撮れるね。」
「まだ1分半もある。清楚な感じで。」
「清楚?」
「可愛い!」
「やった~!」
「おっ、色っぽい。」
せいなさんは、さすがグラビアや撮影会の経験を積まれているだけあって、絵になるポーズを次々と繰り出されます。
「あっと言う間だ。」
「ありがとー!」
皆さん、せいなさんとの会話を楽しみながら、思い思いに撮影タイムを満喫されたのでした。

特典グッズ

今回の特典グッズの目玉は、何と言っても、せいなさん直筆のBIGキャンバスです。
せいなさんは周知のようにイラストが大変お得意なので、前回から、イベントの特典グッズも直筆イラストを使ったものをお願いしています。
今回もお願いしたところ、プロデューサーさんから7冊券の「特典案」として「直筆BIGキャンバス」とメールが送られて来ました。
「キャンバスって、あの画家が使うキャンバスかな? BIGって、どれくらいの大きさなんだろう?」
高校時代、授業で美術を選択したものの、成績は5段階で3だった僕には、ちょっと想像がつきませんでした。
再度、プロデューサーさんに確認すると、「F6サイズ」とのこと。
調べてみると、大きさは410×305ミリ。
やはり、画家がイーゼルを立てて油絵を描く、あのキャンバスのようです。
「これって、7冊券くらいでいいものなのだろうか? 20冊券でもいいくらいじゃないか」などと考えを巡らせましたが、ここは事務所さんのご厚意で「7冊券の特典でいいです」とのことでした。
ひと足先に、このせいなさん直筆のBIGキャンバスをご覧になった椿野さんは、SNSで「特典のイラストすっっごかった 国宝かと思ったーー」と投稿されていましたが。
イベント当日、せいなさんが雨に濡れないように大きなポリ袋に恭しく包んで持って来られた、このBIGキャンバスを拝見した時には、腰を抜かさんばかりでした。
いつものせいなさんのキュートな自画像が、アクリル絵の具で美しく彩色されています。
このずっしりとした重みや、滑らかな質感は、写真では到底伝えられません。
間違いなく、過去9年半の『クリーム』のイベント特典の中で最高のものです。
普通に、ウン万円で販売できます。
せいなさんに「どれくらい時間が掛かりましたか?」と尋ねたところ、「少しずつ描き進めたので、わかりません」とのことでした。
せいなさんは、イラストを描くのは全く苦痛ではないそうです。
むしろ、描きたくて描きたくて仕方がないとか。
僕も文章を書くのは全く苦痛ではないので、その感覚はわかりますが。
芸術家には敬意を表したいです。
この、世界に2枚しかない(しかも、絵柄が違う)特典を、7冊券の方は先着順で選ぶことができました。
「どっち? どっち?」せいなさんがファンの方に尋ねます。
「じゃあ、こっち」と、ネコ耳をつけた、水色のブルマー姿(!)のイラストを選んだファンの方。
「かわいいじゃん!」
上述のように、2ショットチェキや撮影タイムで一緒にカメラに収められました。
「ちゃんとさー、イラストの裏にサインをのっけてあるから。」
お見せできないのが残念ですが、裏面の白いスペースを目いっぱい使った、ものすごく大きなサインです。
この特典を受け取った幸福な方は、家宝にして下さいね。
なお、5冊券の方には、せいなさん描き下ろしイラストポストカード3枚セット(複製)を差し上げます。
絵柄は、今回の誌面の衣装(制服・ランジェリー・体操着)を着たせいなさんのラブリーな自画像です。
このセットを収めたOPP袋には、せいなさんのサインが入っています。
また、5冊券・7冊券共通の特典は、特製フォトパネル(ワイド6切判 ※203×305 mm)。
何と、ランジェリー姿のせいなさんの写真です!
こちらは、ちゃんとした業者に発注しているので、画質が非常に良いです(※フジカラー高級プリント)。

私物サイン

5冊券以上の方には、お客様の私物にサインを入れる「私物サイン」の特典があります。
「私物サインどうする?」
先月(9月)から、ひめオケさんの公式通販で販売されている、せいなさんの名前タオルをお持ちになった方。
水色の市松模様の地に、墨文字で大きく「百瀬 せいな」と書かれたタオルです。
「ありがとー! 超しあわせだよ!」
「裏に書くの?」
「裏がオーソドックスな気がする。表にする? どうする? 自分の名前が書いてあるタオルにサイン書くの、自己主張強め。」
生き馬の目を抜くようなアイドル業界では、それくらいの自己主張がないと生き残れませんよ。
せいなさんのサインは、ひらがなの「ももせせいな」を組み合わせて、お顔をかたどったイラストにした、とってもかわいらしいものです。
「オッケー、フリフリしてね。やった、いっぱい! ○○はももせのサイン、いくつ持ってる? 飽きたって言わないでね。」
いえいえ、飽きるはずないでしょう。
続いての方は、色紙をお持ちになりました。
「ありがとー! どうしよっかな、どうしよっかな。ももせの絵がデカすぎる。」
「主張つよー!」
せいなさんは、水色のハイマッキーの太いほうを使って、グイグイとサイン入れをされるのです。
特に何も持って来ていないため、特典の特製フォトパネルへのサイン入れを希望された方が何名かいらっしゃいました。
「私物のサインって、パネルでいいかな?」
「袋をギリギリまではがして欲しい。ぜんぶ取っちゃうと、入れるのが大変だから。」
このパネルを入れているOPP袋のサイズがギリギリなので、全部出してしまうと、元に戻すのに非常に手間取るのです。
その次の方にも。
「あー! これ、はがしたら入れるの大変だからって、大人さんたちと話してて。今、ふつうにスッって…。」
何と、袋から出してしまわれたのでした。
まあまあ、命を取られるわけじゃないので。
「このビジュアル、見た瞬間、オーッ!ってなった。セクシー・バージョンか。」
「セクシーばくはつしてる?」
「爆発してる。」
「ホント? ばくはつしてるーって書いとこ。『クリーム』さん、ほんとに好きなの。いろんな号に出させていただいて。」
「プレゼント(※特典)、色んなものを押して来るよね。」
「はい、これ、まくら元に置いて、せいなを思い出して。」
うわあ、何か昔の恋人同士みたいですね。
こうして、色々な品物に、せいなさんのサインが入ったのでした。

本のお渡し&握手

まずは、せいなさんが『クリーム10月号』1冊に、その場で心を込めて「宛て名・サイン・日付け」を入れて下さいます。
「どこに入れる?」
「ここじゃない? 名前のあるとこ」最初の見開きページの右下にせいなさんの名前があります。
「ももせ、左利きなの。」
「ごめんごめん。」
というわけで、何と左ページの、せいなさんのミニスカートからのぞく純白のランジェリーの下にサインが入りました。
「恥ずかしいんじゃない? ここだけさ~。写メ撮ったら恥ずかしいやつ」とファンの方。
何をおっしゃいますか!
僕たちのせいなさんが心を込めて入れて下さったサインですよ!
そうして、本のお渡し。
5冊券や7冊券の方は、重いので大変です。
「荷物だいじょうぶ? 重いよ。」
「本、送ってくれるって。」
書泉さんでは、9800円(税込み)以上のお買い上げなら、送料無料で全国に配送して下さいます。
いよいよ握手の時間がやってまいりました。
せいなさんは、一人一人のファンの方に感謝の気持ちを込めて、まっすぐに両手を差し出されます。
「はい、あくしゅ。」
ぎゅっと力強くファンの方の手を握るせいなさん。
せいなさんの熱い想いは、手のひらを通じて、きっとファンの方にも伝わったことでしょう。
1~3冊券の方は以上で終了です。
5冊券以上の方は、このあと、せいなさんと一緒にミニゲームを楽しんでいただきます。

ミニゲーム

さて、「第二部」の始まりです。
ここからは、5冊券以上の方のみが参加できるミニゲーム。
具体的には「お絵描きゲーム」です。
B4サイズのスケッチブックに、せいなさんがお題に沿ってイラストを描きます。
参加者の皆さんは、何のイラストかわかった時点で挙手して下さい。
せいなさんが指名して、何を描いたものか当てられたら勝者。
間違えたら「お手付き」で、1回休みです。
正解した方には、せいなさんから、そのイラストをプレゼント!
何と太っ腹なんでしょう!
それでは、早速始めます。
「早い者勝ちで当てたいので、見ててください。公正な判断でおねがいします。」
せいなさんがスケッチブックに黒のマジックを滑らせるのを、固唾を呑んで見守るファンの方々。
「何もわからん。さすがに、それだけじゃわからん。」
「え、どうしよー! まちがえた!」
何と、せいなさんが間違えてしまったとのことなので、もう一度、描き直しです。
「はい!」
「どうぞ。」
「恐竜!」
「の?」
「の??????」ファンの方が固まってしまいました。
「答えられないので、正解にします。答えはトリケラトプスでした!」
「えー!」
(恐竜の種類なんか知らねえよ!)と言いたげな皆さんですが、推しメンに文句を言ってはいけません。
気を取り直して、もう1枚描いていただきましょう!
「いきまーす!」
「今度はタテなんですよ」さすが美術部ご出身だけあって、スケッチブックのタテ・ヨコを自在に使い分けられるせいなさん。
「人やん!」
「私、左利きなので、左の人ぜったい不利?」
「全然大丈夫。」
「わかった!」
「はい!」
「椿野さん!」
「せいかーい!」
『クリーム10月号』の表紙の、ウェディングドレス風の椿野ゆうこさんです。
「おめでとう!」せいなさんから勝者にイラストが手渡されました。
会場内から自然と拍手が湧きおこります。
こんな短時間ですらすらとプリティーな絵を描かれるせいなさんは、やっぱり才能があると思います。
そして、せいなさんが最初に描き損ねたイラストも、残りの方でじゃんけんをして、勝った方に差し上げました。
皆さん、おめでとうございます!
大いに盛り上がったイラスト・ゲームでした。
それでは、最後まで残って下さった皆さんに、せいなさんからひと言、ご挨拶をお願いします。
「本日は、百瀬せいな単独の発売記念イベントということで、いつもは『クリーム』さんのイベントはメンバーのゆうこちゃんといっしょだから、今日はひとりで心細かったけど、ももせの描き下ろしのイラストをゲットしてくださって、ホントにしあわせ者です。百瀬の個展でイラストをゲットしてもらうのがいちばんの野望です!」
「これだよ!」ファンの方から声援が。
「もっと自慢したくなるよーなももせでいますので、これからも、ももせといっしょにあそんでください!(拍手)これにて、『クリーム』さん発売記念イベントを終了させていただきます。それでは、『パンパパ・パン・ヨー』で締めます。せーの!…ありがとうございます! やった! たのしかった!」
最後は、「ありがとー、またね!」と、両手を振って、にこやかにお見送り。
常にファンの方のことを大切に想うせいなさんで、多くの方に愛されるのも納得です。
こうして、イベントは無事終了。
妖精のようなせいなさんと、熱心なファンの皆さんのおかげで、最高のイベントになりました。
ありがとうございます!
イベント終了後も、撮影やサイン入れなどでお忙しかったせいなさんですが、終始笑顔を絶やさず、最後まで明るいテンションで乗り切られました。
まさに、アイドルの鑑ですね。
百瀬せいなさん、ご参加下さいましたお客様、書泉ブックタワーさん、本当にありがとうございました。
今後も、『クリーム』発売記念イベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。

【文責:販売部・大浜 ※事務所様確認済み】