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【イベント・レポート】『千葉ロッテマリーンズDVDファンBOOK2017』発売記念 橋本将さん×青松慶侑さんトークショー&サイン会with渡辺俊介さん(VTR出演)


去る5月13日(土)、東京・秋葉原の書泉ブックタワーさんにて、橋本将さんと青松慶侑さんのトークショー&サイン会が行われました。
今回のイベントは、『千葉ロッテマリーンズDVDファンBOOK2017』の発売を記念して行われたものです。
橋本将さんと青松慶侑さんは元千葉ロッテマリーンズの選手であり、更に同じく元千葉ロッテマリーンズの渡辺俊介さんがVTR出演という豪華な布陣。
元選手の方の貴重なお話しを聞こうと、あいにくの雨にも関わらず、開演の1時間前から既に列が出来るほど、熱心なファンの方が大勢集まりました。
お若い方から年配の方、更には、女性の方もいらっしゃいます。
MC役は、本誌著者の鈴木長月さん。
トークショーは、鈴木さんのご挨拶から始まりました。
「本日は足元の悪い中、集まって下さいまして、ありがとうございます。今日も不甲斐ない戦いっぷりで、フラストレーションを溜め込んでいらっしゃると思いますが、ゆるく楽しんで頂ければと思います。ゲストの橋本将さんと青松慶侑さんです。」
鈴木さんのご紹介で、橋本さんと青松さんが登壇されます。
お二人は、家族ぐるみのお付き合いをされているほどの仲だそうです。
橋本さんが「今日、みんな東京ドームの帰り?」と聞くと、会場内でたくさんの手が挙がりました。
このイベントの前に、東京ドームで試合があったのです。
橋本さんが「何か言うと、すぐにツイッターに書かれるからな」と言うと、会場内から笑いが起きます。
という訳で、ここに書けないお話しもたくさんありますが、ご容赦下さい。
鈴木さんが「今日は、渡辺俊介さんに事前に取材でコメントをもらっていて、それを見ながら進めたいと思います」と言うと、ステージ横の大きなモニターに、渡辺さんのハイビジョン映像が映し出されました。
橋本さんは「この映像は(事前に)全く見ていません。今日、初めて見ます」とのこと。
ここから、まるで渡辺さんご本人がこの場にいらっしゃるかのようなやり取りが繰り広げられました。
「俊介とは仲が良かった。大体一緒にいた」と橋本さん。
鈴木さんが「心が通じ合っているんですね。『指で会話をする』のは夫婦でもムリ」と言うと、またも場内から笑い声が。
映像では、渡辺さんの「いちばん良かった試合」「いちばん思い出したくない試合」を尋ねていましたが、これが何と、橋本さんと完全に一致。
しかも、鈴木さん曰く、「ファンには全く分からないレベル」なのだそうです。
その「思い出したくない試合」では、橋本さんは「俊介と闘っていた。唯一、アイツが何を考えているか分からなかった試合だ」と。
そして、橋本さんがロッテを辞める時の泣けるエピソードには、場内がホロリとしていました。
更に、渡辺さんと橋本さんが青松さんのことをどう思っていたかについて。
橋本さんは「青松さんは実直過ぎた」とおっしゃいます。
それを受けて、「最初の6年を耐えて、うまく行かないのは自分の責任だと。7年目から考え方を変えたらうまく行き出した」と青松さん。
一軍初ヒットまで入団から9年掛かったそうです。
「真面目な人は、いい時はいい。悪い時に自分を追い詰めるようになって来たらアウト。」
橋本さんが「オレも真面目なんだよ」というと、会場から一瞬、笑いが起きましたが、更に続けます。
「オレもそう。遊び心を持ち始めてからは、周りが助けてくれるようになって来た。今のロッテは『マジメでないといけない』という空気が支配している。遊び心がないと、チームがこじんまりとしてしまう。今は、プロ野球全体に豪快さが失われている。オレは危機感を感じている。」
橋本さんの熱弁に、会場の方々も真剣な面持ちで聞き入っています。
しかし、この辺で話しの流れを変えて。
橋本さんが「今日はこの『DVDファンBOOK』のイベントじゃなかったの?」と切り出します。
それを受けて、鈴木さんが「DVDの解説を見て、こんなにスラスラと解説が出来る人だとは思わなかったので。解説者として全然やって行けそうですよ」と応じます。
そこから、渡辺さんの「プロ野球界を離れたお二人へのメッセージ」につながりました。
渡辺さんは、「一緒に野球界を盛り上げて行きたい」とおっしゃいましたが。
橋本さんは「辞めた後が勝負。先日、ボーイズリーグの監督に就任しました。皆さん、何か一つ生き甲斐を探した方がいいよ。あ、マリーンズか。」
すかさず、鈴木さんが「マリーンズを生き甲斐にすると、ちょっと今、しんどいです」と返します。
青松さんは「野球選手は、その人の人生の一部に過ぎません。如何に人生設計の一部に組み込むか。僕は今の仕事で、そのことに貢献したいです。」
お話しは尽きませんが、予定の時間を大幅に超過していたので、ここから質疑応答に入りました。
多くのファンの方から熱い質問が飛び出しましたが、ここでサプライズ。
実は、会場内に、元千葉ロッテマリーンズの山本徹矢さんがお見えになっていたのです。
山本さんが「何でそんなに黒いんですか?」と球を投げると、「やかましいわ!」と橋本さん。
場内は大爆笑。
橋本さん、青松さんは、会場内も巻き込みながら、実に明るく楽しく、深いトークを繰り広げて下さいました。
「僕のキャスティングは間違っていませんでした。フラストレーションの溜まる試合がこれからも続くと思いますが、そういう時のためにあのDVDがあるので、大量得点シーンを見て、頑張って下さい」との鈴木さんのご挨拶で、トークショーは締めくくられ、その後は、サイン会へ。
『千葉ロッテマリーンズDVDファンBOOK2017』をお持ちになった方に、橋本さん、青松さんがサインを入れて下さいます。
お二方は、サインをしながら、皆様と思い思いにお話しをされ、また、握手にも快く応じて下さいました。
それから、お客様からのプレゼントも、お二方に多数、手渡されました。
最後に、鈴木さんのご挨拶。
「ノープランのまま2時間が過ぎてしまいました。ご満足いただけたか分かりませんが、これにてお開きにさせて頂きたいと思います。今日は、ありがとうございました。」
お陰様で、色々な内容が盛り沢山の、素晴らしいイベントになったと思います。
ご参加下さいましたお客様、橋本さん、青松さん、鈴木さん、書泉ブックタワーさん、本当にありがとうございました。
当日参加出来なかった方も、書泉ブックタワーさん、書泉グランデさんを始め、全国の書店さんで引き続き『千葉ロッテマリーンズDVDファンBOOK2017』が販売されていますので、ぜひお買い求め下さい。
今後も、弊社では様々なイベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。