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【イベント・レポート】京急「名物」広報・飯島学さんトークショー


去る5月21日(土)、横浜・伊勢佐木町の有隣堂本店さんにて、京急「名物」広報・飯島学さんトークショーが行われました。
横浜は朝から快晴で、イベント日和でした。
「伊勢佐木町ブルース」でも有名な横浜一の繁華街・伊勢佐木町にある有隣堂本店さんは、かつては日本一の売り場面積を誇った、まさに横浜を代表する書店さんです。
今回のイベントは、『京浜急行電鉄完全データDVD BOOK』の刊行を記念して行われました。
飯島さんは、各種イベントやテレビ等にも数多く出演され、文字通り京急の「顔」として大活躍されています。
また、「京急博士」としても名高い方です。
そんな飯島さんのお話しを聞こうと、たくさんの京急ファンの方が集まりました。
開場前から並んでいらっしゃる方も。
年配の方から、若い方、女性の方、お母さんに連れられて来たお子さんまで、様々な方々がご参加下さいました。
かなり遠方からお越し下さった方もいらっしゃいます。
入場の際に、来場者特典として、京急2100形の特製ポストカードが配られました。
会場では、『京浜急行電鉄完全データDVD BOOK』の付録DVDに収録されている前面展望映像が流され、いやが上にも気分は盛り上がります。
MC役は『205系物語』(JTBパブリッシング)や『忘れじの温泉電車』(交通新聞社)など多数の著書があり、メディアックス『みんなの鉄道』シリーズの執筆もされている鉄道ライター・池口英司さんです。
「本日は他に多くの娯楽もある中で、トークショーにお越し下さいまして、ありがとうございます」という池口さんの流れるような講談調のご挨拶から、イベントは定刻通り始まりました。
「京急のスーパー広報・飯島学さんです!」と紹介されると、「いえいえ」と謙遜されていましたが、この後のトークでの飯島さんは、まさに「スーパー広報」でした。
池口さんとの掛け合いも、まるでベテランの漫才を見ているかのように、完璧です。
まずは、飯島さんの自己紹介から。
飯島さんは横須賀生まれ。
お父さんが京急の運転士だったという飯島さんの「京急との思い出」。
そして、どういう経緯でご自分も京急に入社されたかが語られます。
最前列に陣取って、食い入るように聞いているお子さんにも話し掛けながら。
続いて、上大岡駅での駅営業係時代のお話し。
苦労話しや失敗談など、実に興味深いですね。
「仕事の上でイヤなことがあっても、相手のせいにせず、まずは自分自身に原因があるのではないかと考える」と。
一言一言に、飯島さんの謙虚なお人柄がにじみ出ています。
飯島さんは、駅員さんを2年ほど務められた後、車掌さんになられました。
「本当はこんなことを言ってはいけないのですが…」と、ここでしか聞けないお話しを。
ここに書けないのが残念です。
様々な業務を経て、ついに広報に。
ここから、「広報とは何か」というお話しに入ります。
飯島さんにとって、「鉄道ファンは大変ありがたい存在」だそうです。
話しは変わって、「京急イエローハッピートレイン」について。
ここで、客席に向かってミニ・クイズが。
飯島さんと池口さんだけではなく、お客様も参加出来るというのがいいですね。
さて、「京急は昔から観光輸送(特に、海水浴客)に力を入れています」というところから、企画切符のお話しへ。
京急の企画切符と言えば、「みさきまぐろきっぷ」ですね。
更に、京急ファインテックの一般開放について。
お話しはどんどん発展して行きます。
トークに合わせて、会場前方には画像がポンポンと映し出されます。
それを見ながら、飯島さんは「よくこんな画像が用意されていましたねえ」と感心なさっていました。
旧1000形から新1000形へと、京急で最大勢力を誇る1000形のお話し。
京急は何故速いのか。
輸送力増強のための品川駅改良のお話しと、飯島さんのお話しは尽きません。
池口さんがどんな質問を投げ掛けても、それに対して、間髪を入れずにお答えが返って来ます。
しかも、どんどん切り口を変えて。
さすが「京急博士」ですね。
トークは白熱し、予定時間を大幅に超えています。
それでも、会場内の緊張は全く途切れません。
素晴らしいトークです。
メモを取りながら熱心に聴いている方もいらっしゃいました。
京急本社移転のお話し。
「飯島さんが一番好きな車両は何か」というところから、各車両の紹介へ。
非常に盛り沢山で中身の濃い1時間半でした。
お二人のトーク終了後は質疑応答へ。
会場の京急ファンの方々から幾つもの質問が飛び出し、それに対して、飯島さんが一つ一つ丁寧にお答えになります。
大変活発な交流の時間になりました。
お帰りのお客様に、飯島さんからの特製クリアファイルというお土産が配られます。
トークショーが終わった後も、記念撮影に応じたり、個人的にご挨拶をされたい方にご対応なさったりと、ファンの方をとても大切にされている飯島さんのお姿が印象的でした。
「飯島さん、飯島さん」と慕って来るお子様を、ものすごく可愛がられる飯島さんも微笑ましかったです。
この子もきっと、将来は立派な京急ファンになるでしょう。
ご参加下さいましたお客様、飯島さん、池口さん、有隣堂本店さん、本当にありがとうございました。
当日参加出来なかった方も、有隣堂さんを始め、全国の書店さんで引き続き『京浜急行電鉄完全データDVD BOOK』が販売されていますので、ぜひお買い求め下さい。
今後も、弊社では様々なイベントを企画しておりますので、どうぞよろしくお願いします。